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ビッグボディ彦野とサメボーイ

Posted by yukon780 on 24.2016 城ヶ峰/岐阜 11 comments 0 trackback
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まさかのじん帯損傷から早3週間。

あれから週末は狂ったように良い天気が続いている。


カヌー野郎として、一年のうちで最もアツい5月を棒に振った私。

2年前の5月はひと月で11本の川を下ったものだったが、今年は予定外だった熊野川1本のみ。

あんなに楽しかった熊野川だったが、今となっては悔やまれる1本に。


この状況を誰にでも分かり易く例えるなら、1991年に中日の彦野がサヨナラホームランを打った時、1塁ベース上で転倒して右ひざのじん帯を断裂させて前代未聞の「サヨナラ代走」を出されてそのシーズンを棒に振った時のような感覚である。

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まさに天国から地獄。

さあこれからだ!と言った矢先のまさかだったのである。


ってことで、5月だというのに整形外科でがっつり手首を固定されてパドリング禁止令発令中。

なので今回はとりあえず、気晴らしで行った子連れ登山の記録をサクサクッと書き留めておこう。

おヒマな人だけどうぞ。


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先週末。

天気は最高潮にピーカンで、気温も上昇して川下りするには持って来いのベストコンディション。

しかし下って行くのは川ではなくテンションばかり。

Facebookの皆の楽しそうな川下りの記事と、固定された我が手首とを見てはため息が止まらない。

当時は「彦野アホだねー」なんて言っていたが、今なら彼の悔しかった無念の気持ちがよく分かる。

何事もベテランともなると少しの怪我が命取りなのだ。


かと言ってこんな最高の天気の日に大人しく自宅療養なんてしてられるか。

ってことで、「登山なら手首使わんから文句なかろう。」と再び子供を連れ出して揖斐川町の「城ヶ峰」へ。

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こーたろくんは風邪引いたので、久しぶりにりんたろくんとの二人きりのタッグ登山。

正直子供二人面倒見るのはかなりヘビーなので、これはこれでとても気楽で良い。

特に今こーたろくんのイヤイヤ期はナチス拷問級に僕を苦しめて来るから育児ノイローゼ街道まっしぐら。

こーたろくんには悪いけど、久々に静かな心で一日を過ごせるぞ。


実はこの城ヶ峰へと続く登山口には、登山関係者にとって外す事が出来ないマニアックスポットがある。

それがこの「一心寺」。

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江戸時代、槍ヶ岳や笠ヶ岳に初めて登頂して開山の祖となった播隆上人。

その播隆上人のベーステンプルとなったのがこの一心寺なのである。

そんな聖地に今、未来の日本を代表するアルピニストになるかならないかの男りんたろくんが相見える。

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彼は播隆上人に何を願ったのだろうか?

僕を立派なアルピニストにしてくださいと願をかけたのだろうか?


僕は試しに「りんちゃんは将来何になりたいんだ?」と聞いてみると、彼は思いがけない夢を静かに語った。

「僕はね。将来はサメになりたいんだ。どんなに歯が抜けてもまた生えて来るのがいいんだよね。」と。

もう彼に無理してアルピニストになって欲しいなんて言わないでおこう。

せめて人として生きて行って欲しい。



何はともあれ、聖者播隆上人へのご挨拶が済んだ所で出発。

前回の記事では「川旅の原点回帰」的な旅をした。

そこで今回も原点回帰。

せっかくこーたろくんもいない事なので、久しぶりに終始ガッツリりんたろくんを背負って登ってみようではないか。

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基本的に3歳までが快適使用限度のベビーキャリアなので、6歳の彼が入ると猛烈に異様である。

この写真をゆでたまご先生に送れば、そのまま新超人として採用されるのではないだろうか?


基本的に山歩きが嫌いな彼は(この時点で未来のアルピニストの線アウト)、担がれると途端にご機嫌になる。

昔からこのブログ読んでる人には懐かしいこの親子セットの図。

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最近こーたろくんばかり背負ってたから、この久々のズッシリ重量でマゾ心が満たされて行く。

僕も「今日は登山ではなくお父さんの特訓だ。手首が痛いからそれ以外の場所を痛くしてこの晴天をやりきるんだよ。」と説明。

りんたろくんも「僕のプリンス・カメハメ式超人トレーニングについて来れる?」とやる気満々だ。

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出だしはほのぼのした感じだが、スズメバチが乱舞して全く気が抜けないカメハメ式トレーニング。

そしてスズメバチにばかり気を取られていると、頭上から毛虫が落ちて来るという楽しいアクティビティ。

やがて筋トレには持って来いの急坂ゾーンへ。

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無風でクソ暑い中、23キロほどの重量担いでムッハムッハと自傷プレイに勤しむお父さん。

そしてある程度登りきって急坂を抜けた時。

急にりんたろくんが「あれ?三脚どっかに落としちゃったみたい。」と言うじゃない。

彼におもちゃ替わりに持たせていた三脚を途中で落としたと言うのだ。


結局頑張って登って来た急坂をまた戻って行くお父さん。

そして急坂を降りきったその時。

りんたろくんが「あ、ここにあった。僕ちゃんと持ってた。」と言うじゃない。

結局お父さんは再び急坂をムッハムッハと汗だくで登って行く羽目に。

さすがはカメハメ式トレーニング。

48の殺人マゾ技を完全マスターするのは簡単ではなさそうだ。


ある程度急坂を越えて行くと、途端に快適なトレイルとなる。

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というのも、ここは元々揖斐城というお城があった所。

城ヶ峰って名前もそっから来てるんだろう。

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本丸跡を見つつ、当時の城の防衛理論を小1に力説する歴史マニア。

もちろん将来サメになるために役に立たない情報ばかりなので、りんたろくんは右から左へと聞き流す。


やがて見晴らしの良い休憩スポットが出て来たから休憩。

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濃尾平野が見渡せる揖斐の山は、低山でも景色が開けてるから気持ちがいい。

あんまり良い感じだったから、「たまにはお父さんを景色と一緒に写真撮ってよ。」とりんたろくんに頼む。

すると何故か「じゃあキン肉マンビッグボディのポーズでそこ立ってよ。」と言うじゃない。

キン肉マンにはまりすぎなのが将来不安でしょうがないが、山で子供が喜ぶのなら父さんは何だってするぞ。

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ビッグボディにしては腹がポヨッとしてるし、手首のサポーターも乳首の起ちっぷりも痛々しい。

あのまさかのパーソナルトレーニングジム終了からずっとトレーニングは持続しているが、足と腕に筋肉がつくばかりで腹がどんどん出て来ている。

もちろん苦しい糖質制限&筋トレし続けているにもかかわらず、体重も体脂肪も現状維持をキープするばかり。

それでもこの父の偽ビッグボディでテンション上がったりんたろくんは、「回転龍尾脚!」と叫んで喜々としてラーメンマンの必殺技を連呼。

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彼とはアウトドアという共通の趣味は持てなかったが、キン肉マンを通して熱い友情が芽生えている。


そこからは新緑の気持ちいいトレイルの中、陽気にビッグボディチームの敗因について語りながら進んでいく。

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すると途端に道がジャングリーな状態に。

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生足の中年に襲いかかる草木達。

頭上の枝も容赦なくりんたろくんを急襲。

そして選んだ山がマニアックすぎたのか、誰も来ないからここからは蜘蛛の巣地獄との戦いに。


生足を傷だらけにしながらりんたろくんに枝が当たらないように動いては、顔中蜘蛛の巣だらけになって悶絶するの繰り返し。

低山ながら中々過酷なカメハメトレーニング。

りんたろくんからは「大事な息子をこんなとこ連れて来ちゃダメだよ。」とダメ出しされながらも、お父さんは根性で進んでいく。

止まってはダメだ。

止まったら今日が絶好の川下り日和だって事を思い出しちゃう。

全てを忘れて前に進め。


やがて驚くほど展望ゼロの山頂に到達。

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これでいい。

ヘタに景色が見れたら色々と遊びたくなっちゃうからね。

ここまで苦労して登って来た甲斐があったというものだ。


とは言えここは適度な広さの山頂で、親子二人でのんびりするには最適な空間。

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やたらアリだらけだったが気にしない。

今日はここで川下り欲が鎮静するまでとことんのんびりするつもりで来た。

なので、無駄に時間かけてちゃんとメシを炊くのである。

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今回はあえて燃料現地調達スタイルで、VARGOのヘキサゴンウッドストーブにて調理。

コツを掴めば強火から弱火への調節がしやすいので、炊飯には持ってこいだ。

アウトドアで唯一焚き火だけは大好きなりんたろくんも、夢中になって火をこねくりまわす。

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こねくり回しすぎて火のついた枝が僕の大事なオールウェザーブランケットに落ちて穴を開けてしまったが、今日の所は許してやろう。

のんびりとした山頂でのひととき。

怪我した時くらい、このような平和を満喫するのも良いものだ。

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僕はふいに「お父さんはなんであんなにお母さんに嫌われてるんだろう?」と相談してみる。

するとりんたろくんは、「なんかね、気持ち悪いって言ってたよ。」なーんて言うじゃない。

お父さんは「そっか...。そうだよな...。」としか言えなかったよね。


そんな悲しい事実を聞かされてる間に炊飯完了。

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夫婦生活は冷えてても、外で炊いたご飯はいつだってホカホカだ。

お米は裏切らない。

僕の事をキモいとか言わないから大好きだ。


りんたろくんも自分で炊いたごはんに、実にわんぱくなスタイルで貪りついている。

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脇にご飯抱えて食う少年って、今の時代中々見る事は出来ないだろう。

よっぽど美味しかったんだね。


メシ食ったらしばしここで昼寝して、来た道とは違う道で下山開始。

ただこの道も非常にジャングリーで、かつ大急降下なのである。

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写真では分かりにくいけど結構な下りで、落ち葉がまた滑るのなんの。

23キロの重みとこの79キロのビッグボディの重みが、一気に膝に一点集中。

常時踏ん張ってる状態だから、腿の筋肉がパツンパツンに。

しかも10歩に1回の割合で現れる蜘蛛の巣トラップ。

足元ばかりに集中してると、途端に顔は蜘蛛の巣まみれ。


しかし長年低山で戦って来たこの親子をなめないでいただきたい。

ここからは2体が1体となって戦うサタンクロススタイル。

僕が足元に集中している時は、後方からりんたろくんが三脚で蜘蛛の巣を除去して行くのである。

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まさに人馬一体の妙技。

しかしりんたろくんの蜘蛛の巣除去の精度が低すぎる。

彼は僕の眼の前以外の蜘蛛の巣を除去して行くから、結局お父さんは蜘蛛の巣まみれだったね。


やがてスパイダー急降下区間が終わると、モサモサ区間に突入。

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敏感肌のお父さんの生足が異様に痒くなっちゃったね。

それでもなんとか突破して車道へ。

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ここからは地味に普通の道を出発点目指して30分以上歩かねばならない。

こんなことなら普通にピストンで帰って行けばよかった。


とは言え、揖斐の田舎の風景の中を歩いて行くんでこれはこれで気分は良い。

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いつもはこーたろくんがワーワーなっちゃうから、久々にじっくりと親子の会話が出来た気がするよ。

たまにはじん帯も痛めてみるもんだな。


やがてスタート地点に戻ってゴール。

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りんたろ登頂記ばっかりやっていた頃を少し思い出しました。

今度はこーたろくんと二人で登ってみるかな。


で、このあと大野温泉行ってジムでトレーニングしてからプールへ。

二人して遅くまでプールで戯れたね。


しかしそれがいけなかったのか。

その日の夜から僕は喉が痛くなり始め、鼻水もズビズビに。

翌朝目覚めればりんたろくんも発熱して見事に風邪野郎に。

こーたろくんと合わせて、我が家の野郎3人はことごとくダウン。

もちろん嫁の「面倒を増やしやがって」という視線が一番痛い。



こうして僕は手首固定&風邪という状態をしっかりと作り上げた。

それが何を意味するかは察しの良い読者なら分かるはず。

そう。

今週末、ちゃっかり遊びの予定を立てちゃっているからである。


もう我慢ならない。

5月が終わってしまうのに川に行かないなんてありえない。

しかもそのステージは初の「関東」。

「友達の結婚式」という正義の剣を手に、有給もくっつけて嫁に交渉して手に入れた珠玉の3Days。

それは「二子山岩登り」「長瀞川下り」「丹沢トレラン」「結婚式」「奥多摩川下り」の怒濤の5本立て。

手首は固定したままだが、根性があればどうにかなるだろう。


結局私は安静に出来ない男。


関東に行けばどうなるものか?

危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が後悔となり

その一足がマゾとなる

迷わず行けよ

行けばわかるさ


行くぞ!

関東!


ぎゃふんと言わされてやるぜ!




ビッグボディ彦野とサメボーイ 〜完〜


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今回のギア

【上半身】
・Tシャツ/パタゴニア「メンズロゴTシャツ」

【下半身】
・下着/ノースフェイス「ドライショート」
・ショートパンツ/アークテリクス「パリセードショート」

【足】
・ソックス/ドライマックス「トレイルランニング」
・シューズ/モントレイル「バハダ」

【頭部】
・キャップ/ノースフェイス「ロゴキャップ」

【ギア】
・トレッキングポール/ローカスギア「cp3」
・敷物/ハイマウント「オールウェザーブランケット」

【ザック類】
・ベビーキャリア/モンベル「ベビーキャリア」

【デジ物】
・コンデジ/キャノン「S110」
・三脚/ベルボン「キューブ」

【食】
・ウッドストーブ/VARGO「ヘキサゴンウッドストーブ」
・コッヘル/ロータス「アルミポッド」
・ライター/ソト「ポケトーチ」
・箸/モンベル「野箸」
・シェラカップ/モンベル「チタンシェラカップ」
・米1合、サバ缶、ごはんですよ




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