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栂池遭難記〜狂乱のドラゴンナイト〜

Posted by yukon780 on 04.2016 栂池自然園/長野 0 comments 0 trackback
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2016年4月2日。

登山史を語る上で忘れられない一日となった。

その日の出来事は、後の世まで多くの登山家達に語り継がれて行く事になる。


それは歴史的な遭難事件だった。

今回の物語は決してフィクションではない。

実際に起きた遭難事件を元に、貴重な資料をひもといて当時の様子を振り返って行くドキュメンタリー。

今後二度とあのような悲しい事故が起きないよう、ここでしっかりと検証して行く必要がある。

それが山を生きる我々の責任なのである。


もう犠牲者は出さない。

もうあんな悲劇は繰り返さない。

だから私はどんなに反対されようと、その事件の全てを赤裸々に記す決心をした。

それが生き残った私が、星になった彼に捧ぐ事が出来る唯一のレクイエムなのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日はとても穏やかな日だった。

普段の私達ではあり得ない快晴が広がり、風も実に爽やか。

そんな中、私達はとあるスーパーに集合した。

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そしてこの穏やかな場所で、のんきにおちょぼ口で弁当食ってるこの男。

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彼こそが、この日の夜に歴史的大遭難を巻き起こす事になるジョンボーA(37)。

この時は後に自分が星になってしまうなんて想像だにしていない様子。

友人のパパラッチKは、「あの時はいつものようにアホ面でメシ食ってました。まさかあんなことになるなんて...」と涙を堪えて当時を振り返る。


もちろん自分の身に大惨事が起こってしまうなんて微塵も思っていない彼は、出発前の段階で黒くて長い乳首を立てて得意げにコリコリして浮かれていた。

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彼の大先輩である白馬在住のハッポーNさんは、「まさかこの時の乳首コリコリが、後に我が身に災いとなって降り掛かろうとは想像もしていなかったわ。」と当時を振り返る。


ともあれこの10名にも及ぶ大遠征隊は、夜に大遭難が待っているなんて考えもせずに浮かれて出発記念写真。

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左上で陽気にピースしている彼の姿が、今となっては涙を誘ってしまう。

ちなみに当時の遠征メンバーは左下から順に以下の通りである。

■低血圧Mちゃん・・・松本移住が成功し新居にバルサン炊きに来たついでに参加。
■ハッポーNさん・・・快晴祈願のためにハードな口唇ヘルペスをこさえての参戦。
■(アドベンチャーM改め)ブチ切れ姫・・・京都から参加の最年少舌打ち担当。
■ゲロッパ田沢・・・大金払ってジム行ってリバウンド。ビックリ人間枠で参加。
■ツリキチ吞平・・・足がツリ出したら右に出る者なし&いびき担当として参加。
■ビビるS・・・山を居酒屋としか思っていない酒池肉林担当としての参戦。
■ヒューイさん・・・拳王の部下として風のコントロールを一手に担う風使い。
■ジョンボーA・・・今回の遭難者。亡骸は今も栂池自然園に眠っている。
■小木K・・・巻き込まれた二重遭難者。だが被害者でもあり加害者でもある。
■パパラッチK・・・永遠の未婚枠にて参加。日常生活中から遭難している。


中でも今回、早速背中に白菜を背負わされてチームの洗礼を浴びているこの現役JDのブチ切れ姫。

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彼女はまだウブな身なのに、後々ディープな遭難の被害者となることになる。

後のインタビューでも、彼女は「チッ...あの遭難の事は思い出したくない!」と怒りをあらわにしていた。

しかしこの時はまだいつもの大人しい人見知り姫なのである。


純粋な彼女をそこまで追い込む事になるジョンボーAは、ゴンドラで移動中も取り外し式の乳首(アクションカム)をこねくりまわしてまだまだ余裕の表情。

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この二人が並ぶと、実にコアなハメ撮り撮影班に見えてしまうのは何故なのか?

しかもその隣には、大金を出してパーソナルジムに通ったおかげで、こんなにもバキバキなボディになってしまった男の姿も。

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しばらく見ない間に随分体のラインもシュッとして、腹筋も割れに割れている。

彼のパーソナルジム生活も残す所あと半月。

これはこれでとんでもない大遭難の予感がしてならない。


しかし、外はそんな彼らも爽やかに見えてしまうほどの好天。

その中を、同じようなザックと身長の白菜ガールとバケットガールが突き進む。

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この先に地獄が待っているなんて思ってない二人。

ブチ切れ姫はもちろん、後方を進む低血圧Mちゃんも今夜の遭難に激しく巻き込まれる運命。

後に彼女は泣きながら、「シラフと書いて地獄と読むんです...」と当時を振り返った。

ある意味で今回の一番の被害者は彼女なのかもしれない。


一方、今回二年ぶりに遠征隊に選抜されたのは風のヒューイさん。

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彼女は二年前、あの伝説の「ジャギ谷事変」の首謀者だった。

当時ジャギと名乗っていたジョンボーAのテントを突風で谷底に葬り、現場を風で荒らすだけ荒らして途中で消えて行った彼女。

その時の貴重な映像資料が残っている。



さすがに当時はやり過ぎたと反省したのか、今回はラオウから「風をセーブせよ」という命を受けて無風状態をキープ。

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後続の遠征隊も、ヒューイの後ろにぴったり張り付いてスリップストリーム状態で順調な歩行を続ける。

しかしそんなヒューイの力ですら、夜の遭難は止められなかった。

後のインタビューでは、「非常に迷惑でしたね。次会ったらあの男ごとテントを谷底に吹き飛ばします。」とにこやかに語ってくれた。


そんなヒューイの活躍で、去年同様の見事な無風快晴状態を保つ栂池自然園。

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しかし足元はズクズクで、一歩一歩が結構な感じで足を取られて歩きにくいのなんの。

小木Kあたりは「誰だ?楽勝だからワカンもスノーシューもいらないなんて言った奴は!」と愚痴が止まらない。

もちろんそんなズサンな提案をしたのは、この真っ先に足を取られてデカケツを突き出して転倒しているゲロッパ田沢。

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後にリバウンド王として名を轟かす彼だが、これでも一応彼はまだジム通い中。

その割には明らかに体力まで落ちており、一人だけ「ハアッ!ハアッ!グゥッ!」と呼吸が荒すぎる。

彼は何故15万円もかけて、太って体力まで低下させたのか?


もちろんそれは今日の快晴無風のための代償。

しかも彼は会社の成績不振により、大幅な大減俸を言い渡されたばかり。

「晴れた無風の日に雪のテーブルでメシを食う」

たったそれだけのためにしては、いささか犠牲が大きすぎた気がしてならない。


しかしその甲斐もあって、順調に去年と同じ会場に到達した遠征隊。

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早速林間にテント村を設置し、

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雪のテーブルもこさえて、いざ宴会準備万端。

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もうあとは無心になって浮かれ倒すのみ。

漢たちも、その瞬間を前に「やってやるぞ」と意気盛んな様子。

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周りを見渡せば、この大絶景の嵐。

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最高の居酒屋だ。

この時は誰もが確信していた。

今回は何事もなく、ただただ平和な夜が過ぎて行く事を。

ここからは大人のダンディズムを味わう、優雅なひとときが始まってしまうのだと。

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しかしこの数時間後に登山史に残る大惨事が起きようとは思いもよらない。

今になってその惨事の張本人となる男をよくよく見てみると、どこかしら顔に死相が浮かんでいる気もする。

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やがてこのヒゲ面が狂気の凶器となって遠征隊に絶望を与える事になるとは。

横で美味しそうにビール飲んでるラオウも、後に「この時にタイムスリップ出来たら即座にあの男の命を奪ったものを」と悔やんでも悔やみきれない様子だ。


しかし宴会準備はにこやかに進められて行く。

ラオウも自らの闘気で鍋のお湯を沸騰させて、着々と準備を進めて行く。

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今回のディナーはオシャレに「ミルフィーユ鍋」と「チーズフォンデュ」。

我々ももう良い歳なので、おいしい料理に舌鼓を打ちつつ「しっとり」と飲みたいのである。


やがて準備も整って乾杯。

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燦々と降り注ぐ陽光の下、非常に爽やかなる立ち上がり。

わんぱくな男達が、我も我もとミルフィーユ鍋に群がる。

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そこから1時間ほど穏やかなトークが続き、会場は平和そのもの。

しかし早い段階で飲みスイッチが入ったのは、酒池肉林担当のビビるS。

彼は「イエローミシュランマン」と化して、どんなに寒くなっても今夜はとことん飲むぞと決意表明。

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そしてアンパンの頭をダウンに埋めて、「もう俺はここから動かん」と固い決意。

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それにつられてパパラッチKもガンガン飲んで陽気にクズトーーク。

それを見たツリキチは、脇腹をツッたのか手を挙げて体を伸ばす。

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するとその隣の小木Kがワイン飲み干してチャンポン開始。

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早くも悪酔いポールポジションについた小木Kが、ここで挨拶替わりのベーコンクラッシュ。

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しかも自分でぶちまけておいて雪の上にそのままにしておくという横暴さ。

いよいよエンジンがかかって来た戦士達。


そんな中、あの男だけは今にも「おふくろさん」を歌い出しそうなこの切ない表情。

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しかしよく見ると股間を抑えて悶えている。

そう。

普段こういう時あまり酒を飲まない彼は、いつもなら暴走を始めるメンバーの鎮静役。

しかし今日の彼はひと味違い、「今日の僕は飲みますよ。」とやる気宣言。

結果、酔いが回って気持ちよくなり、好みの男の物色し始めたのである。


運命の大遭難。

その時は刻一刻と遠征隊に忍び寄っているのである。


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何時間が経った事だろう。

昼の3時から飲み続け、やがて夜が来た。


実はこの時、翌週に誕生日を迎えるブチ切れ姫のためにサプライズバースデーケーキが登場した。

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長野名物「御柱祭ロールケーキ」にロウソクをぶっ刺した、ナイスミドル達からの小粋なケーキに感激するブチ切れ姫。

おっさんたちの野太いバースデーソングの後、「何歳になった?」「23歳!」という何でもないやり取りだけで笑いが止まらないほど酩酊者が続出。

そしてこの深海魚のような小木Kが、ブチ切れ姫の関西弁をいじりまくる。

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するとさっきまで笑顔だったのに、「バカにしてるんですか?」とブチ切れるブチ切れ姫。

そしてそんなブチ切れ姫を撮影すれば、「何撮っとんのじゃ!」とブチ切れるブチ切れ姫。

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そんな23歳のブチ切れプレイに、ヤンヤヤンヤの喜び喝采を上げる40代の男達。

そしてこのブチ切れを合図に、ついに「栂池大遭難」の幕が切って落とされたのである。


すっかり酒という大雪崩に飲み込まれたジョンボーA。

すかさずブチ切れ姫の背後に回り、14も歳の離れたガールにセクハラマッサージスタート。

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すっかり前屈みになりながら、時折耳元で「どうなの?いいの?どうなの?」と囁く吉兆女将プレイ。

そして両刀使いの彼は、その後は男達をたらい回しになでまわす。

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すると彼は見事に大遭難を開始。

ずっと目を付けていた男の元に達すると、暗闇に乗じて溢れんばかりの思いを具現化し始めたのである。

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ヒゲ面の男に揉みしだかれて行くうまい棒の男。

目の前で繰り広げられる、絵に描いたような遭難に声も出ないメンバー達。

すかさずパパラッチKが助けに入るが、結局二重遭難に巻き込まれてしまう。

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こうなったらもうその身を彼に預けるほか生還の道はなし。

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パパラッチKは屈辱にまみれながらも、彼を受け入れて生き残る道を選んだ。

そして逃げ後れた低血圧Mちゃんも捕まり、体をこすられて血行を良くされてしまう。

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この遠征隊で唯一酒を飲めない彼女は、なんとこの大惨事に「シラフ」のまま突入するという非常事態。

しかも彼女は先週も「モンゴルの洗礼」を受けてシラフのまま地獄絵図に放り込まれている。

彼女にとってこの遭難は二週連続の生き地獄。

いますぐにでもバルサンを炊いて、この酔っ払いを駆除したい気分だったことだろう。


そして史上まれに見る多重遭難の火は、ついに白馬の首領ハッポーNさんにまで及んだ。

ラオウとも呼ばれる彼に悪ふざけするという事は、死兆星を呼び込むに等しい愚行。

なのにジョンボーAは、構わずラオウの懐深く入り込んで行く。

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そしてついにラオウの胸の「死兆星」が白日の下に晒された。

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これにはラオウも「ぬうっ!お...おれは拳王!拳王は決してひざなど地につかぬ~!!」と必死で耐える。

しかしジョンボーのヒゲが首筋でチクチクするほどに、徐々に力が抜けてついに膝をついた。

恐らくこの姿を白馬にいる600人の拳王親衛隊が見たら、決して黙ってはいないだろう。


しかしその親衛隊長である風のヒューイですら、すぐさまジョンボーAのジョンボーAを背中に押しつけられて風を封じ込まれてしまう。

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19歳の立派な娘を持つ人に対して、失礼極まった究極奥義を繰り出し続けるクズ神拳の伝承者。

こうして遠征隊の全ての人がこの非人道的雪崩に巻き込まれてしまったのだ。


こうなるとこの動き出した闇の歯車は誰にも止める事が出来ない。

悩殺もみほぐしコースですっかり骨抜きにされた小木Kは、もはやジョンボーの求愛を拒否する事なんて出来やしない。

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そしてまだうら若き23歳の誕生日に、大人達の遭難模様を目の当たりにした後方のブチ切れ姫。

拡大してみると、口は笑っているが明らかに目の中全体に「軽蔑」という言葉が浮かび上がっている。

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これがこれから社会に旅立とうとする女子大生に向けた、人生の先輩からのメッセージ。

どうか我々のような立派な大人になって欲しい。

ここから多くの事を学んで欲しいのだ。

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やがて彼は成功した社会人として、先輩である僕に対してもこうアツく語る。

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成功者:「おい田沢!俺の酒が飲めねえのか!早くコップの中身開けろや!」

田沢:「でもさっきあなたに注がれた日本酒がまだなみなみと...」

成功者:「さっさと飲み干せばいいだろう!ほら早く!」

田沢:「スイマセンした!いただきます!」


これが本当に、かつて僕に対して「マジ、リスペクトしてるッス!」と言ってくれていたジョンボーAなのか?

遭難と時と酒は人をかくも変えてしまうのである。

そしてこの時点で被害者から加害者へと変貌してしまう者も現れる。

この暗闇の中で何故かサングラスをかけている小木Kである。

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この極寒の世界をうまい棒パーカーで乗り切ってる時点で立派な遭難者だが、ここからの奴の遭難っぷりも酷かった。

ここが標高2015mの山の中って事を忘れて、すっかり銀座のクラブにでもいる気分になっている様子。

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とんでもない道迷い。

そして彼らの迷走は暴走に変わり、またしてもハッポーNさんが小木KとジョンボーAに襲われた。

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こうしてハッポーNさんの口唇ヘルペスの操は、二人の男に弄ばれてしまった。

そしてこの遭難の恐怖による「吊り橋効果」なのか。

すっかりいい雰囲気のうまい棒ホモい棒コンビ。

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ついにはこのような大惨事にまで発展。

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大満足の小木Kと、恥ずかしさで顔を覆うジョンボーA。

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そしてジョンボーAは、なんとその状態のまま息を引き取ってしまった。

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これ以降、彼が目覚める事は二度となかった。

歴史的な大遭難を巻き起こした男。

彼は今、星になったのである。



そしてここからは小木Kの独壇場。

パパラッチKを巻き込んで踊り狂い遭難。

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そして斉藤和義熱唱遭難。

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さらにはブチ切れ姫も巻き込んでのももクロ遭難。

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挙げ句には、低血圧Mちゃんに「一緒のテントで寝ようよう〜。嫌わないでよ〜。」と絡み出して本気で逃げられる醜態遭難。

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終わらない狂乱の大遭難大会。

ふと見れば、暗闇の中で足をツッて死んでいるツリキチ吞ん平の死体もあったり。

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死して屍拾う者なし。

ここは生きるか死ぬかの栂池大遭難現場。


そして最初の犠牲者のジョンボーAの死体も、仲間によって回収されて運ばれて行く。

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こうしてなんとかこの迷惑野郎の納棺を完了。

そのままテントに火をつけて荼毘に付した。


しかしもう一人の迷惑野郎がまだ元気な状況。

この頃にはナオン二人を両サイドにはべらしたザギン状態に。

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そんなヒューイとブチ切れをはべらした状態で、まだしつこく「低血圧ちゃん〜。一緒のテントに〜。」と執拗にセクハラを続ける大醜態。

そんな状態で「頼むで今回のブログの記事、俺の事カッコ良く書いてくれよな。スラムダンクの仙道って事にしてくれよな。」と頼んで来るのだから恐ろしい。

もちろん私は真実を伝えるジャーナリスト。

彼は仙道ではなく、ただの外道だった事をここにしっかり記しておこう。


やがて酒と食料が尽きた遠征隊。

実に7時間以上飲み続け、遭難し続けた彼らの戦いが終わる。

それぞれが己のテントで眠りにつく。

栂池の夜空には、いつまでもツリキチのいびき声が響いていたという。


それではその夜の貴重な資料もここに添えておこう。

恐らく2,3日後には何らかの圧力によって削除されている可能性があるが、ジャーナリズムの火は消してはならない。

私は権力には屈しないのである。




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翌朝。

昨日の惨劇がウソだったかのように美しい朝がやって来た。

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しかしふとテン場に目をやってみる。

するとそこには信じがたい光景が。


なんと小木Kのテントが倒壊しているではないか!

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全くの無風の世界だったのに、一体彼の身に何が起こったのか?

一体どうやったらこんな事になるのか?

よく見ると、明らかにテントの中で人が寝ている感じ。

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この状態だと恐らく彼はテントの薄皮1枚で、マットなしでダイレクトに雪の上に寝ていると思われる。

激しい寝返りを打ったのだろうか?

夜間に暴漢に襲われたのだろうか?

それともシラフなのに数々のセクハラを受けた血圧の低い人の仕業なのだろうか?

結局なぜこうなったのかは未だに謎である。


一方で、昨日テントごと燃やしたはずのジョンボーAが生き返っていて、朝一から「昨日はほんとすみませんでした。ご迷惑おかけしました。」と謝罪しながら歩いている。

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しかも聞けば彼は昨晩激しく吐いたらしい。

今まで散々田沢の事を吐かして来た彼だが、ついに自らの追い込みによって己が吐くという新境地に到達したようだ。


凄まじい大遭難だったが、彼の生還によってなんとか一人の犠牲者も出さずに朝を迎えられた遠征隊。

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ジョンボーAも、「みなさんのラーメン、どうか僕によそわせてください。」と償いと更正の道を歩き出した模様。

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こうして力強いチームプレーで、この歴史的な大遭難を生き抜いたメンバー達。

この教訓は決して無駄にはしない。

そう決意した遠征隊は、より一層真面目に下山して行った。

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誰一人笑う事なく、沈痛な面持ちで下山。

しかしそれほど注意してても遭難の流れは止まらない。

帰りのロープウェイでは、あと少しという所でパパラッチKだけ駅に取り残されるという余計なアクシデント。

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しかも彼はチケットも失くしており、ロープウェイの係員に多大な迷惑を及ぼした。

やがて散々遠征隊メンバーを下の駅で待たせておいて、クールに帰還。

この大遭難を生き抜いた最後の一人に対し、大量に詰めかける報道陣。

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これが全国で放送され、この栂池大遭難は数日間ワイドショーをにぎわす事となった。

しかしその実体の多くは謎だった。


今回、私が遭難者の一人として筆を取ったのは、今後このような事件が起きない事を願っての事。

多分約2名の男から「頼むからあの写真は消してくれ」「あの発言はなかった事にしてくれ」という嘆願書が届く事だろう。

彼らにも生活があるから、その時は目の部分だけギリギリモザイクの処理を施す事を約束する。


真実はいつも一つ。


しかしそれを信じるか信じないかはあなた次第。



これはとある遠征隊の遭難物語。

彼らの失敗を目に焼き付けてほしい。

そして見事に生還した彼らに。


今心から拍手を送りたいのである。


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栂池遭難記 〜完〜


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いかがでしたでしょうか。

過去最低クラスの記事だった気がしてなりません。

というか、遭難中も「これどうやってブログに書いたらいいんだろう?」と思い悩んでました。

結果、全てそのまま包み隠さずに書くという英断に至りました。

後悔はしておりません。

苦情は受け付けないのであります。


それではおまけのおまとめムービー。

結局ただ晴天に浮かれて飲んだくれて帰って来ただけの回でしたが、楽しかったらそれでいいのです。

とりあえずあの痴態の過去は、もう楽しくShake it off(振り払っちゃう)しかないでしょう。


ってことで今回の曲はテイラーちゃんの「Shake it off」で。

サビをまとめると、「遊び人たちは遊び続けて、イヤな事はみんなシェイクして振り払ってやるわ。」です。

では、Let's Shake it off!(※PCじゃないと観れないかもです。)




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今回のギア

【上半身】
・ベース/ファイントラック「アクティブスキンロング」
・インナー/スマートウール「NTSミッド250クルー」
・ミドル/パタゴニア「キャプリーン3」
・アウター/パタゴニア「ナノエア」
・ビレイパーカ/パタゴニア「DASパーカ」

【下半身】
・下着/ノースフェイス「ドライショート」
・ベース/ファイントラック「アクティブスキンロング」
・インナー/スマートウール「NTSミッド250ボトム」
・ミドル/マムート「ソフテックトラバースパンツ」
・防寒/ナンガ「スーパーライトダウンパンツ」

【足】
・インナーソックス/ファイントラック「スキンメッシュソックス」
・ソックス/スマートウール「マウンテニアリング」
・予備ソックス/フィッツ「エクスペディションブーツ」
・シューズ/ノースフェイス「ヴェルトS6K」
・スパッツ/ヘリテイジ「サガルマータロングスパッツ」
・防寒/ナンガ「テントシューズロング」
・防寒/モンベル「シンプルオーバーシューズ」

【頭部】
・キャップ/マーモット「ニット帽」
・ネックウォーマー/ibex「インディークイックリンク」
・サングラス/オークリー「ピットブル」
・ゴーグル/スミス「iOX」

【手】
・インナーグローブ/ミズノ「ブレスサーモインナーニットグラブ」
・予備グローブ/モンベル「オーバー+ライナー」
・グローブ/マーシャス「エアーフュージョングローブ」

【ギア】
・トレッキングポール/ローカスギア「cp3」
・ヘッデン/ブラックダイヤモンド「ストーム」
・スコップ/bca「 B-1 EXT」
・ヒップソリ/スポーツ店「ヒップソリ」

【ザック類】
・大型ザック/グレゴリー「トリコニ60」
・カメラバッグ/パーゴワークス「フォーカスL」
・GoProセルフィー入れ/ノースフェイス「TRポールホルスター」
・ダウン類圧縮/グラナイトギア「eVent シルコンプレッサー 」
・ゴミ袋/モンベル「O.D.ガベッジバッグ」
・エマージェンシーキット
・財布/スノーピーク「山財布」

【デジ物】
・GPS時計/スント「アンビット」
・一眼カメラ/ペンタックス「K30」
・三脚/ベルボン「キューブ」
・ウェアラブル/GoPro「HERO4silver」

【住】
・テント/MSR「ツインブラザーズ」
・ペグ/MSR「ブリザードステイク×6」
・シート/デュポン「タイベックシート」
・シート/デュポン「タイベックシルバー」
・マット1/サーマレスト「リッジレスト」
・マット2/サーマレスト「ネオエアーXサーモS」
・シュラフ/ナンガ「オーロラ900DX」
・貸出シュラフ/モンベル「ULSSダウンハガー#4」
・ピロー/モンベル「U.L.コンフォートシステムピロー」
・チェア/サーマレスト「コンパックチェア」

【食】
・鍋/チームマサカズ「黄金の鍋」&おたま
・鍋台/EPI「ポットスタンド」
・風防/好日山荘「ウィンドスクリーン」
・コッヘル/エバニュー「チタンクッカーセット」
・カップ/シートゥサミット「Xシリーズ×1」
・ナイフ/オピネル「ステンレススチール#8 」
・箸/モンベル「野箸」
・水筒/サーモス「FFX-900」&「FFX-500」
・水筒/プラティパス「プラティ 2L ボトル」
・行動食、パン
・ビール×3缶、ウイスキー


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スキヤキ浮かれポンチーズ 後編〜雄叫びホモイスティックナイト〜

Posted by yukon780 on 07.2015 栂池自然園/長野 0 comments 0 trackback
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天空に輝く死兆星。

その星の下にはジャギ一匹。

今宵、彼は狼となる。

そしてこの白馬の夜に、野郎どもの喘ぎ声が溶けて行く。



過去数年にわたり、悪天候三兄妹に踏みにじられて来たジャギの快晴奥義。

今回の彼は「名もなき未婚修羅男」「光と箔に飢えるジャコウ」、そして「シャワーまみれの種モミジジイ」を味方につけてチーム・ジャギを結成。

そして悪天候三兄妹が、「片足のファルコラオウ」「瀕死風邪のトキ」「ニヤリネギガール」という追い込まれた状態の隙をついた。

その結果、見事に念願だった起死快晴の大勝利を手に入れたのだ。


そんな逆襲に成功した男は、早くも次なる野望に動き出す。

彼の本当の目的は他にあった。

この開放的な空間で、ついにチーム・ジャギの本性が炸裂するのだ。


それでは素敵な快晴スノーハイクの先に待っていた桃源郷の世界。

酒池肉林のスキヤキパーティーの模様と、ジャギの野望。

さらには2日目の奇跡の模様をしっぽりと振り返って行こう。


ちなみに今回は当時の状況を赤裸々に書いていく。

なので若干お見苦しい下ネタに眉をひそめる方もいるかもしれません。

しかし事実を伝えるジャーナリストととしては真実を余す事なく伝えるのが使命。

そう。

それもこれも、ぜんぶ雪のせいなのである。

苦情は受け付けないのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ついに桃源郷に到達した7人の血と肉と酒に飢えた浮かれポンチ達。

たかがスノーハイクなんだが、ここまで実に激しい戦いを生き抜いて来た猛者達である。

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特に左の二人の功績は偉大だ。

本来は家で寝てなきゃいけない程の病人のくせに、マゾをこじらせすぎて地獄のスノーハイクを敢行したトキ。

口の中を胃液でいっぱいにしながら、根性でこの快晴を呼び込んだ功労者。

そして村人達の明日への希望のため、シャワーまみれになりながら種モミを運んで来た種モミジジイ。

ここに到達する途中で一回息を引き取っているにも関わらず、ケンシロウの雑な種モミの扱いに堪え兼ねて墓から這い出て根性のハイクアップ。

これには多くの方から感動と賛辞をいただき、種モミジジイTシャツも飛ぶように売れたと日経トレンディが報じていたほどだ。

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そんな多くの犠牲と、チーム・ジャギの晴れ男パワーで手に入れたこの最高のステージ。

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皆が一様にこの光景にウットリと見とれてしまっている。

しかしその時。

皆が絶景に見とれている隙に、ついにジャギが野望に向けて動き出したのである。


ジャギはそっと瀕死で動けないトキの背後に回り込む。

そして突然、トキの胸に光る7つの性感帯秘孔を優しく突き始めたではないか。

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突然始まったジャギのホモイスティック神拳に動揺が隠せないトキ。

しかも三脚立てて撮影までしているではないか。

しかし抵抗しようにもトキは衰弱が著しく、挙げ句ジャギのフィンガーテクニックの強弱がテクニカルすぎて身動き一つできない。

トキはビクンビクンしながら「ひ...ひで...ぶ...あッ...」と言うのが精一杯。


最近藤原岳でケツに太い木を刺して以来新たな自分に目覚めたジャギ。

そう。

近頃ホモ説著しい彼が、ついに今「保毛尾田ジャギ男(ほもおだじゃぎお)」と化してその本性をあらわにしたのである。



やがてトキは果てた。

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保毛尾田ジャギ男のホモイスティック神拳奥義「ラブミーテンダー」にて完全に骨抜きにされたトキ。

この時点で彼はかつてないほどの体調悪化を成し遂げ、本気で吐きそうになったために「ごめん...30分くらい寝かせて....」とリアルダウン。

かつて何度もこのブログで彼のグロッキー姿をご紹介して来たが、確実に今回が一番「混じりっけなしの衰弱」である。

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せっかくこんなに晴れたのに...。

誰よりもこんな快晴に飢えていたのに...。

自分の事ながら、あまりに哀れすぎて直視できない...。



で、なんだかんだと1時間近く気を失っていたトキ。

気がつけばもうすでに皆テントを張り終えている。

保毛尾田なぞは「いつでも俺のテントの中に入って来な。“ほもてなし”の準備は整ってるぜ」と言わんばかりだ。

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あのテントの中に入ったら一体どんなほもてなしをされてしまうのか?

しかもあのテント、実はマジックミラーテントかもしれない...。

そしてやがては「マジックミラー号で徹底検証!男と男の友情は成立する!?友達関係のリアル素人アラフォー男子が日本一あったかいんだからぁ〜♪なMM号の中で二人っきりでハッスルラッセルスペシャルpart4 in白馬」というタイトルでSODから販売されたら大変な事になってしまうぞ。


とりあえずそんな保毛尾田の熱い視線を見て見ぬ振りしながら、遅れを取り戻すべくシャングリラ3を立てて行く。

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だがこの間、恐らく保毛尾田の下半身シャングリラも立てられていたはず。

隙を見せたらすぐ奴のラブミーテンダーの餌食になってしまう。

こいつは今日は気の抜けない夜になりそうだ。


一方、テントを張り終えた他の面々はついにあの作業に着手。

そう。

ずっとずっと夢見続けて来た浮かれの祭典、「雪のテーブル作り」である。

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今まではこういう場所に来ても「突風」「吹雪」「ホワイトアウト」「テント飛ばし」などでこんな事やってる場合じゃなかったし、たまに天気がよくても黒戸尾根では「理不尽な管理人による快晴下の小屋幽閉」という憂き目に遭ったりもしてきた。

しかし今日は我々を遮るものは何もない。

ここにモデルのKIKIさんがいても遜色なく溶け込みそうな、まさにランドネの世界だ。


だがこんな時でも油断は禁物。

今の我々が恐れるのは天災よりも人災。

ランドネのKIKIさんよりも、ジャギによる乱取りの危機の方が深刻。

なんとついに我慢できなくなった保毛尾田ジャギ男が、突然ジャコウのケツに棒を差し込んだではないか。

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その突然の挿入に、さすがのジャコウも「ヒウッ!」と叫んでこの表情。

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これぞホモイスティック神拳奥義「ラブストーリーは突然に」。

この出会って4秒の衝撃に、ジャコウは「もっと....もっとだ....もっと光を!もっと光おぉ〜〜う!」と絶叫。


新しい己に目覚めたジャコウは「次はこいつを頼む!もっと天帝様に響かせてくれ〜い!」と持参の響を取り出して叫ぶ。

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そういう目線で見ると、この響も強烈なアイテムに見えて来るから不思議だ。

しかも12年物だ。

というかやはりこの上に置くだけで、随分と雰囲気とオシャレ感も上がるのが雪テーブルの威力なのだ。



やがてそんなまさかなやり取りを経て、ついに悲願だった雪テーブル完成。

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一生こんな日は来ないと思っていただけに皆感慨もひとしお。

トキに至っては、たまたま目の前のコッヘルで見えないが、笑いながら吐いている。

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すごく念願の状況なんだが、一向に吐き気が止まらずにどうしても目の前の快楽に溺れきる事が出来ない。

きっと分不相応な事すると、体の内部から破壊される秘孔でも過去に打たれているのかもしれない。


それでもこの状況は病床の身をおしてまで来るに値するパラダイス。

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この自由感と幸福感と開放感。


しかし心が解放されすぎると、またあの男が疼いてしまう。

まだ乾杯前だと言うのに、保毛尾田ジャギ男がここでも強引に突っ走る。

なんと低血圧Mちゃんの円筒状のジュースを己のケツに突き刺そうとしているではないか。

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さすがのラオウも、これを見て「バ..バカな...おれが... このラオウが震えて.....」と驚きを隠せない様子。

いくら開放的になったとはいえ、それはあまりにも自己中心的だぞ保毛尾田。

しかしこれこそセルフホモイスティック神拳奥義「愛のままにわがままに僕は僕だけを傷つけたい」なのである。


だがなんとかラオウの「それはやめておけ」という説得によって踏みとどまる保毛尾田。

で、やっと落ち着いて勝利の乾杯なのである。

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保毛尾田のゴールドフィンガーアピールが気になるが、これでやっと優雅なお時間の始まり。

何気ない話から山談義、そしてジャコウの下ネタ話まで話は尽きる事がない。

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こうしてただただのんびりとステキな時間が過ぎて行くのである。

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これだよね。

白馬三山の大縦走や黒戸尾根の変態ロングプレイもいいけど、本来の僕はこういう世界に憧れて山をやっていた所もある。

こうして気の合う仲間達と大自然の中で酒飲んでくっちゃべる。

この何気ない瞬間が、きっと数年後に輝かしい思い出となってフラッシュバックする事もあるんだろう。

大人には大人の青春ってやつがあるのです。


やがて白馬岳の山頂に日が沈み出し、見事なダイヤモンド白馬が。

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これと同時に「暗い...暗いぞ...。光が...。」とジャコウの元気が薄れて行く。

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これ以降、彼はこの場所をピクリとも動かずに飲み続ける。

一方で、日が沈んで寒くなると現れる芸人が二人。

ラオウとトキの「ブラックミシュランマンズ」のお二人である。

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基本的に弟の方の見せ物は冷え性でプルプルするって事くらいだが、兄は颯爽とけん玉を取り出し「今や天をめざすおれの拳玉!とくとみせてやるわ!!」と剛のけん玉を披露。

いつもならこのけん玉を合図に空が白で埋め尽くされ、世は突風で包まれるのが常だが、この日ばかりはひたすらに静穏をキープ。

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たまんねえなあ。

これにはたまらず名もなき修羅の男も、「今日ならこのバズーカレンズでステキな嫁さんを見つけられるかもしれない」と血をたぎらせながら白馬村の独身女性達を探し続ける。

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しかし彼のお眼鏡にかなうお相手は中々見つからない。

どうしてもレンズ越しに見える、箸の持ち方とかしゃべり方とかが気になってしまうのだ。

彼は当分結婚できずに名を名乗る事が許されない独身修羅として、そしていずれはボロとなって過ごして行く事だろう。

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そんな彼が「食事だ」と言って今回の酒池肉林パーティーのために用意して来たもの。

それがこの南部鉄器製の本格すき焼き鍋なのである。

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実に体感重量3〜4キロはあろうかという、雰囲気重視でチョイスされた山向きではない重量級鍋。

持って来たのは修羅だが、ここまで担いで来たのはチームリーダーのジャギ。

そんなジャギの苦労が滲んだ鍋にスキヤキの具材が投入される。

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このすき焼き鍋の晴れ姿を見て、ここまで苦楽を共にして来た鍋との思い出が溢れて男泣きするジャギ。

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ついに始まったスキヤキ祭りに、ジャギのコーフンが止まらない。

シャッターも追いつけない高速さで具材をかき混ぜては、

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出来上がった黒毛和牛を食って「ウメッー!」と叫んで後方に吹っ飛ぶ。

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実に騒々しい男だが、これまでの彼の苦労を思えば無理もない。

散々悪天候三兄妹に好きなように弄ばれ、テントとシュラフを谷底に飛ばされたり、土砂降りの八方尾根で買ったばかりのカメラフォルダーまで奉納して白目になったりもして来た。

しかし今回念願叶って大快晴を手に入れ、ホモプレイも楽しんで黒毛和牛まで食っている。

その悦びのせいなのか、お酒の勢いも手伝ってチーム・ジャギの仲間達に過剰なほもてなしを開始。


早速彼は得意のゴールデンフィンガーで、パパラッチKの背中のGスポットを刺激し始める。

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たちまち白馬の闇に修羅の男の「あふッ..む...ふぬ〜ん」という喘ぎ声が溶けて行く。

たちまちとろけて行く修羅。

これにてもはや彼は「アア...もう女より男....結婚なんてクソ食らえ...。早く僕の大吟醸を...僕の大吟醸をー!」とホモ感染。

もはやジャギのなすがままの修羅の男。

これぞホモイスティック神拳「レット・イット・ビー」である。


その勢いのまま、保毛尾田ジャギ男は次の獲物ジャコウのもとへ。

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ソフトに、そして時に激しく背後からジャコウを快楽の花園へといざなう。

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俺は声は出さないと強がっていたジャコウも、たまらず目を閉じて「アッアッアッ〜!」と豊丸状態に。

これぞホモイスティック神拳奥義「瞳をとじて」なのである。


やがてコーフンがピークに達した保毛尾田ジャギ男は、ジャケットを脱いで乳首を見せながら二人に迫る。

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ついに出たジャギの名言。

これぞ酔った勢いでのみ発動されるという、ホモイスティック神拳奥義「ジャギの流れに身をまかせ」なのである。


と、そんなジャギ・修羅・ジャコウの「ゴリゴリボーイズ」達の余興を楽しく見ながら美味しいスキヤキとお酒に舌鼓。

まさにここは愉快な酒池肉林会場。

こんな状況でスキヤキ食えば誰だって幸せだ。

ただ一人、トキだけは「吐き気がある時には難敵」となるスキヤキに激しく苦戦。

せっかくの黒毛和牛や、パパラッチKが持って来た幻の大吟醸も全く喉を通らない。

こんな状況ですらトキはプロフェッショナルを貫き通す。

これがトキのマゾヒスティック神拳奥義「僕が僕であるために」なのである。



さあ、すっかり夜も更けて来て頭上には大量の死兆星が登場。

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月明かりが煌煌としすぎて満天の星空って感じではなかったが、それでも空どころか5m先の景色も見れない悪天候三兄妹はため息まじりでこの星空を見上げる。

そしてみんなで再び丘に登って白馬の街を見下ろす。

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この文明の光にはジャコウも興奮して、チラチラとジャギの方を見ながら「おいおい。こんな夜景見せられたらイチコロだぜ。」と呟く。

おそらく彼はジャギを誘っているのだろう。

事実、このあとトキがジャコウに「ヘッドライトで何か文字書いて」と言って撮影したら、ジャコウは大好きな光で己の心をこのように表現した。

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夜景は人の心を素直にする。

これを見たジャギは全てを察したのか、頬を赤く染めて静かに頷くだけ。

この先は大人の男の世界。

これ以上彼らの愛を詮索するのは野暮と言うものだろう。



こうして白馬の夜は更けて行く。

宴もたけなわとなり、各自それぞれが己のテントに帰って行く。

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今頃ジャコウは自分のテントの中で、ジャギが「お待たせ」とやって来るのを今か今かと待っている事だろう。

一方で修羅の男も「ちょっと待った」とばかりに、先にジャギのテントに大吟醸持って先行夜ばいを企んでいるかもしれない。

そして青春の夜はその甘美な闇を徐々に濃くして行く。

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その夜、どこで何が起きていたかは知る由もない。

ただ時折激しい雄叫びが聞こえた事だけは確かな事である。



さあ、色々あったが充実した初日が終わる。

最後の最後まで大快晴の最高の世界だった。

この調子で行けば明日が悪天候になるなんて想像する事も出来ない。


トキは思う。

今日はしっかり寝て体調を戻し、明日こそ大快晴の世界を心行くまで楽しんでやろう。

そして稜線の船越の頭までハイクアップし、ステキなご来光に包まれるのだ。

今シーズンラストの雪山登山に相応しい、最高のエンディングを迎えてやるのだと。


そして彼は眠りに落ちて行く。

時折激しい咳に苦しめられながら。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


う...

ううむ...

そろそろ朝か...


お、

なんだか昨日より調子が良さそうだ

これで今日こそ全力で晴れを楽しめるぞ


でも

なんだろう....

さっきから随分と聞き覚えのある音が聞こえるな...

シャラシャラシャラシャラシャラっていうこの音....

以前にもこの白馬で聞いた事あるようなないような......



トキは静かにテントのジッパーを開ける。

そして恐る恐る外の世界を眺めてみる。

やがてトキはプルプルと震え出す。

そして蚊の鳴くような声で呟く。

「う....うそだろう....」と。



そこにはこのような世界が展開していた。

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これは一体何事だ?

また核戦争でも起きたのか?

私はまたしても子供達とケンとユリアを守るためにシェルターの扉を閉めてしまったのか?

青空はどこだ...。

俺の青空はどこ行ったぁぁぁ!!


これを見たトキはついに「グハッ!」と血を吐いた。

その場に倒れそうなトキの背後にはハッポーNさんが。

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「泣きたくば泣くがいい。責めはせぬ。所詮これが我々の現実なのだ」と。

これに対し、わずかでも夢を見てしまったトキは全てを悟って涙する。

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そう。

これが現実。

ラオウに至っては全てを悟った顔で、後光に包まれながらしっかりとこの現実を受け入れている様子。

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さすがは悪天候神拳の長兄だ。

我らは落ち着くべき所に納まっただけの事なのである。


それにしてもなぜあの大快晴からたったの数時間でこのような大惨事になってしまったのか?

チーム・ジャギ達は何をしていたのだ?

ちゃんとモクモクの侵入に目を光らせていたのだろうか?


と思って遠方を眺めると、寒風に向かって己のブツを冷やしているジャギを発見。

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トキは「まさか!」と思い、慌ててジャコウのテントに走って行く。

するとそのテントの中から、ヘロヘロのジャコウがケツを抑えながら這い出て来たではないか。

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そして彼のテントの中を見ると、なぜかホッカイロの中身の粉が大量にぶち撒かれている。

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一体昨晩、二人の間に何が起きたのか?

これが噂に聞くジャギのホモイスティック神拳最終奥義「今夜はビート・イット」の威力なのか?

ホッカイロが破れるくらいのビートとは一体どのような....。


しかし二人は昨晩の事を何も語ろうとしない。

それどころかトキが白い絶景を見ながら飯を食っていると、

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突然ジャギが現れて、もの凄く己の股間をアピールして来るではないか。

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これでもかと突き出されたジャギの股間。

そしてトキを見る目は「次はお前だ」と言わんばかりの迫力。

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そう、これがこの悪天候の原因。

ジャギの過剰なほもてなしとご乱心によって、チーム・ジャギの足並みが乱れてその隙をモクモクさんに付け入られたのである。


でも待てよ。

ゴリゴリボーイズの三人はしょうがないとして、もう一人のチーム・ジャギメンバーの種モミジジイは何をしていたのだ?

と、思ってジジイのテントを見てみる。

するとそこには誰もが「あれ?ここ鶴舞公園だったっけ?」と言ってしまったほどのホームレスジジイがいたのである。

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種モミをぽりぽり食べながら出て来る様は、まるで「あれ、もう配給の時間かい?」とでも言い出しそうなしっくり感。

そして役所の人に「こらこらジイさん。こんなとこにテント張っちゃダメだよ」と退去させれているようなリアリティさ。

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それでも種モミが入った袋だけは大事そうに手放さない。

彼は今回種モミに執着しすぎたあまりに、晴れをキープさせる事をすっかり忘れていたようだ。


なんにしてもこれで快晴の空は遠い記憶の彼方に消え去り、全ては元通りの世界に。

辺り一面真っ白なこの世界になって、ようやくトキにも生気が戻って元気100倍。

昨日の体調不良が嘘のように、急にふんぞり返って水を得た魚のようになってしまった妖怪死に魚。

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やはり彼にはこのような白い世界が良く似合う。


結局これにて船越の頭行きは当然断念。

その後は、どうせどこ見ても白いからとのんびりとシャングリラで談笑タイム。

照れて顔を覆うジャギに、昨晩のジャコウとのチョメチョメ話を聞いてみたり、

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長老から「効果的な空き缶の拾い方」のレクチャーを受けたりもした。

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しかしいつまでもそんなどうでもいい話を聞いている場合ではない。

我々はさっさとテントを片付けて撤収準備開始。

いざ、お馴染みの白の世界の中へ出発だ。

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昨日あれだけ美しかった白馬の山々も、今やただの影絵にしか見えない。

このブログもまたモノクロ仕様に逆戻りである。


これには母の体内にいるかのように落ち着く悪天候三兄妹。

低血圧Mちゃんに至っては、フリーフォール並に血圧を急降下させて「嬉しくて泣いちゃいそう」と感激している。

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やはりネギを失った彼女は、もはや溢れ出る悪天候オーラを制御できないのだ。

今後は普通の登山でも無駄にネギを背負って行った方が彼女は好天を維持できるのかもしれない。



こうして2日目は悪天候三兄妹の圧勝に。

悲しい現実だが、百戦錬磨のこの7人は天気が悪いなら悪いなりの楽しみ方を知っている。

ここからはヒップソリで颯爽と下山を楽しんでしまおうというアクティビティタイムなのだ。

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勇猛果敢に滑り出そうとするトキとジャコウ。

それを優しく見つめる種モミジジイと名もなき修羅の男。

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しかし名もなき修羅の男の方は、よく見ると顔が真っ赤っかだぞ。

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これが昨日の日焼けのせいなのか、まだ大吟醸が残っているのか、それともジャギに妙な事をさせられて顔を赤らめているのかは分からない。

ただ一つ分かっている事は、彼は絶賛お嫁さん募集中という事だけである。


そんな視線に見つめられながら奮闘するトキとジャコウ。

しかし雪が重すぎて全然進んでいかないというまさかな予定外。

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本日のメインイベントが早くも頓挫して狼狽する二人。

必死で滑ろうとするが、体力を失うばかりでやってることはただの下山ラッセル。

そんな汗だくの二人の横を、普通に歩きの修羅の男が追い抜いて行く。

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これは一体何の茶番なのか。

ヒップソリというささやかな行事すら楽しむ事を許されないのか。


と、思っていたら、ネギという足かせを失った悪天候ガールが転がり落ちて来るではないか。

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そして最後は美しく犬神家フィニッシュ。

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さすがに悪天候時の楽しみ方を心得ている。

立ち上がった彼女は「滑れないなら転がればいいのよ」とぴしゃりと言い放つ。

それを見たラオウも「うむ!さすがは我が妹である!」と感心している。

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そう言うラオウ自身が、壮大な白に包まれて最も絵になっている。

そんな二人の兄妹に負けてられないとばかりに、トキも空身になって陽気に滑り落ちる。

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とても昨日まで嘔吐寸前にまで追い込まれてた男とは思えないほどの浮かれっぷり。

やはり彼は光のない白い世界でしか生きられない悲しき深海魚。

悪天候三兄妹に快晴なんぞ必要はないのである。


で、空身で滑って行ったトキの荷物を運ばされるのは元晴れ男のジャギ。

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2日目まで快晴を維持できなかった責任をとって、彼の大好きな重量歩荷にいそしんでもらった。

結局終わってみれば今回の彼は初日完勝、2日目惨敗のイーブン。

途中で余計なホモ行為に走らなければ、奇跡の2連勝も可能だっただけに惜しまれてならない。


一方、ここまでヘタレのふりをして虎視眈々と逆転の機会をうかがっていた者がいる。

ついに念願のバックカントリースキーのチャンスが到来した種モミジジイである。

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初日に散々置いてけぼりを食らった腹いせとばかりに、彼はドタバタしてる他のメンバーの横を颯爽と滑り抜けて行く。

ついに彼の希望の種が実る時が来たのである。


しかしその数分後。

彼は足をもつれさせて豪快に転倒した。

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やはり初日にシャワーを浴びすぎたのか、もはや滑るだけの体力が残っていなかったようだ。

そして転倒した時の勢いで、手に持っていた大事な種モミが飛んで行く。

それを必死に取り返そうとする種モミジジイ。

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しかしその想いも空しく、彼の明日(種モミ)は雪に埋もれて行く。

そしてそれを合図にするかのように、突然ドカ雪が降り出すという世紀末。

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チーム・ジャギの最後の希望であった種モミジジイの死により、悪天候三兄妹の闘気が一気に白馬に溢れかえる。

これにはジャコウもたまらず「ひゃああっ!光..光がない!ひ、光が...私の光がぁぁっ〜〜!」と断末魔の叫び。

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結局最後はこうなってしまうのね。

もう昨日の浮かれた大快晴なんて思い出す事も出来ない。


しかしこれが我らのスノーハイキング。

2日で快晴と豪雪を楽しむお得なスタイル。

要は飲んで食って浮かれられればオールオッケー。

そう。

我らはスキヤキ浮かれポンチーズ。

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死んだ種モミジジイも怨念となって奥の方に写っている。

どうか成仏して欲しい。

きっといつかこの白馬にも彼の明日は実るだろう。

悪天候三兄妹さえいなければ...。



そんなこんなで、色々あったスノーハイクは終了して駐車場へ。

そしてここで保毛尾田ジャギ男が最後の攻撃に打って出る。

それはまさに突然だった。

彼は突然低血圧Mちゃんに対し、「ねえ、パンツ見せてもらっていい?触っていい?」というセクハラ発言をしたのだ。

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男だけじゃ飽き足らず、今度は女性にまで絡み出すという暴挙。

しかも何の前触れもなく「パンツ見せて」「触らせて」はさすがにストレートすぎて引いてしまう。

こんなこと言えるのは麦わら海賊団のブルックだけだと思っていたが、まさかジャギまでもそんな変態発言するとは。


本人は慌てて「違いますよ。ズボンの方のパンツですよ。マムートの新しいパンツ履いてたからちょっと見てみたかったんですよ」とアワアワしながら言っていたが、言えば言うほど言い訳にしか聞こえない。

恐らく2日目の惨敗でやけになってしまったのだろう。

彼はついに両刀使いの変態に堕ちてしまったのである。


帰宅後ジャギの奥さんに遭遇したんだが、「今回もブログ楽しみにしてます」と言われて僕は少し胸が痛んだ。

旦那さんの悲しき性癖をこうして世界発信する羽目になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

しかし私は真実を伝えるジャーナリスト。

そしてノンフィクション作家として、この事実はしっかりと書いておく必要があったのです。


しかし彼や彼の晴れ仲間達は、今後も逞しく悪天候三兄妹に戦いを挑む事だろう。

因縁の地白馬にていつか完全試合を達成するその日まで。


ジャギ達の逆襲はまだまだ続くのである。





スキヤキ浮かれポンチーズ  〜完〜


※この作品は8割型フィクションです。
ジャギ関係者の皆様、彼は正常ですのでご安心下さい。


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それでは恒例のおまとめ動画でございます。

ジャギ、修羅、ジャコウからの苦情は受け付けませんのであしからず。



さあ、これにて今シーズンの雪山は終了。

今年は「御池岳」「藤原岳」「甲斐駒ケ岳」「栂池自然園」と4つのステージで戦った。

注目すべきは、そのどの山に置いても「登頂を果たしていない」ということ。

見事に一度も山頂に立つ事なく終わってしまった...。


まあ楽しかったから全然良い。

登頂が全てではない。

いかにマゾり、いかに浮かれられたかどうかが重要なのだ。


さあ、こっからしばらくは再びカヌー野郎に戻って川三昧。

さっさと風邪を治して清流にまみれます!

また新たなるマゾステージへ。


浮かれた初夏はもうすぐそこだ!




スキヤキ浮かれポンチーズ 前編〜逆襲のジャギ〜

Posted by yukon780 on 02.2015 栂池自然園/長野 0 comments 0 trackback
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私はついに死んでしまったのだろうか?

何度目をこすってみても、頬をつねってみても目の前の状況は変わらない。


おかしいぞ。

私の知っている空って「白」だったはず。

空が「青い」だなんて、ずっとCGの世界だと信じて来た。

青い空なんてランドネが作り出した妄想の世界だとばかり思っていた。

今まで私がお世話になった事があるのは蒼井そらだけだ。

では今目の前に広がる絶景は何なのか?

これは一体何事なのか?


そしてこの胸の中に広がって行く感情は何だ?

これが世に言う「浮かれている」という状態なのか?

こんなキモチは初めてだ。




かつて白馬という領域では絶望だけが渦巻いていた。

そこでは毎回ホワイトアウトの宴が催され、風雪に耐える者、白い絶景を前に立ち尽くす者、黄昏れる者、テントを飛ばす者などがうごめく魑魅魍魎の世界だった。

僕ははるばる5時間近くかけて白馬まで来ては、その都度真っ白な世界でワールドクラスのマゾを楽しんで来た。


しかしである。

この白馬に通い続けること実に3年。

ついに一見さんお断りの名店「白馬」が、我々を快晴で受け入れてくれる時が来たのである。


そんなスペシャルな2DAYS。

快晴とスキヤキに魅入られてしまった男女7人冬物語。

目指す聖地は栂池自然園の奥地にある桃源郷。


マゾのマの字も感じさせない夢の祭典。

これは快晴慣れしていない男が快晴に包まれると一体どういう事になってしまうのかというドキュメンタリー。

今シーズン最後の雪山のステージ。


さあ。


いざ、夢の中へ。


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山頂なぞは目指さない。

目指すはあくまでもスキヤキと酒を暴飲暴食してやろうという酒池肉林会場。

僕が高らかに「白馬で飲もう!吐くまで飲もう!」と仲間を集った所、総勢7名の肉と酒と血に飢えた者達が集結した。

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まさに浮かれるには持って来いの大快晴である。

しかしそんな浮かれ日和の中、この写真のメンバーの中の一人だけが全く浮かれていない。

いや、むしろ浮いてしまっているその男を拡大してみよう。

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あきらかに様子がおかしい、この変質者色の覇気をまき散らすマスクマン。

もちろんこいつはあの伝説の虚弱アウトドアマン、マゾマスオである。


なんと彼は甲斐駒男塾以来実に2週間にわたって風邪をひき続けた挙げ句、全く治らないどころか悪化させて来たという悲惨な状態。

前日まで歩く事もやっとの状態で、夜中は激しい咳に苦しめられてほとんど寝ていないという仕上がり。


他のメンバーの誰よりも快晴に飢えていたこの企画の企画者ご本人。

その待ちに待った快晴スペシャルデーに過去最悪な体調をぶつけて来たという仕込みの妙。

もはや三脚立てるだけでふらついて、常時吐き気が止まらない。

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これぞプロの仕上がり。

正直参加してるのが不思議なくらいに追いつめられている。


こんなマゾりようがない平和な日でも、彼だけは今日もプロフェッショナルを貫き通す覚悟のようだ。

一般人であれば参加を見送って家で寝てなきゃいけない状況。

しかし彼は「意地でも遊ぶのだ」という強い意思の元で戦うプロマゾピニスト。

マゾをこじらせるにも程がある痛々しさである。


そんな己の身を犠牲にしてまで快晴を手に入れた弟に対し、「ぬうう!さすがは我が弟である!」と感心しているのは悪天候三兄妹の長兄ラオウ(ハッポーNさん)である。

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今回も「パンパンの80Lザックを背負ってスプリットボードに乗る」という異様なスタイルでの参戦。

かつてはそのはち切れんばかりの悪天候の闘気が制御できず、何度もこの白馬を白の絶望で包み込んだ世紀末覇者。

しかし彼も長兄として弟に負けてなるものかと、階段も満足に登れないほどに膝を痛めているという状況。

これにより彼はラオウから片足のファルコと化し、元斗の力で悪天候闘気を封じ込めたのだ。

しかも封じ込めた闘気が体内で強烈なリバウンドを起こし、以前会った時よりも10キロ近く増量してしまったというまさか。


そんな二人の兄の身を呈した犠牲の上に訪れた快晴。

それに対して浮かれるのは悪天候三兄妹末妹、「気圧も血圧も下り坂♡」のキャッチフレーズでお馴染みのマゾドル、低血圧Mちゃんである。

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しかし今日ばかりは兄達の活躍のおかげで、爽やかに背中にネギを背負うネギガールに。

いつもこのネギ係は次兄トキの役なんだが、ネギの匂いで吐き気が止まらなくなった彼は「そろそろこの大役を妹に譲ろう」とその想いを託したのである。

そのアツい想いを受け取った妹は「兄さんをもっとマゾらせなきゃ」と、隣でネギ臭を振り撒いて兄の吐き気を増長させる事を忘れない。

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これには兄もたまらずチェストバッグを開いて、いつでも嘔吐可能な臨戦態勢だ。


そんな三者三様な悪天候三兄妹を前に、この快晴にほくそ笑むはジャギことジョンボーA。

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かつて晴れ男として何度も悪天候三兄妹に挑んでは蹴散らされ、悔しさのあまりテントを谷底に吹き飛ばすという大技をかました男。

彼にとっても今回は絶対に負けられない快晴リベンジマッチ。

あえて無駄にクソ重い南部鉄器製のすき焼き鍋をザックインし、そこに500mlビール6缶とスキヤキの具材までパッキングするという変態ハイパー歩荷スタイルで快晴祈願だ。


そしてジャギはそれだけでは三兄妹に勝てないと踏んで、チーム・マサカズの「快晴御三家」として名を馳せる他の二人の助っ人を招集。

まずは晴れる事に関してはジャギよりも高い勝率を誇る男。

あの甲斐駒男塾を生き抜いたクールマン、パパラッチKである。

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最近カメラ持ってなかったからすっかり忘れがちだが、久々にバズーカレンズ持参のパパラッチスタイルで快晴スクープ。

とりあえずここまで北斗の拳の登場人物で例えて来たから、無理矢理彼も当てはめるとしたら「名もなき修羅の男」が適任だろう。

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常にクールな表情でマゾり続ける修羅の男。

このコマを見て分かる通り、高所になればなるほど「ヒュウウウウ...ヒュウウウウ...」と唸りながら雪山を彷徨う癖がある。

その見事な修羅っぷりゆえ、男前なのにいつまでも結婚できずに名を名乗る事を許されない。

そう。

長兄ラオウの足をもぎ取ってファルコ化させ、快晴を奪い取ったのも実はこの男の仕業なのである。

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ジャギは最強の快晴助っ人を招集したようだ。


そしてこの修羅、ジャギと共に快晴御三家を名乗るのはこの男。

かつてジャギの前に悪天候三兄妹に挑んで1ラウンドノックアウト負けを喫し、一人ベンチで黄昏れる羽目になった矢作Cである。

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前回は無理矢理バックカントリースキーをさせられた挙げ句、ホワイトアウトに巻き込まれて全く滑れなかったこの男。

今回はリベンジをかけて再びバックカントリーに執着しての再チャレンジなのである。


そんな彼は、北斗の拳でいう所の「ミスミじいさん」。

あの種モミにやたらと執着しすぎの村のジジイである。

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前回は種モミごと明日への希望をホワイトアウトに持って行かれた種モミジジイ。

今回こそはちゃんと快晴と種モミを守りきり、村人達が待つ目的地に辿り着きたい所だ。


そんな快晴御三家に、ジャギは更なる助っ人の一手を追加して万全を期す。

それがこのどっちに転ぶか分からないというMr.パルプンテ野郎。

小木Kである。

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何気にこの男もマスクをしているが、こっちはただの花粉症だから基本的に元気いっぱいである。

前回の藤原岳ですっかり雪山の魅力に取り憑かれ、今回初めて雪山テント泊に挑戦する。

いつも相棒の種モミじじいに理不尽な仕打ちをするサドピニストでもある。


そんな彼には北斗の拳でいうところの「ジャコウ」がふさわしい。

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チーム・マサカズ随一の邪(よこしま)な心を持つ男。

かつて彼が天帝の村で村人として暮らしていた時、村に侵攻してきたラオウに目をつけられ、その邪な心がいずれファルコに災いをもたらすだろうと予言された。

今がまさにそのチャンス。

ラオウの悪天候闘気がファルコ化した今こそ快晴という名の権力を奪う時。

彼は「もっと光を!もっと光をぉぉ~~!!」と叫んで意気盛んだ。



こうして悪天候三兄妹VSチーム・ジャギの晴れ男ドリームチームの対戦の図式が完成した。

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まだスタート前なのに、メンバー紹介だけでやたらと長くなってしまったぞ。

こいつは今回も長くなりそうだぜ。


さあ、いよいよ出発だ!

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ここから酒池肉林会場までは、ラオウ情報だとおよそ40分くらい。

前回の黒戸尾根のスタート時の悲壮感を思うと赤子の手をひねるようなものである。


そしてスタート直後。

過去最速の早さでヨロコビ失禁のお時間がやって来てしまったのである。

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信じられない美しさ。

これがこのブログでは絶対に書く事がないだろうと思っていたワード、世に聞く「青と白のコントラスト」ってやつか。

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かつてここいら一体は真っ白だった。

そんな中でも心眼に磨きをかけて、中二男子のようにそのモザイクの先の世界を想像したものだった。

しかしまさかここまで美しかっただなんて、見た事ないから想像できるわけがなかった。

でも今まさにその憧れ続けた白馬の秘部が、我が眼前に「これでもか」とばかりに惜しげもなくあらわになっているのである。

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一般登山者達はこんな景色を見ていたのか。

今まで山をやってない友達に、「何かお前のブログ見てても山に行こうって気が起きない。」と言わせ続けて来たが、これが本来普通の登山者の方々が楽しんでいる世界なのだ。

いつもは急登でしかニヤリとしない低血圧ネギちゃんも、この光景にはさすがにニヤリが止まらない。

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そして彼女の兄は、あまりにも快晴が似合わなくてなんだかスタジオ撮影したみたいに嘘くさい写真になってしまっている。

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どうせいつもの合成だろ?マゾコラだろ?と疑われそうだが、これは紛れも無い事実だ。

この姿を見た快晴野郎ジャギも「今回は完勝だぞ」と悪い顔でニヤリとする。

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今にも「俺の名を言ってみろ」と言い出しそうなこのドヤジャギ。

しかしそんな彼の足を引っ張る男が早くも登場。

まだスタート直後だというのに、猛烈に遅れ出す男が後方に一人。

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あれはチーム・ジャギの種モミジジイだ。

やがてやっと彼が追いついて来た時、我々は信じられない光景を目の当たりにする事になる。

まだスタートして10分も経っていないのに...

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ずぶ濡れじゃないか!

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そのあまりの遅さと発汗っぷりに、「おい!貴様!シャワー浴びてやがったな!」とジャコウに怒られる種モミジジイ。

早くもチーム・ジャギ内で仲間割れのピンチ。


しかしこれこそ、彼が前回たそがれベンチで必死で考案した快晴策。

慣れないスキー板ハイクとクソ暑いウェアを脱がないことでロンリーマゾに邁進し、ひたすら後方から快晴を祈願していたのである。

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雨が降ってないのに、実に男気溢れるずぶ濡れスタートダッシュ。

果たして彼は無事に酒池肉林会場まで種モミを運びきる事が出来るのだろうか?


だがそんな矢作Cのシャワープレイが功を奏し、いよいよ凄みを増す快晴ワールド。

ついにあのラオウの頭上に太陽の光が降り注いだのである。

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それは20年に一度あるかないかの奇跡。

ついにあのラオウも日に焼ける時が来てしまったのだ。

ラオウも「ふぬう!我が影を初めて見たぞ!」と、20年ぶりに見る自分の影に驚いている。


一方、見上げればノエビア化粧品のCMでしか見た事がない青空と飛行機の共演が展開。

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そしてまるで北欧の雪山を歩いているかのようなこのスペシャルな光景。

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とても日本にいるとは思えない絶景。

そしてこの小屋を抜けると、そこには美しすぎる雪原が広がっていた。

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もう全身の毛穴から溢れかえるヨダレが止まらない。

そのあまりの快晴&絶景に、浮かれ慣れしていない奴らは、どうしていいのか分からずあたふたと右往左往するばかり。

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だがやがて彼らの脳内で鎖に繋がれていた「浮かれ」という堕落した猛獣が、あっという間に鎖をひきちぎって全身を駆け回って行く。

そして我も我もとニヤニヤし出し、全力で浮かれ始める。

ジャコウに至っては「天帝様もお喜びだぁー!もっともっと光をー!」と絶叫。

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そして彼は「俺を撮ってくれ」と言わんばかりに先頭を突き進む。

そんな彼を撮影すれば、あのジャコウですらこの絵になる感。

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もうこうなったら誰も我々の浮かれポンチを止められる奴はいない。

我々はジャコウ様に導かれるように、「発光する帝都」こと白馬の雪原にその身を投じて行く。

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我らはスキヤキ浮かれポンチーズ。

もう青空を想像していただけのあの頃にサヨウナラ。

今、チーム・ジャギが白馬の救世主となったのである。


かつてあの晴れ妖怪松岡修造に「あいつらにだけは敵わない」と言わしめた悪天候三兄妹ですら、この惨敗状況にガックリと肩を落す。

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トキに至っては、まるでGoProで低血圧Mちゃんを盗撮しようと企む変質者的な装いになってしまうほど、この結果を受け止めきれていない。

しかし実は彼だけはこんな状況でも一切浮かれない。

いや、正確に言えば「浮かれている場合じゃないくらい体調が悪化した」と言った方が適切だ。

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よく慣れない食材を食べると食あたりを起こしてしまう人がいるように、彼は慣れない青空に対して「晴れあたり」を起こしてしまったのだ。

それによって折からの風邪による症状はさらに悪化し、吐こうと思えばリアルにいつでも吐ける状態に。

見上げればあれ程待ち望んだ大快晴だと言うのに、彼だけはずっとうつむいて景色も見ずに己の体調と向き合い続ける。

結局晴れようが距離が短かろうが、彼は状況に応じた最善のマゾに埋没して行ってしまう。

蛇の道は蛇。

マゾの道はマゾ。

その運命には抗いきれないのである。


その姿を見て勝利を確信したジャギ。

余裕が出て来たのか、最後尾でシャワーを浴び続けてヘロヘロになってる仲間の元へ。

黙々と快晴祈願をしている種モミジジイのサポートに入ったのだ。

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しかしジャギの風貌がチンピラ的なので、まるで矢作Cがオヤジ狩りに遭遇してしまっているかのような情景に見えてしまう。

まるで「オラ、おっさん。ポケットの中も見せてみろや」と迫られているようにしか見えない。

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種モミジジイも「厄介な若者に捕まっちゃったよぅ」とシマッタ顔。

それでもジジイは必死になってポケットの中の種モミを死守しようとする。

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種モミに対するアツすぎる執着心。

そして彼はその想いを胸に、村人達が待つ会場に向けて急登に突入して行く。

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この急登でいよいよ矢作Cのシャワープレイもラストスパートに入ったようだ。


そしてこの突然現れた急登に対してジャコウの文句が止まらない。

弱り切る病弱なトキに対して、「おい。お前今回はずっと平坦な道だって言ってじゃねえか。そもそも40分で着くんじゃなかったのか?もう出発してから1時間以上経ってるぜ。また騙したのか?天帝様はお怒りだぞ。」とねちっこく責めてくる。

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だがもうトキは何も答える事がない。

瀕死のトキは、もはや口を開いた瞬間に吐いてしまうからだ。

実はこの時、みんなには言ってないが一人下山して車中泊しようかと思っていたほどにギリギリの状態。

せっかくの大快晴を1ミリも楽しめていないあたり、さすが悪天候神拳史上最も華麗なマゾの使い手だと言われる男である。


そんなトキだったが、自らに究極秘孔・刹活孔を突き最後の力を振り絞って急登を突破。

しかし何度も膝をついて虫の息。

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彼はこの企画をみんなに発表する時、「お気楽なノンマゾ企画です。ノンまさかで楽しく行きましょう」と言っていた。

そして「白馬で飲もう!吐くまで飲もう!」とも言っていたのに、飲む前から吐きそうになっているというまさか。

こういう所が、彼が嫁さんに一番鬱陶しがられている所でもある。


そしてその急登の先にはやはりご褒美タイム。

再び素晴らしい絶景がお出迎えだ。

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最高だ。

体調さえ良ければ。

正直このあたりの記憶は私には無い。


そして誰よりも「箔がつく」ことに執着する男ジャコウが、「ハッポーさん。あの山行ったって言ったら箔がつくから山の名前教えて下さい」と、かつてのライバル・ファルコに教えを受けている。

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ファルコも今までは散々真っ白な風景を指差して山の解説をして来たから、今回ばかりは心眼を使わずに喜んで山名解説にいそしんでいる。


そうこうしていると、やっと酒池肉林会場へ続く急登樹林帯へ突入。

いよいよ最後の戦い。

吐くか吐かれるかの攻防戦。

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トキは何度もジャギに対し「吐いた方が楽かなあ...。どう思う?吐いた方がいいのかなあ...。」と弱々しく尋ね続ける。

かつてトキの事を「尊敬してるッス」と言っていたジャギも、もはやそんな兄を軽蔑と哀れみの表情で見ながら「どうせネタですよね?やり過ぎですよ」と冷たくディスり続ける。


一方、健康体なのに瀕死な状態の種モミジジイも急登と戦闘中。

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いよいよ溢れ出るシャワーも絶頂に達し、ジャコウも「おい!お前今度は勝手に沢登りしてやがったな!」とお怒りだ。

しかし彼は本気の限界に到達したのか声もでない。

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やがてその場で血を吐いて倒れる。

そして仲間達に言う。

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さらば種モミジジイ。

本来なんのことはないただの雪上ハイキングで、彼は健康体にも関わらず己のマゾを見事に貫いたのだ。

ある意味すごい男だ。


そして種モミを託されたケンシロウは、その大事な種モミを非常に乱雑に矢作Cの墓に撒いてしまう。

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絶対実らないって...。

ちゃんと村人に届けてあげてよ...。



さあ、そんなこんなで酒池肉林会場まであと少し。

振り返るとこんな感じ。

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40分で着くと聞いていたのに、なんと間もなく2時間が経とうとしている。

まさか我々はラオウのマゾアシストに踊らされていたのか?

そう言えばかつて彼は夏の白馬三山に挑むランボーNに対して、あえて厳冬期登山靴を貸して靴擦れさせるというマゾアシスト確信犯だった。

今回もまんまとはめられたのだ。


だが、何にしてもあと少し。

みんなが会場で待っている。

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なんて美しい会場なんだ。

まるでスイスのようで素敵すぎるよ。

本気で何度もふらつくが、これを見て最後の力を振り絞るトキ。

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ただのスノーハイクなのに、体感的にはあの黒戸尾根をも越えるしんどさ。

しかしそれでもトキは負けない。

こみ上げる胃酸を無理矢理秘孔をついて胃に押し戻す。


そしてついにゴール!

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拍手で迎えられるトキ。

この感動的な光景に、人の心を失ったジャコウですら握手を求めて来る。

それに応えようとするトキ。

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しかし次の瞬間。

彼はその握手ポーズのまま、雪上のマットに倒れ込んだ。

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会場からは「力石ッー!」というファンの悲鳴。

これにはライバルの矢吹丈こと「明日のジャコウ」も驚きを隠せない。

会場からは必死の力石コール。

やがて力石は明日のジャコウに支えられてなんとか蘇生。

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感動に包まれる後楽園ホール。

ついに悪天候三兄妹とチーム・ジャギが和解するという歴史的な瞬間が訪れたのだ。


そしてそれを祝福するかのように、白馬の山々が我々を優しく包み込む。

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まさにこの会場は桃源郷だった。

ずっとこういう場所に来たかったんだよ。

そしてその反対側に登って行けば、さらなる絶景が。

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涙が止まらない。

咳も止まらない。


白馬に通い続ける事苦節3年。

初めて目にする「白の先の世界」。

大変な回り道をして来た我々だからこそ、今この突き抜けるような感動を味わっているのである。


そして歴史的な瞬間が訪れる。

なんとあの悪天候三兄妹が、快晴に包まれて1枚の写真に納まったのである。

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かつて「我が生涯に一片の晴れなし!」と叫んだラオウも、さすがに今回は「一片の悔いなし!」と叫んで昇天。

低血圧Mちゃんも、上がらずの血圧と言われた血圧を急上昇させて喜んでいる。

トキに至っては立ったまま死んでいる。


しかしいつまでも死んでいる場合じゃない。

みんなで記念写真撮るために、トキは大急ぎでザックが置いてある場所まで駆け下りる。

するとそこで奇跡の光景を目の当たりにする事になる。

なんと死んだはずのあの種モミジジイが会場に到達しているではないか!

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彼はやりきったのだ。

無事に村人達のために種モミを運びきったのである。


そしてヘロヘロの彼はトキに支えられて皆のところへ向かう。

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そして悪天候三兄妹とチーム・ジャギの和解調印式。

今年度のピューリッツァー賞間違いなしの歴史的な1枚が撮影された。

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改めてこのブログがモノクロ設定じゃなく、フルカラーだった事を思い出させてくれる珠玉の1枚。

距離的にはほんの数キロだが、約二名だけはなんだか壮絶な戦いだった気がしてならない。

ここは山頂でも何でもないんだが、この達成感と快晴は何物にも代え難い大勝利なのである。


しかしまだ我々は新たな戦いのステージに到達しただけに過ぎない。

本来の目的はあくまでもスキヤキと酒の酒池肉林。

それは血で血を洗い、溶き卵で黒毛和牛を洗う壮絶な団体戦。

一致団結を果たした「スキヤキ浮かれポンチーズ」が、次は雪上デスマッチで黒毛和牛とにらみ合う。


そして一生果たす事は出来ないと思っていた夢。

それこそ僕がずっと「あれはランドネのねつ造だ」と言い続けて来た「雪のテーブルで飯を食う」というもの。

今、その千載一遇のチャンスが我々の目の前に展開しようとしているのである。



さあ。

二部構成にする気はさらさらなかったのに、余計なことを書きすぎてしまったためまさかの後編へ。

次回、浮かれポンチーズ達が飲んで食ってけん玉するだけの酒宴模様をお送りします。



そして運命の2日目。


さらなるまさかが浮かれたポンチーズに襲いかかる。



やはり所詮彼らは落ち着くべき所に堕ちて行くのである。






スキヤキ浮かれポンチーズ 後編へ  〜つづく〜




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