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関東祝福遠征 二子山編〜はじまりはいつも雨〜

Posted by yukon780 on 03.2016 二子山/埼玉 0 comments 0 trackback
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5月末。

横浜組のサディスティック女「サケヤK」がめでたく結婚式を挙げる事と相成った。

(左が四国に行った時のサケヤK↓右はサド仲間の女優E)

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その招待状を受け取った僕は、早速水面下で裏工作に奔走。

即座にグーグルマップを立ち上げ、式場から半径数十キロ圏内の山と川を調べまくった。

もちろん遊びに行くのではない。

あくまでも彼女の結婚式に花を添えるための「余興」として行くのである。


手首はじん帯損傷で固定中だし、バッチリのタイミングで風邪も引いている。

正直ハードな事は何も出来ない状況だ。

しかしそれでも行かねばならない。

私はただただ彼女を祝福したい気持ちで一杯なのである。


そして僕は「結婚式出席」という名の光り輝く大義名分を背に、嫁との交渉のテーブルにつく。

有休を取って合計3日間という自由を得るための戦い。

それはサケヤKの幸せがかかった、決して譲れない戦いだった。


もちろん嫁の「2泊もする意味が分からない」というごもっともな反論に対し、「はるばる岐阜から来る僕に、横浜の皆さんがわざわざ名所を案内してくれるって言うんですよ。色々準備してくれてるんですよ。」と横浜組をダシにして匠の交渉術を展開。

そこから色々とゴタゴタがあったが、なんとか「そういう事なら」とOKが出た。

何故か去り際に「下半身朝青龍で上半身わんぱく相撲な体しやがって!」と謎の罵倒を食らったが、何はともあれこれでサケヤKを祝う準備は整った。


自身初の関東遠征。

どうせ行くならこの3日間で血を吐くまで関東を堪能し、そしてサケヤKを祝福しまくってみせる。


ってことで、今回のブライダルメニューは以下の通り。


◎前菜〜二子山〜:秩父の岩の殿堂に滑落の恐怖を添えて
◎スープ〜荒川〜:痛めた手首に耐えて激流長瀞川下り
◎季節の嘔吐〜塔ノ岳〜:寝不足を胃酸逆流ソースと共に
◎メイン〜結婚式〜:写らないDVDと東京焦りのポワレ
◎デザート〜奥多摩〜:大人数SPによる皇族風御岳下り


さあ、果たして最後まで倒れずに完走出来るのか?

結婚式とはご祝儀だけ包めば良いってもんじゃない。

いかに己の身を削ってその夫婦を祝えるかが重要。

いざ、今ここにユーコン流結婚式の神髄を関東人に見せつけてみせる。

そして見事にぎゃふんと言わされてやるのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


待ちに待った関東遠征1日目早朝。

埼玉県二子山の登山口。

そこでずぶ濡れになった一匹のドブネズミが確認された。

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期待を胸にはるばる7時間もかけて来た男に用意された「ウェルカム・レイン」。

しかもけっこうな本降り。

関東よ、お前もか。

出だしから小粋なおもてなしが骨身に染みる。


この時点でこのドブネズミはすでに疲労困憊。

実は彼はここに来る途中カーナビの反乱に遭い、高速道路を下ろされて甲府からハードな「山越え」でこの現場に連れて来られている。

その間、道路に飛び出して来た鹿の数は軽く10頭を越えたほどだ。

そんなこともあって、やたら時間かかった大移動な上に1時間半くらいしか仮眠が取れなかった。

40歳に突入してのオールナイトロングドライブからの不眠祭りで意識は朦朧。

そして追い打ちのウェルカム・レイン。

彼が登場一発目からうなだれているのも無理はない。


しかも風邪は治ってないし、手首もご覧の通り。

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この手でこれから岩登りをしようってんだから実に粋な男である。

しかもこんなに雨降る予報じゃ無かったから、彼が用意して来たのはレインウェアじゃなくてウィンドシェルだったりする。

なのでまだ出発前なのに早くも体がずぶ濡れとなり、みるみる体温が奪われて恍惚の表情に。

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暑いと思ってたから下は生肌半ズボンだし、どんどん体温が奪われて瞬く間に体がガタガタ震えて風邪が悪化して行く。

さすがは荒武者関東屈指の名山。

出発前から早くも大遭難の予感がプンプンだ。


僕は「もう..やめない?登山...」と言いかけたが、横浜組メンバーが僕を囲んで逃がそうとしない。

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彼らは彼らで、はるばる岐阜からやって来た西のマゾをもてなそうと必死なのだ。

一説では、彼らは政府に雇われた諜報部員だという噂もある。

伊勢志摩で開催中のサミットに合わせて、政府から「雨が降ったらオバマの機嫌を損ねる。アイツをできるだけ東の方に足止めしといてくれ。」との命を受けている可能性が高い。


そうとなれば僕もお国ために耐えねばならぬ。

自慢のプリケツを突き出しながら、この雨を一身に受けて二子山へ突入なのである。

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それにずぶ濡れになりながら追従するB旦那、B女房、バターNの3人。

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出だしから悲壮感漂う世界観。

なんせ足元はゲリ化してズルズルな上、結構な急坂のおもてなし。


ちなみにこの山の仕組みはこんな感じ。

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我々が目指す上級者コースのイラストはもはや垂直な岩稜帯。

隣の看板には「転落多し」「岩場は滑りやすく危険」と書いてある。

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そんな滑りやすく危険な岩場も、本日は雨も降って「滑りやすさ当社比50%アップ」となった状態。

正直全然この先に進みたくない。

しかし実は今年は劒岳に挑戦する予定があって、その予行演習としてこの山行を承諾した経緯がある。

この程度の山で無理だったら、劒岳なんて行くべきではないのだ。


やがて例の垂直区間の取り付きに到達。

果敢に攻め上がって行くB旦那。

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僕もその後を付いて行く。

04_20160603114536f41.jpg

しかしここで濡れた岩の上に乗った時、少しだけツルッと滑った。

その瞬間、一気に僕の得意のネガティブシンキングタイムがスタート。

「やっぱり岩が滑るじゃない。B旦那の靴は買ったばかりだからいいけど僕のは底が擦れ出している。ダメだ。何度シュミレーションしても次の一足で42パターン分の滑落シーンが想像出来てしまう。というか無理してこの先進んで行ったらもう途中で引き返すなんて無理だ。決断するなら今じゃないのか?というかちょっと前までこの山は鎖が沢山設置されてたらしいけど、あまりの不評でキレた鎖設置者が全撤去してしまったと言うじゃない。それもこれも僕を抹殺するための国の陰謀じゃないのか?そもそも今回は結婚式がメインのはず。ここで滑落してしまって、式場の僕の席だけ花瓶が置かれる事にでもなったら式をぶち壊してしまう。嫁の手前もただの横浜観光になってるから滑落死なんておかしな話だ。そんな事になったら嫁に殺される。ん?結局死ぬんじゃないか!ああ..もう!生まれて来てすみません!」

こうなったらもうアウト。

一度闇に取り付かれたらもう体が言う事を聞かない。

多少マシになって来たかと思ってたけど、全然高所恐怖症が治ってなかったのだ。


結局「やはり今日は危険すぎます。僕は生きる事を選択します!」と敗北宣言。

早くも一発目の「ギャフン!」が炸裂。

こりゃあ劒岳なんて無理っぽいぞ。


これでてっきり登山中止になるかと思いきや、そんな負け犬の遠吠えには耳を貸さないとばかりに突き進んで行く横浜組。

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一緒に撤退すると信じていたB女房に至っては、満面の喜び顔で僕を取り残して行く。

そういえば彼女は命のやり取りが大好きな突撃系マゾガールだった事をすっかり忘れていた。


ってことで僕だけ皆と別のチキンルートで山頂を目指す事に。

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チキンルートって割には不穏な気配がプンプンするが、せめて山頂に立たないと結婚式の前座としての役目を全う出来ない。

ひとりぼっちで不安だが、いざ突入である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一方、横浜組の面々は元気にファイト一発中。

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しかしこの段階でバターNも脱落してチキンコース行きに。

それでもB女房は退く事を知らず、結局夫婦だけで濡れた岩場を逞しく突き進んで行った。

サケヤKに対し「結婚とはいかなる困難も夫婦で共に乗り越えて行くものである」という、親戚のおっさんの挨拶のようなアツいメッセージが炸裂なのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その頃、夫婦でファミキャンすら乗り越えられなかった夫は、一人ずぶ濡れになって己の不甲斐なさを噛み締めながらチキンルートをゆく。

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しかもである。

失意の彼はそのままピンクテープを見失って見事に遭難して行ったのである。


道は「ほんとにこれ合ってるか?」といった様相を呈し、足元は滑る上にどんどん角度が急に。

結局不安のまま這いつくばるように這い上がって行く。

生きた心地がしないが、もう元に戻れない状況なので上に突き進むしかない。


やがて生足を傷だらけにしながら、なんとか脱出して正規ルートに達した。

今登って来た道を振り向けばこの悲惨さ。

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よくこんなズルスベの急坂を登って来たものだ。

間違いなく上級者コースよりも上級なチキンコースだった気がしてならない。

結婚式を祝うのも楽じゃない。

しかしこれが私流の余興なのである。


そんな小粋なひとマゾを堪能し、やがて山頂手前で勝ち組の夫婦に合流する負け犬。

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しばらくすると同じく「結婚出来ない負け犬」としてお馴染みのバターNもチキンコースから合流。

再び4人が揃い、やがて目の前には感動的な白い絶景が広がった。

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僕も感動で写真を撮りまくり、「やっぱ関東のホワイトはどこかスタイリッシュだなあ!」と興奮が止まらない。

僕レベルともなれば、同じ白でも違いが分かる男になってしまっているのである。


一方危険が大好きな突撃系マゾガールは、我先にと草を分けて絶壁の方へ行って「アタイを撮りな!」とばかりにこのポーズ。

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B旦那は「困ったもんだ」と呟いていたが、僕はファインダー越しに「こういう嫁が良かったなあ...」と涙が止まらない。

ひからびたサムゲタン見てキレる人より、やっぱ崖の上でガッツポーズする女性の方が見ていて落ち着く。

果たしてサケヤKはどっちのタイプの嫁になるだろうか。

多分両方だな...。


さあ、ここからは再び岩との戦いだ。

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ある意味で周りが白い絶景で助かった。

こんなとこ景色がズルムケだった日には、我がパンティーが黄金色に染められてしまう。

でも周囲はしっかり見えるから、広角のGoProだとご覧の有様に。

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もはや「あれ?ここって界王星だったけ?」と思ってしまうほどの光景。

そんな楽しい世界を、いつも通り「ひぃ!ひぃ!ふぅ〜〜」のラマーズアタックで乗り越えて行く。

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右も左も地獄。

さすがはかつてテリーマンとザ・魔雲天が死闘を繰り広げた秩父の山。

しかし僕は超人じゃないから、ここからバックドロップで転落して行くわけにはいかない。


そんなこんなで苦難を乗り越え、見事に山頂到達。

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途中で何度かギャフンと叫んだ気がするが、口ほどにも無かったぞ二子山。

さあ、これで結婚式に行くための第一段階をクリアだ。

サケヤKにも見せてやりたかったなあ。

このどこまでも広がる、山頂からの大絶景を。

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やはりウエディングには純白が良く似合う。

この景色のように、君たちの夫婦生活の未来は真っ白で希望が一杯だ。

そしてこれからはその純白を二人だけの色に染めて行くがいいさ。

岐阜の方に結婚後もずっと真っ白のままな奴がいるらしいが、君たちはくれぐれもそうならないように。


ちなみに本来なら、ここからはこんな感じの景色だったようです。(↓B旦那)

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ポーズだけは一緒だけど、同じ場所、というか同じ惑星の景色には見えない。

せっかく7時間かけて来たんだからこんな景色を見てみたかったね。

まあ叶わない夢は見ない事にしてるんでいいですけどね。

ちょっとだけ泣き崩れちゃったけど悔しくなんて無いからね。

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さあ、何気に一番不安なのはここからの下山。

登りは何とかなっても、下りでツルツルなのはリアルにキツい。

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しかしサケヤKが、我々が祝いに来てくれるのを待っている。

その思いに応えるため、再びラマーズ呼吸法でヒイヒイ言いながらの一気下山である。

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途中、痛めてない方の右手を岩にぶつけて流血してしまうチャッピーな一コマもあったが、なんとか無事下山に成功。

そしてお約束のように雨が上がると共に下山終了。

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まだ朝の10時頃なんだが、昨日の長距離移動と寝不足のせいで疲労感が凄まじい。

正直もう岐阜に帰ってしまいたい気持ちで一杯だが、まだまだ我々の祝福の炎は消えやしない。


次はこのまま移動して、関東が誇るカヌーのメッカ「長瀞(ながとろ)」へと雪崩れ込むのである。

清い体で結婚式に出るためには、この関東屈指の激流で汚れた心身を洗い流して禊ぎの儀式を完遂しなくてはならない。

老いた体には厳しいダブルヘッダーだが、これも全てサケヤKのためなのである。


で、移動中にしっかり雨は上がって景色が広がるカヌー野郎あるあるもしっかり展開。

DSC00453.jpg

こういう景色、山の上から見たかったね。


さあ、まだまだ関東遠征は序章。

結婚式に到達するまでに、まだ激流とトレランという二つの壁が我々の前に立ちふさがる。

過酷だが、やり抜くしか無い。


遊びたいわけではない。

浮かれたいわけでもない。


「とにもかくにも祝いたい」


その思いがある限り、

我らの歩みが止まる事は無いのである。





関東祝福遠征 長瀞編へ  〜つづく〜


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今回のギア

【上半身】
・ベース/ファイントラック「スキンメッシュT」
・ミドル/マムート「アタカソジッププルAF」
・アウター/ノースフェイス「コンパクトジャケット」

【下半身】
・下着/ノースフェイス「ドライショート」
・ショートパンツ/アークテリクス「パリセードショート」

【足】
・ソックス/ドライマックス「トレイルランニング」
・シューズ/ノースフェイス「レックミッドGTX」

【頭部】
・キャップ/マムート「MTR 201 Cap」

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