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経ヶ峰痔鎮祭 後編 〜黄金の乳首〜

Posted by yukon780 on 15.2012 経ヶ峰/三重 0 comments 0 trackback
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標高800m付近の避難小屋。

外は土砂降りで陰鬱な空気が張りつめる。


薄暗い祭殿の中で神へのお供え物を作る男達。

ついに彼らは痔鎮祭の時を迎えた。


ここまで気楽な宴会気分で登って来た彼らに神は数々の試練を課して来た。

台風によるワイルド登山道、テクノ化を皮切りに親父狩りに遭う者、寒風と横殴りの雨、ゲリM on ゲリ道。

そして買って一ヶ月の一眼レフカメラの死。


そんな数々の神の試練の末辿り着いた痔鎮祭会場。

今回はそんな神聖な儀式を追った真面目なドキュメントです。


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僕は向井理の死を受け入れて失意の中頂上を後にする。

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荒れ狂う外の世界と、悲しみに沈む心の世界。

一筋の希望の光も見い出せない。

もはやこうなったら割り切って宴会に全神経を注いでくれる。




やがて僕が先頭で避難小屋に到着。

もちろんカメラは死んでいるので写真は無い。


ガラリと扉を開けてビクッとする僕。

何と誰もいないと思われた避難小屋には1組の老夫婦が。


僕もビックリしたが向こうもかなりビックリしていた。

お互いに「何故こんな雨の日に登って来たんだ?」というお互い様の目で見つめあう。

この老夫婦が油断して全裸で営業中じゃなかった事が救いだ。


そんな老夫婦の静かな小屋のひと時を切り裂くように、続々と入店して来るずぶ濡れの男達。

静かで平和だった小屋の中は瞬く間に「部室的」な妖気に包まれた。



風雨から解放されて笑顔の男達。

しかしただ一人カメラを手にテンション急降下中の男の姿。

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オギKもビール片手に実に気の毒そうな表情だ。

ちびまる子ちゃんなら大量の縦線が頭上に現れた事だろう。


記念写真も極めて覇気が無く、放心状態。

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これが今の僕に出来る精一杯の笑顔だ。


早速鍋の準備に入る。

老夫婦が「せっかくだから鍋を少し頂いてから帰ろうかな」と言うので、早く作らなければと妙に焦る。

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そしてわざわざ僕が担ぎ上げて来たこのかさ張るガスコンロと鍋。

実は、なんと小屋に普通に「ガスコンロと鍋」が常設してあった事が発覚。

僕は実に無駄に大きなものを担ぎ上げて来たようで、心の空しさにさらに拍車がかかる。



今回チョイスされた鍋の元は「赤から鍋〜3辛〜」。

毒をもって毒を制すの法で、激辛をもって痔を制すというショック療法。

これは実に勇気がいるノーガード戦法だ。

このくらいの意気込みが無ければ痔鎮祭は成功しない。

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しかもこの半笑い気味で鍋に赤からを投入しているオギK。

奴も何気に痔主さん。

彼もアゴ割れMと僕と同様に、チームGのメンバー。

携帯の電波も届かない山小屋だが、我々3人の3G回線はいつだってバリ3だ。


そして細かい事は気にせずに男らしく食材の直切り投入だ。

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食材を洗うなどという軟弱な思考回路は持ち合わせてはいない。

ドブネズミにはドブネズミなりの味わい方があるのだ。


さあ、いよいよ準備が整った。

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ついに待ちきれなかった老夫婦は去って行ってしまったが、ここからは神聖な時間なのでちょうど良かったのかもしれない。


そして次々と神への食材が追加され、

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我々は必死の思いで、酒という名の聖水を体内に押し込み祈りを捧げる。

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正直誰一人酒なんて飲みたくないんだが、アゴ割れMのイボを鎮めるためには仕方が無い事だ。

あくまでも伝統ある痔鎮祭の祭礼に則って、仕方なく鍋を食らい酒を流し込んで行くメンバー達。



そろそろ気付いているだろうから、いい加減はっきり言ってしまおう。

正直なんでも良かったんだ。

乾杯する時なんて、前日が誕生日だったビビるSに「誕生日オメデトー!」だなんて言っちゃって、誰も痔鎮祈願なんて事思ってなかったし。

別にアゴ割れMのイボが出ようが出まいがどうでも良いのだ。

ただ口実が欲しかっただけなのだ。

ただ単に酒が飲みたかっただけなのよ。



次々とビールの缶が空き、酔いが回る男達。

もう鍋も何鍋なのか分からない状態に進化して来ている。

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ウインナーがケツのシワから大量に飛び出しているように見えるので、今後「血まみれイボ痔鍋〜3辛〜」と名付けよう。

血と痔と3を略して「チヂミ鍋」と称してもいいだろう。


こんな事をしてる間に、外はさらなる土砂降り模様。

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そんな中、まるで「先輩に急に呼び出された大学1年生」みたいに正座しているのは僕だ。

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実は僕のジャケットが度重なる「間違った洗濯法」により著しくその撥水効果を失っていた。

その結果、びしょ濡れになった中の服が冷えて強烈な寒さに打震えているのだ。


もはや目もうつろにひたすら寒さに向き合う一人の男。

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手前のオギKはアホなのか変態なのか、何故かTシャツ1枚で「心地いい」などと言っている。

のんきにツマミを食うTシャツ男と寒さでうろつき始める男。

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この写真は、チーム1の稼ぎ頭オギKとチーム1の低収入男の僕をを如実に物語っている1枚となった。


そしてついに我慢できなくなった極寒野郎が走り出す。

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渾身のセルフヒート機能を発動。

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体は温まるが、みるみる酒が嫌な感じで体中を駆け回る。

その一方で常夏Tシャツ野郎が矢作C相手にキャバクラ並の愚行を繰り返す。

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次第にたちが悪くなり、周辺にまで危害を及ぼし始めるオギK。


さらに一方では、黙々と酒を飲み続ける渋い男アゴ割れM。

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もはや誰も彼の痔鎮祈願をしなくなり、ついに一人で相棒(イボ)と語り始めたのか?

その姿の実に男らしいこと。

もはや日本酒のポスターかと思うほどの渋さだ。

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こうしてアゴ割れMは一人で痔鎮祭を完成させたのだ。



ひたすら狭い小屋の中を走り続ける男。

周りに絡みだしたTシャツ1枚の男。

ひたすら痔問痔答を繰り返す辛口一献男。


避難小屋は瞬く間に混沌とした熱気に包まれた。

ついにはオギKによって鍋の残り汁に大量の焼酎が投入された。

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その奇妙な酒をすする姿はもはや妖怪にしか見えない。

こうしておぞましすぎる避難小屋での宴会が幕を閉じた。



片付けをして、出発の頃には見事に雨足はエスカレート。

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しかし真ん中の男だけ異常にハイテンションだ。


ここからの下山は誰も写真を撮ってない。

そこで展開されたのは、あちらこちらで足を滑らせて右往左往する酔っぱらいの姿。

たちまち新橋のガードレール下へと姿を変えた経ヶ峰。


たち悪くのしかかって方々にちょっかいを出し始めるオギK。

その鬱陶しさから走って逃げる僕とアゴ割れMとビビるS。


やがては男達の熱い議論が始まる。

「中森明菜はセクシーか否か?」「WinkはともかくBaBeで言えばどちらが好みか?」「毎度お騒がせしますの勃起音についての考察」「ギルガメッシュナイトはやはり憂木瞳だろう」etc...

80年代を生きた男達の白熱した討論を展開しながらの下山。


後半は延々と「ファッションモ〜ンスタ〜」と連呼して歌い続けるオギK。

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その鬱陶しさに後方でグッタリした笑みを浮かべているのは、いつまでも頭からカメラの故障が抜けて行かないブルーな男。


やがてゴール地点到達。

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オギKが終始ハイテンションをキープしていた事がよく分かる。

想像以上に宴会が長引いて、もうすっかり暗くなっております。


こうして壮絶な痔鎮祭は幕を閉じた。

もはや舞台が山だっただけの話で、ただの宴会の模様をお送りしました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その後、鈴鹿の温泉へ。

僕の当初の予定では、この後四日市市に移動してみんなでボルダリングジムに行って最後の筋肉破壊を楽しもうという計画だった。

しかし想像以上に宴会時間が長引いた事と、こんな酔っぱらいの状態でジムには行けないだろうという大人の判断。

ここは大人しく「宴会」するのがデキる男の過ごし方だ。

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結局ただ単に昼からずっと宴会をしましたという一日。

何も生み出さず、誰の役にも立たない30代後半の憐れな男達の一日。

楽しかったのかと問われれば楽しかったが、僕の場合失ったものの方が大きかった気もしたりしなかったり。


そして背中に黄金に輝く鍋を背負ったマゾ仙人が帰りの電車に乗り込む。

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まるで背中に巨大な黄金の乳首が生えたかのようなその後ろ姿。

前日に嫁に「この乳首野郎!」と罵倒された男が、翌日には立派な「黄金の乳首野郎」に成長して帰宅する。

彼女はこうなる事を予言していたのだろうか?


さらにその後、男は電車の乗り換えに失敗して名古屋まで延々と各駅停車の普通電車に揺られる事になる。

もの凄い時間をかけてこの姿のまま大都会名古屋駅。

背中から乳首を生やしたブルーな男はトボトボと岐阜行きのホームを目指して消えて行く。




その後。

アゴ割れMのイボが沈静化したかどうかの噂は未だに聞こえて来ない。



経ヶ峰痔鎮祭 〜完〜



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経ヶ峰痔鎮祭 前編 〜山頂ハートブレイク〜

Posted by yukon780 on 14.2012 経ヶ峰/三重 0 comments 0 trackback
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とある情報が駆け巡った。

情報源はチーム・マサカズのアゴ割れMだ。



彼はこの数日、ケツからイボが激しく流出し相当な痛みに苦しめられているというのだ。

痔主の彼はひとたびイボが飛び出すと、シッポを握られた悟空のようにその元気を失ってしまう。


そんなアゴ割れMのピンチにチーム・マサカズの全メンバーが立ち上がった。

アゴ割れMの「痔鎮祭」の為に魂の集結。

総員が結集するのは、あの「雨の修行登山」となった多度山以来の快挙だ。(参考記事


そして今回も見事に「間違いなく雨が降る」という天気予報にも関わらず集まって来た男達。

いつものように皆家族から「なぜ雨が降ると分かってて山に登るのか?」という疑問を浴びせられながらの覚悟の集結だ。



選んだ山は三重県の「経ヶ峰」。

この山の山頂にはありがたいお経が埋まっているという伝説のある山で、痔鎮祭にはもってこいの山だ。


そしてこの山の山頂付近にある避難小屋がとても素晴らしいという情報。

今回は山頂まで食材と酒を担ぎ上げて、その避難小屋で神に痔鎮祈願の奉納鍋を作る事が目的。

あくまでも目的は痔鎮祈願であり、決して「宴会目的」の浮ついた理由ではない。

雨が降って行き場を失くして宴会に切り替えたなどという軟派な話と混同されては困るのだ。


これは熱い友情が織りなす男達の戦い。

もはや目的が登山ではなくなってしまったチームの乱行の模様を振り返って行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


JR亀山駅に降り立った6人の戦士達。

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前列左側で踏ん張ってイボを出している男がアゴ割れMで、その右がかつてアゴ割れMによる台湾被害に遭った矢作C。

後列左から乳首野郎の僕(前回記事参照)、最近はビビる大木よりも中尾彬になってきたビビるS(抱えているのは送迎に来ていた息子のTKT)、そして失踪マニアのオギKとゲゲゲのゲリM。

チーム・マサカズのフルメンバーが揃い踏みだ。

わざわざ電車で来たのはたらふく酒を飲む気満々という気がするが、ここではその辺りには触れずにおく。


今回、チームで「英雄」と呼ばれる役を買って出たのは矢作C。

英雄とは酒を飲まず車の運転に徹する勇ましい勇者の事をさす。

我々は英雄のハイエースでマックスバリューに移動し、神に捧げる酒と食材を購入。

買い物が終わる頃にはすっかり土砂降りになっていた。

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マックスバリューに現れた怪しさマックスのマゾ軍団。

苦しみは安売りするが、一切楽しさが売っていないという魅惑のスーパーマーケット。

それがチーム・マサカズの営業方針だ。



登山口に到着。

当たり前だが見上げる先に見えるはずの山頂は見えない。

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晴れた日はみるみる雲に包まれる男達だが、やはり雨の日はあくまでも雨だ。

そして降りしきる雨の中、カッパアイドルグループの記念撮影。

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一見上野クリニックの包茎広告のようだが、雨が降ってるからしょうがない。


歩き出してすぐの場所でボール型の宇宙船でサイヤ人が落ちて来た跡のような場所が。

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この経ヶ峰は登山道としては非常に整備された簡単な山なんだが、台風17号の影響でかなり道が荒れていたのだ。

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その災害復旧工事が11月12日から始まるという。

この日は11月11日。

まさにマックスに荒れた状態のステージが用意されているという日に、あえて雨の中で重い荷物を背負って男達は突き進む。

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なぜか彼らの背中から「楽しさ」が一つも滲み出てないように見えるのは僕だけだろうか?

血を求めて彷徨うゾンビにしか見えない。

暗くじっとりとした世界に溶けて行き、いよいよ「これぞチーム・マサカズ」と言った情景だ。

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しばらくはしっかり舗装された林道を進んでいたが、次第に道が荒れに荒れ始める。

強烈な落石のオンパレードだ。

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ここは落石の計で殺された孫堅の事故現場なのか?(分かる人だけでよい)

この山はファミリー登山に最適なお気軽な山ではなかったのか?


そしてその荒廃ぶりは徐々にエスカレート。

ガレガレに塞がってもはや道が見えない。

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お気楽な山と思って来たが、まさかのワイルドさに立ち尽くす男達。

それでも怖じけずに歩みを止めない。

アゴ割れMのイボを鎮めたいというアツい気持ちが男達を突き動かす。

そんな皆の想いを背中に受けて勇ましく突き進むアゴ割れM。

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その神々しいまでの後ろ姿。

しかしよくよく見てみると、すでにケツから赤いイボが飛び出しちゃってるじゃないか。

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なんだ、レインカバーの袋がブラブラしてるだけか。

あんまり赤いから鮮血にまみれたイボに見えてしまったぞ、紛らわしい。

そもそもレインカバーを上下逆に付けてるからモンベルのロゴも逆さまだし、肝心の水抜き穴が上に来ちゃってるから雨が入って来て水も溜まって意味ないじゃないか。


それにしても雨がやまない。

少しでも止まっているとすぐに体が冷えて来る。

そんな我々に今度は無情にも「風」が襲いかかる。

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風を大袈裟に表現するアゴ割れMのせいで随分と嘘くさい写真になっているが、実に強烈に寒い風が横殴りの雨とともに我々を苦しめる。

もうハッキリと言ってしまうが、本日は所詮ただの「宴会」のはずだった。

しかし宴会会場までの道のりは想像以上にお寒い「余興の嵐」。

このままでは会場に着く前にココロもカラダも凍死してしまう。


しかしこの様な状況こそ我々が望む世界。

自然と笑顔がこぼれる変態達。

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この人達の嫁さんがこの姿を見たら悲しむだろうな。

彼らは立派なマゾに成長しましたよ。



やがて森は深く深くなっていき、もはやホラー映画のワンシーンのようになって来た。

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そんな中でもケツに一番の深手を負っている男が先頭を猛進して行く。

やはりイボごときでは奴の溢れ返る精力を制御する事はかなわないようだ。


ここでふと振り返ると、ついに変身する者が現れた。

前回の雨の多度山以来の矢作Cの「テクノメガネ」が炸裂。

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突如山中に現れたm-flo。

彼は瞬く間に機動力を失い急速に遅れ出す。

もちろんいつものように撮影する事を放棄してしまう従軍キャメラマン。

彼が撮影を止めてしまうと僕が写った写真が無くなるので、僕の存在もこの時点で消えてしまう。


一方で、前回の雨の多度山で矢作Cとともにm-flo化してフラフラだったゲリMが元気だ。

なんとあのいつも10ラウンド目のボクサーのように山を登るあのゲリMが走って登って行くぞ。

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今回彼はコンタクトでm-flo化を免れ、ここの所のランニング効果で随分と逞しくなっていた。

これは実に嬉しい成長だ。

でも何故かアゴ割れMが追走してしまったせいで、見事に別のルートに迷い込んで戻って来る二人。

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すごく分かり易い看板を見落とすというアゴ割れMの得意技が炸裂した瞬間だ。


そうこうしていると後方からフラフラと追いついて来た矢作C。

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もはや「たった今オヤジ狩りに遭いました」と言った風情の憐れな姿に成り果ててしまっている。

かつて運転手として「英雄」となった男の悲しき姿だ。



雨はどんどん酷くなり、すっかり登山道はゲリ道に。

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宴会がしたいだけなら普通に居酒屋に行けばいいものを。

しかしなんと言われようとこれが男のロマンだ。

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最後の急登を彷徨える亡霊のように登って行く男達。

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二匹のリアルなドラえもんが山中を彷徨う。

そして最前線にはケツからイボを出した男で、最後尾にはオヤジ狩りに遭った男。

霧も濃くなりいつ失踪し始めるか分からない男もいる。

各々が頂上に向けて最後のマゾを楽しんでいるようだ。


やがて急登を登りきると、

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山頂の展望台がうっすらと霧の中に見えて来た。

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そしてここにきて本日最大限に吹き荒れる寒風と横殴りの雨。

矢作Cが台風中継のアナウンサーの様な状態になっている。



なんという壮絶な宴会会場までの道のり。

当たり前だが、誰一人展望台に登ろうとする奴はいない。


本来登頂は目的ではなかったが、せっかくなので記念撮影。

雄大な景色をバックにとても爽やかな記念写真となった。

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記念写真というより遭難中のドブネズミ達にしか見えない。


ここで矢作Cを入れたバージョンの撮影をするべく、今度は僕が自分のカメラで撮影をする番だ。

1ヶ月前に新調したばかりの自慢の一眼レフカメラ、PENTAXのK30の出番だ。コイツ↓

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こいつのいい所はなんと言っても優れた「防塵防滴」加工。

少々の雨ならへっちゃらで、CMでも向井理がバシバシ水に濡れてアクティブに撮影していたカメラ。

なけなしのお金を9万もはたいて買ったのは、まさにこんな時のためなのだ。


まず1枚撮影。

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おや、いきなり画面が真っ黒になったぞ。

なんだ?シャッター押しても反応がないぞ。

どうした?電源入れ直しても真っ黒で動かないぞ。



う。

うそだ。

うそだろう?

うそだと言ってくれないか、向井君。



なんて事だ。

なんて事なんだ。

何度でも言おう。

なんて事だ。



この時僕がプルプル震えていたのは決して寒さだけが原因ではない。

人は感動するために山の頂上に登るという。

では今頂上で僕を包み込んでいるこの絶望感は一体何だ?


向井理とマゾ野郎では「防塵防滴」の精度に差が出るのか?

見た目の差はしょうがないとして、これではあまりにも不平等じゃないかPENTAXよ。

誰か僕の両目に防滴加工を施してくれないだろうか?

溢れ出る水が止まらないんだ。




こうして男は9万円という高い奉納金を経ヶ峰に捧げた。

たかがアゴ割れMのイボのためにとんでもない出費になった気がする。

こんな事なら山なんて行かずに、直接イボ摘出手術費用にあてた方が良かったのではないのか?


正直この時点で僕のテンションは人として最大級の落差で落ち込んでいた。

しかしまだここは通過点に過ぎない。

避難小屋での奉納鍋大会が待っている。


カメラなんてまた買えばいいじゃないか。

僕はお金では買えない友情のために動き出す。


唇を真一文字にして颯爽と避難小屋に向けて突き進む。

その表情は向井理よりも男前だった事は言うまでもない。



後編へ 〜つづく〜


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