新春ロンリーマラソン2016

Posted by yukon780 on 05.2016 マジョガー生活 0 comments 0 trackback
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今年もやってまいりました。

毎年恒例、お正月のマゾり初め。

新春ロンリーマラソン2016の開催であります。


今年でついに4回目の開催となったこの新春行事。

「いつかはフルマラソン完走を」という目標のため、毎年走り続けては心身を粉々に破壊。

そして新年早々動けない体になって、春一番のマゾを楽しむという伝統行事。

どっちみち遊びに行けないのなら早めに体を破壊しておこうという、養子男の苦肉の新春隠し芸なのである。


2013年大会は31キロ地点でヒザが爆発して無念のリタイヤ。

2014年大会は胃腸風邪なのに無理して走って15キロ地点で朦朧リタイヤ。

2015年大会はこーたろくんの新春骨折により走る事すら出来なかった。

そして迎えた2016年大会。

僕はこの一年間の体調不良のせいで、ほぼ満足に走っていないという仕上がり。

体重も1年で5キロ以上増加し、ヒザも再び弱弱になっている。

はっきり言って完走どころか5キロも走れるのか怪しい状態だ。


そんな私の復活をかけた運試し。

今年はスケジュールの都合で31日の大晦日にトライ。

結局走ってるのは新春ではなく2015年の年末なんだけど、そこんとこはスルーでお願いします。

養子ってのは都合良く日時指定なんて出来ないんです。


それでは新春ロンリーマラソンという名の年忘れロンリーマラソン。

2016年大会の始まりであります。


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大晦日。

多くの家族が団らんのひと時を過ごすこの日。

人知れずスタートの号砲が鳴り響く。

参加者が一人きりのマラソン大会のスタートである。


男は白い息を吐きながら静かに走り始める。

実はもうこの時点で「どうせ完走なんてできない」と思っており、実は「正直今年は棄権してのんびり子供達と遊びたい」なんて思ったりしちゃったり。

しかしここでマゾらねば、縁起の良い新年は迎えられないと自分に言い聞かせて重い足取りで突き進む。


スタート地点は「新揖斐川橋」。

こんな日に限って超快晴。

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真っ白な伊吹山が「おいで」と呟き、美しき揖斐川も「遊ぼうよ」と誘って来る。

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しかし半日しか時間は貰えてないし、自分で決めちゃった事だから嫌でも走るんです。

この理屈はサドの人には理解出来ないだろう。


そして目指すはおよそ43キロ先にある「琵琶湖」。

最近10キロ走るのがアップアップな状態からすると気の遠くなる距離である。


やがて「大垣市」突入。

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さすがに走りながらなので、己撮りも自然と生首スタイルになってしまう。

ここからの区間は車だと走りやすい道。

いつも車でしか通らないから気にしてなかったが、ランニングで行くと「歩道がなかった」というまさかに直面。

それを知らずに突入して行った為、ひたすら車道を走る事に。

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自分の横1mの所を大型トラックなどがびゅんびゅん通って行く。

しかし逃げ場がないから、ひたすらダッシュしてこの区間を通り抜けるしかない。

長丁場のマラソン大会なのに、早くもスパートして体力を大消耗。

かろうじて歩道に出た時には、すでに虫の息という絶望的なスタートダッシュとなってしまった。

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ここでもいかんなく発揮されたズサンプランナーのコースミス。

しかもである。

次こそは車道を走ってなるものかと、迂回ルートを選択。

するとあれよあれよと言う間に迷路に迷い込む男。

気づいた時には、なんと「田んぼのあぜ道」を通らざるを得ない状況に。

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なんて不明瞭なマラソンコースなのか?

私は無事にこの大垣市を抜ける事が出来るのだろうか?


シューズを泥だらけにしながら田んぼを抜けると、今度は入り組んだ住宅地に吸い込まれて行く。

ここは一体どこなんだ?

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市街地ですら遭難してしまう男。

こいつは春から縁起が良いぞ。


結局グーグルさんに「OKグーグルさん。国道まで案内しておくれ」と言わざるを得ない状況に。

全く走る事に集中出来ず、距離も進んでないのに疲弊感だけが募って行く。


やがてグーグルのお導きにより、なんとか国道に復帰。

しかしここに来て、ここ一番の「伊吹おろし」が大発生。

強烈な冷たい向かい風がどどっと吹き寄せて来た。

もうプリウスの懸垂幕が吹っ飛んで行きそうなほどなのである。

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この激しすぎる向かい風で、全くペースは上がらず疲れだけが蓄積。

しかも誰よりも「お腹の冷え」に弱い僕は、みるみるお腹を冷やして体調が悪くなって行く。


だがそれも過去の経験から想定内。

そんな事もあろうかと、今シーズンの雪山ハイク用に買ったこの腹巻きが登場なのである。

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これはアクシーズクインの「スソミ」という商品で、冷える腹部分は防風素材で、汗が出る背中部分は透湿素材という優れもの。

僕がずっと「こんな腹巻きないかなあ」って言っていた、そんな腹巻きがあったのである。

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腹肉のパツパツ具合が気になる所だが、これにてなんとか腹部を冷やしてゲリ地獄行きにならずに済んだ。

余談だが、僕が喜び勇んでこの商品を買った翌日、この商品の新モデルが発売されるというまさかに見舞われた。

前期モデルの在庫品を定価でつかんでしまう辺りが、私の私たるゆえんなのである。


そんな感じで、ひたすら逆風に耐えながら根性のランニングは続く。

やがて長い大垣市を抜けると、不破郡「垂井町」に到達。

戦国好きにはたまらない、あの竹中半兵衛ゆかりの地。

ここに到達すると、ホストみたいなイケメン半兵衛殿がお出迎えである。

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戦国の名軍師のゆかりの地を、平成の名養子が駆け抜けて行く。


この地点で約15キロ。

とりあえず2014年大会の胃腸風邪だった自分は越えられた。

しかしずっとひたすら国道を走ってるから、地味で退屈な区間が延々と続く厳しい時間帯である。


やがて18キロ地点で、ついに「天下分け目の関ヶ原」に到達だ。

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あの激戦地も、いまやすっかり「天下分け麺処」になってしまってるという平和さ。

しかしここが僕にとっては生死の分け目。

この延々と続く向かい風フィーバーにすっかり疲弊してしまって、ここでついにダウン。

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コーナーポストによりかかり、ひたすら「行くかやめるか」の自問自答タイム。

やはり最近走ってこれなかったツケは大きく、疲れが芯から溢れ出て来る。


だがここで負けて帰ったとあってはマゾの名折れ。

何よりも関ヶ原で戦ったわが故郷岡崎市の英雄、徳川家康公に申し訳が立たない。

三河武士はたとえ死んだとしても前のめりに散るという、マゾの由来のような武士。

敗北する時は「ヒザ爆発」か「大量嘔吐」の時だけだ。


こうして一度は折れかけた心を奮い立たせ、関ヶ原を駆け抜けて行く一匹の侍。

やがて20キロ地点で、ついに目的地である「長浜」の文字が登場。

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そして関ヶ原の激戦は、ここから始まった。

ひたすら登り基調のハードな峠越えが始まったのである。

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もちろん伊吹山が近づくにつれ、伊吹おろしの寒風は冷たさを増し、そして勢いも増して行く。

向かい風の峠越えとは、なんとも豪華なマゾのおせち料理。

ここが三河武士の根性の見せ所だ。


そしてグハグハと吐くか吐かないかのせめぎ合いの中、22キロ地点でついに「関ヶ原決戦地」に到達。

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僕はこの時「なんとなく切りがいいし、もうここでゴールで良いんじゃないか...」と完全に戦意を喪失していた。

これにて今年の新春ロンリーマラソンを終わりにしようと、たまたまそこにいた子連れ家族に記念写真を依頼した。

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しかしこの時やたら虫の息の僕に対し、男の子が言った。

「なんかこのおじさん、フラフラしてるけど大丈夫?」と。

そこで僕は「いやあ、おじさん岐阜から走って来たんだよ」と言う。

するとその家族は「すごい!」と驚いてくれた。


今まで孤独に走り続けて来た男。

家族にすら応援されずに、むしろ馬鹿にされながらフルマラソンに挑戦し続けて来た彼。

急に褒められて嬉しくなってしまったのはしょうがないじゃない。

つい勢いで「そしてここから琵琶湖まで走るんですよ!」と言っちゃったのは、急に気持ちが大きくなっちゃったから。


これにてリタイヤするつもりが、その家族の手前引くに引けなくなってしまった。

足を引きずって走り出した僕を、その家族は「なぜ大晦日に一人きりで...?」という表情で見送る。

人間には人それぞれの年末があるのである。


で、結局やめるにやめられないまま、23キロ地点の「伊吹山入口」に到達。

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これにてあれほど苦しめられた伊吹おろしとはおさらば。

その代わり、新たな刺客「腰痛」が舞い降りる。

ヒザばかり気にかけていたが、思わぬ所からの痛みの奇襲攻撃に晒されたのだ。


それでもヒザが生きている以上、そしてまだゲロを吐いてない以上先に進まねばならぬ。

三河武士として生まれ、美濃の国に奴隷として拾われたこの身。

そこで培った根性を、いざ近江の者どもに見せてくれようぞ。


ということで、ここまで来たら意地でも滋賀県入りを果たしたい。

そしてついに25キロ地点。

無理矢理「滋賀県」に突入成功だ。

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その代償は大きかった。

この表情を見て分かる通り、彼の腰は常時台湾の激痛マッサージ師に指圧されているような激痛に。

それだけでなく、今度は両足の付け根が悲痛なシャウト。

いよいよ我が下半身の崩壊が始まったのだ。


こうなってくると、いかに三河武士と言えども戦えない。

この状態では幕之内一歩ですら立ち上がれない。

しかしまだ息がある。

誰も望んではいない事だが、根性だけで行ける所まで...。


そんな悲痛な魂が天に届いたのか?

ここで神の恵みが。

そう。

マゾ神により空はモクモクで覆われて日光が遮られ、途端にクソ寒い風が吹き荒れるというまさかなコンディションに。

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凄く寒い上に、道も強烈に地味だ。

薄暗く、あまり車も通らない寂しい峠道。

体力のみならず、気力も激しく奪われて完全に戦意喪失。

みるみる冷えて行く体。

足腰がご臨終なため、スピードも出せないから体も温まらない。


やがて下半身の感覚が無くなり、凍死目前の30キロ地点。

一本の電話がかかって来た。

嫁からである。


まさか愛する夫のフルマラソン挑戦を応援する気になったのか?

今がエールの送りどころだと察して電話して来てくれたんだろうか?

私は虫の息のままその電話を取る。

すると嫁の第一声。

「遅せえ。」


僕は走りながら「...す...すみません...。」というのが精一杯。

実は今年は走れて10キロがせいぜいだと思ってたから、昼過ぎには帰る的な事を言っちゃってたのだ。

ここで早くも「詰めの甘さ初め」が炸裂してしまったのだ。


そこからは「怒ってます?」と聞いてみても、返ってくる返事は漆黒の無言のみ。

やがてブツリと電話を切られた。

僕はそのまま失速。

やがてその足は止まった。

その場でうつむいて一度大きく長いため息を吐く。

そしてゆっくり天を見上げて目をつぶる。


完全に心が折れた瞬間だった。

我が2016年の新春ロンリーマラソンは、ここで幕を閉じたのである。

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山の中の潰れて落書きだらけのラブホ前の悲劇。

かつて諸葛孔明がたった一通の手紙で敵の大将を殺したように、今私は嫁の一本の電話で心を粉々に粉砕されたのである。


しかしこうなった以上、最後にここまで頑張った自分にご褒美を。

もうちょっと進んだ先に伊吹薬草の湯という入浴施設がある。

そこでこの冷えに冷えきった体を温めるのだ。


しかしここからはいつものパターン。

嫌な予感がして電話をしてみたら、やっぱり大晦日だから見事に休業日。

このパターンで温泉がやってるなんて我が人生ではあり得ないのだ。


結局失意に失意を上塗りし、足を引きずりながら「近江長岡駅」へ。

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これにて完全ゴール。

2016年大会は無念の32.58kmにてリタイヤ。

しかしこの体調不良&運動不足&激太り&切れ痔の体で、過去最高距離更新したんだから褒めて良いんじゃないだろうか?

まあ、毎年毎年誰にも褒められないけどね。

ロンリーマラソンは静かに始まり、こうして誰にも注目されないままひっそり終わるのである。


そこから冷え冷えの体のまま地元の駅に到着。

そこで野ざらしになりながら延々とバスを待つ。

しかし待てども待てどもバスが来ない。

で、散々体を冷やした所で「シャトルバスは大晦日運行してない」という事実にやっと気づく。


で、結局「ご両親に迎えに来てもらう」という気遣い養子として最もハードな事態に。

もう走って帰る気力も体力もないし、体が冷えすぎて風邪を引いてしまっていたから頼まざるを得ないのである。


で、結局バス待ち+お迎え待ちでたっぷり寒風野ざらし40分。

鼻水はズビズビで、目はうつろ。

さすがに写真を撮ってないが、おそらく「廃人田沢うどん」レベルの顔になっていた事は間違いない。

そして迎えに来たお義父さんの車に「すいませんでした...」と、出所して来た罪人のように平謝りしながら乗り込む。


やがて家に帰って風呂に入って息を吹き返すと、即座に嫁から「肩甲骨揉んで」という指令。

心身ボロボロの中、無言で嫁の肩甲骨を揉み続ける大晦日。

今日一日は「絶対に幸せになってはいけない養子24時」の収録だったのだろうか?



こうして我が2016年を占う、新春ロンリーマラソンが幕を閉じた。

結果的に全身ボロボロになった挙げ句風邪を引き、家族からも冷たく晒されただけの大晦日となった。

正直早く完走してこの企画を終わらせたい...。


しかしワイはマゾ。

プロゲロファー・マゾ。


きっとこれで良いのだと自分に言い聞かせ、


2016年を強く生きて行くのである。




新春ロンリーマラソン2016 〜完〜



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新春ロンリーマラソン2014

Posted by yukon780 on 07.2014 マジョガー生活 0 comments 0 trackback
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今年もやって来た恒例行事。

年始のマゾり初め。

フルマラソン完走を目指す「新春ロンリーマラソン」の開催です。


未だにフルマラソンの完走を達成できていない男。

前年の新春ロンリーマラソンは無念の31キロ地点でのリタイア。

泣く泣く車で迎えに来てもらおうと嫁に電話した挙げ句、「アホじゃないの?」「発想が小学生だわ」「己を知れ、この乳首野郎」などといった罵倒のわんこソバ攻撃に晒された苦い思い出。

そして綺麗に肉体と精神の完全破壊を達成し、大人しく正月を過ごす事に成功したという華々しい戦いだった。(参考記事:新春ロンリーマラソン2013



もちろんフルマラソンと言えど今年も大会なぞには参加しない。

あくまでもひっそりと一人で走り始めて、人知れずひっそりと完走してしまおうという「ロンリーさ」がこの行事のオツな所。

しかも今年の彼は「絶賛胃腸風邪中」という病み中人間。

どう考えても完走なんて無理な状況だが、それでも男は走り出す。

あくまで彼が目指すものは完走よりも「フルマゾ損」。

年始早々、フルにマゾって骨折り損を楽しむという縁起物の行事。


果たして彼は悲願のフルマラソン完走を達成したのか?

おごそかに振り返ってみよう。


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元々は新春ロンリーマラソンなんてするつもりではなかった。

胃腸風邪がやっと治りかけていた所だったし、無理せず大人しく過ごす予定だったのだ。


しかし僕の郷里愛知県岡崎市への帰省にあたり、本来は家族4人で帰省するはずだったが、今年はこーたろくんが風邪を引いていたため僕とりんたろくんのみの帰省となった。

最初は大人しく、僕が小さい頃遊んだ近所の公園で遊んでいた。

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しかしここでふと僕の中に新年一発目の悪魔の囁きが聞こえる。


おい、そこのマゾ野郎

明けましておめでとう

さあ、お前の天敵の嫁がいない今がチャンスだぞ

ここぞとばかりに実母に甘えてりんたろを預けてしまえよ

そうすりゃ心置きなくお前一人でマゾれるじゃないか

走っちゃえよ

胃腸風邪なんて調度良いマゾスパイスじゃないか

駆け抜けてしまえよ、お前のふるさとを

見せてくれよ、お前の男気を



次の瞬間、いつものように意識を失う男。


そして次に目が覚めた時。

彼はランニングスタイルでスタートラインに立っていた。

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正月は大人しく胃腸風邪の治療にいそしむはずだった男のまさかの行動。

スタートラインに立つこの男も「なんて事だ」という驚きの表情。

しかし事前にランニング用具一式持って帰省している時点で確信犯の色が濃厚すぎるが、あくまでもこれは悪魔にそそのかされた結果なのである。


まあ胃腸風邪って言っても、どうも軽い胃炎だったっぽくて思った程グッタリしてないから何とかなるだろう。

そんな事よりも、嫁がいなくて実母に甘えられるこの素敵な一瞬を逃す手は無い。

箱根駅伝で優勝した東洋大の選手も、腕に「その1秒を削り出せ」って文字を書いて奮起してた訳だし。

嫁がいたら僕の命が削り取られるばかりだが、ここなら1秒でも多くの自由を削り出せるかもしれない。

ここは無理してでも、遊べる時は1秒でも多く遊んでやるのだ。


こうして何かを大きく間違えてしまっている病み中男は、ついに走り出してしまった。

郷里岡崎にて開催された「新春ロンリーマラソン」の開幕。

トータルで10個の思い出チェックポイントを巡る旅。

思い出の地をめぐりながら、マゾの血をめぐらせる戦いだ。


※マラソンの記録と言うよりただの思い出話です。暇な人だけ読んでください。


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スタート直後から早くも体の異常を訴える選手。

一歩一歩の重さが尋常ではない。

もはやこのまま「42.195m」でリタイアしてしまいそうな勢い。

クリスマスの仙丈ヶ岳以来、全く運動していないばかりか病床に臥せっていた末の一発目だから当然の結果だ。


それでも歯を食いしばって走り出したこの男の勇姿に観客からは早くも温かい拍手。

中には涙ながらに「頼むから誰か彼を止めてやってくれ」と訴える者もいる。

しかし彼は止まらない。

何故なら彼はマゾだから。



やがて第1チェックポイントに到達。

それは「元カノの家の前(写真は近所)」だ。

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郷土大会ならではのこのコース取り。

そしてそのままその彼女とよくイチャイチャした公園を通過。

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今になってよくよく思い出してみると、当時の彼女も中々のサド女だった。

そして同時に猛烈な束縛ガールだったので、僕は常に自由を追い求めていた。

やがてそんな束縛ガールと別れた事がきっかけに、僕は解き放たれるようにカヌーにのめり込んでカナダくんだりまで放浪する事になる。


そして時は巡り巡って現在。

再び僕は囚われの身になって自由を追い求めている。

言ってみればこの公園こそ、輝かしい我が奴隷輪廻人生のスタートの地と言っても良いのかもしれない。


今も昔も変わらぬ己の不甲斐なさを嘆きつつ、第1チェックポイントを通過。

そしてそのまま矢作川沿いの堤防へ到達。

ここで当時は無かったけど、最近になって出来たという「12号大門河川緑地」へ。

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フルマラソン挑戦中だからと言って、このような「カヌー発着ポイント」のチェックを怠るわけにはいかない。

ここでカヌーの発着が出来るのなら、今後の矢作川ツーリングの際に非常に重要な拠点となるからだ。


濁流に押し流された木材や船が散乱するワイルドな現場だったが、なんとか川にアクセス可能な様子。

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これにて葵大橋〜矢作橋間の中間点に発着ポイントを確定。

これには今後の帰省時の子連れカヌーに光明を見いだした気分。

矢作川は綺麗な川ではないが、周りに山も無ければ高い建物もないから個人的には「空が広い川」として気に入っている川だ。

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しかしこの余計な寄り道プレイで随分と無駄な体力を消耗。

こんな事している時点で完走する気が無い気もするが、その後も鞭打って堤防を走ります。

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何やら徐々に重々しい空模様になっている気がするが、いつもの事なので気にしない。


やがて第2チェックポイント「日名橋」に到達。

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この橋は僕の中で、別名「身分を分ける橋」と呼んでいた橋。

この橋を境に、西に僕がいた「岡崎城西高校」があり、東に「岡崎西高校」がある。


当時の城西高校は「寄るな城西、触るな三河」と謳われた変態男子校で、地元民から若干馬鹿にされていた。

一方で西高は共学の高校で、一般的にイケテル男女が通う青春が溢れた高校。

なので西高は城西を忌み嫌い、城西は西高を羨望と嫉妬の眼差しで眺めていた。


そんな二つの高校の生徒が自転車通学時にすれ違うのがこの「身分を分ける橋」。

僕はここで西高の奴とすれ違い様に自転車が接触した時、思いっきり蹴っ飛ばされた切ない青春の記憶がある。

そしてそいつは「チッ、ジョンボー(城西ボーイの略)が」と吐き捨てるように言い放つ。

ここで僕は抵抗も出来ず、ただただその「土佐の上士と郷士」的な身分の差に悔しい思いをしたものだ。


そしてよせば良いのに、身分の差もわきまえず中学で同級生だった西高の女の子に3年間片思い。

やがて高校卒業時に電話でその子の実家に電話し(もちろん最初に出たのはお父さんだという拷問)、告白した挙げ句に相手の沈黙に耐えきれずに「ごめんなさい!」と言って一方的に電話を切ってしまったという淡い思ひ出が蘇る。

もちろん、身分不相応に姫に恋した哀れな奴隷にその後の発展等は何もなかった。


そんな記憶を蘇らせながら、今や郷士から奴隷へと身分を変えた男が日名橋を駆け抜けていく。

なんだかとても甘酸っぱい気持ちになってしまったのは、そんな淡い思い出のせいなのか?

それとも疲れ過ぎて胃酸が出過ぎてしまったのか?


若干ウプッとなりながらも次なるチェックポイントへ。

第3チェックポイントは、そんな思い出の母校「岡崎城西高校」でございます。

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今や男子校スタイルが撤廃され、軟弱な共学高校になってしまった我が母校。

天体観測用のドームが自慢の校舎だ。

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しかし僕が在学中にこのドームを使用させてくれる事は一度としてなかったという、ただの客寄せドームである。

そして僕の自転車の「サドルの部分だけ」が盗まれた事のある駐輪場も当時のままだ。

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乗る前に気付いたからいいものの、知らずに乗っていたら僕のケツは流血にまみれた事だろう。


この学校は「学力上昇」よりも「男度上昇」に力を入れていた男塾。

受験を控えた3年生の夏に「夏山合宿」と称して、素人の生徒達を無理矢理槍ヶ岳や奥穂高岳に登らせてみたりするようなドS高校だった。

もちろん普段の体育の授業も、当時地元民から「囚人服」と言われた体操着に身を包み、ひたすらにこの堤防を走らされた。

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そして時間内に帰って来れなかった生徒は、先生によってことごとくこの「川」に落とされるのだ。

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もちろん季節は冬。

今そんな事をやったたら社会問題だ。

僕はここで「男度」と「マゾ度」を徹底的に叩き込まれたのだ。


そして時は巡り巡って現在。

立派に世界的なマゾピニストに成長した僕は、今自ら望んでこの堤防を走っている。

しかも病み中なのに。

当時の恩師にこの逞しく成長した卒業生の姿を見てもらいたい。

そして言ってやりたい。

僕の青春を返してください、と。



やがて第4チェックポイント「矢作橋」を越え、

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橋の上から巨大なオカザキの地上絵を満喫。

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川原に大きく書かれた「誕生日おめでとう」の文字。

恐らくこれをサプライズで彼女にでも見せてやろうという魂胆だろう。

共学で浮かれてしまったジョンボーあたりの仕業か。

先輩として一言だけ言っておく。

最初に頑張りすぎると後々大変になるからやめておきなさい、と。


やがて第5チェックポイント、八丁味噌の蔵として有名な「カクキュー」に到達。

NHKの朝の連ドラ「純情きらり」の舞台となった所ですな。

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この頃には僕の疲弊度も八丁味噌のようにすっかり熟成されていた。

もうすっかり完走できそうにないコンディションに対して、いよいよバタンキューで絶望きらりな状況。

それでもまだ男の連続マゾ小説は止まらない。


そのまま郷土の英雄・徳川家康に新年のご挨拶。

第6チェックポイント「岡崎城」に到達です。

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最近では徳川家康の居城というより「オカザえもんの居城」というイメージになってしまった岡崎城。

しかし三河武士の精神を受け継ぐ岡崎出身者としては、まさにここは心のよりどころのお城。

「決して敵に背を向けず、前のめりに倒れて死んでこそ三河武士」という教訓を元に、僕は今でも全力でマゾ道に邁進して前のめりに死んでいる。


そして故郷に錦を飾った三河マゾが、そんな日頃のマゾを評価されて家康公からのご褒美を賜ることになった。

この段階で「雨」という身に余るご報償にあずかる事が出来たのだ。


この「病み中」+「限界疲労」に新規参入して来た「雨」。

実に新春らしい松竹梅。

弱った体に嬉しい1月の冷たい雨。

染之助染太郎風に言わせていただければ「いつもより多めにマゾっております」と言ったおめでたさだ。


いよいよフラフラ感が激しくなり、各所の関節が喜びの悲鳴を上げ始める。

それでも彼は第7チェックポイント「康生(こうせい)」に到達した。

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今ではすっかり寂れてしまった、岡崎市民が愛する繁華街・康生。

僕が小・中学生の頃は、若者はここの「シビコ」で買い物をするのがオシャレとされていた街だ。


当然ヤンキー全盛期でもあったあの時代、この康生の裏通りにはヤンキーが溢れていた。

中学生の時、たまたま一緒に行った友達が突然そこにいたヤンキーに唾を吐いた。

もちろんキレたヤンキーはすごい形相で僕たちを追ってくる。

僕は何も関係ないのに逃亡する羽目に。

やがて僕は友達とはぐれ、裏通りから先回りしてきたヤンキーによって捕縛。

そこで殴られた挙げ句、所持金2200円をカツアゲされたという青春の武勇伝が溢れる素敵な街だ。



そんな切ない思い出を堪能しながら、松竹梅の三重苦男の新春ランは続く。

全く人の気配のない商店街の中、オカザえもんだけが沿道から僕を応援してくれている。

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せっかく全国区のゆるキャラが誕生したのに、いまいち活用できていない岡崎市。

家康以来400年ぶりに現れた英雄を持て余しているようだ。


やがて第8チェックポイント「伊賀八幡宮」へ。

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僕のような生粋の岡崎人ともなると、やはり春の「家康行列」に参加する事は憧れの一つ。

その家康行列のスタート地がこの伊賀八幡宮だ。

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僕は三年連続でこの家康行列に参加し、1年目「足軽」、2年目「鉄砲隊」、3年目「馬回り武将」と出世街道まっしぐらだった。

今では万年家庭内奴隷だが、この当時の僕には勢いがあったのだ。


鉄砲部隊の時は、僕の鉄砲だけ音も煙も出ない不良品の鉄砲。

見せ場の一斉射撃では、僕だけ不発で観客の失笑を買ったものだ。

もちろん馬回り武将(有名武将の馬の回りを囲む武将)の時は、馬のウンコ(できたて)を踏むという大技も披露。

もちろん草鞋へのうんこの食い込みっぷりは凄まじく、僕は終始素晴らしい香りに包まれていた。


そんな思い出の場所、伊賀八幡宮。

そろそろ僕に家康の役をやらせていただけないだろうか?



そんな思いにふけっていると、第9チェックポイント「大樹寺」へ到達。

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このお寺は徳川家の菩提寺として有名なお寺で、そのお寺の横にある「大樹寺小学校」は僕の母校だ。

この大樹寺の門からは岡崎城が見え、この直線上に高い建物を建ててはならないという岡崎市民の掟があるというほどの大切な寺だ。

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余談だが、この小学校の地下には抜け道のようなものがあるらしく、それをテレビ取材に来たのが何故か「高橋名人」だった。

もちろん当時「高橋名人の冒険島」や「バグってハニー」などのゲームに夢中で、日夜「シュウォッチ」で連射の腕を磨いていた僕としては大興奮。

当時の僕のヒーローは、この高橋名人とゆでたまご先生だった。

なので基本的に小学生の頃の僕は、ファミコンやってるか新しい超人のイラストをゆでたまご先生にハガキで送ることに明け暮れていたのだ。

おかげで現在40歳手前にもなって、未だに九九の6の段以上が言えないという信じられないアホな大人になってしまった。

でもロマンだけは人一倍。

ゆでたまご先生に超人が採用される事はなかったが、大人になって自らが変態超人「キン肉マゾ」になる事に成功。

今はただ、大樹寺小学校の在学生に「夢は諦めなければ叶うんだよ」と言ってやりたい気持ちで一杯だ。



なんて事をしみじみと考えながら、大樹寺の奥へ。

第10チェックポイント「松平家のお墓」でございます。

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ここには家康の父や祖父等、松平家8代のお墓がある。

そして当然家康のお墓も。

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家康のお墓と言えば日光東照宮が有名だが、実は「お墓」という形で供養されてるのはここだけ。

そんな由緒あるお墓だが、ここを訪れる人はほとんどいない。


実は僕は小中高時代、願い事や悩み事があるとこの薄暗い墓地を訪れては天下の家康と1対1で相対したものだ。

何か辛い事があった時も、家康公は優しく僕を包み込んでくれた。

そして現在、大人になっても僕はまたここに戻って来てしまった。

そして静かに家康公のお墓に手を合わせ、目下の重大な悩み事を打ち明ける。


「もう...これ以上走れません。リタイヤしてもいいすか?」と。


するとフワッと風が横切り、まるで「もういいよ。早く帰れよ。」と言っているように感じた。

そう、これは体がしんどいからリタイヤするのではない。

あくまでも家康公からの帰還命令なので致し方が無い事なのだ。



こうして僕のフルマラソン完走への挑戦は終わった。

なんと驚くべく事に「15km」しか進んでいなかったという情けなさ。

フルマラソンどころか、もはや普段のランニングよりも走れなかったという哀れな結末。


ただタイトルに「新春」という文字が入れたかったばかりに、無理した挙げ句に大失敗に終わった2014年大会。

こんな事なら胃腸風邪が治りかけてたんだから、ゆっくりお正月を過ごせば良かったのだ。


この後、昼飯を食った直後に突然胃にキリキリとした痛みを発症。

その痛みは中々おさまらず、ひたすら悶え苦しむ事に。

男は新年早々、腸炎からの胃炎プレイに突入したのだ。


やがて晩飯。

31日に岐阜ですき焼きを食べ、元旦にも岡崎ですき焼き。

そして大量に肉が余った事で、この日が3度目のすき焼き。

ただでさえくどい上に胃炎まで併発している僕には、もはやこの「すき焼き3DAYS」完走はフルマラソンをも越える拷問でしか無かった。

しかしこのすき焼きこそ、この新春ロンリーマラソンの最終難関。

母さんは肉食わないし、りんたろくんも2切れくらいしか肉を食わない。

なんとか僕が一人で肉を食いきらないとこの戦いは終わらない。

しかし胃炎の僕には、もはや完走は絶望的だ。


そんな時にたまたま近くの山で登山をしていた男達を捕獲した。

それがこのニヤニヤしながらやって来るキツネ目の男と、Mr.オクレのお二人だ。

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まるで手を繋いでいるかのようなこのホモ感。

仲間のピンチに颯爽と現れたのは、チーム・マサカズのゲリMと矢作Cでございます。


僕が実家に帰っている事を知った彼らが、丁度いいタイミングで「遊び行っていい?」と電話して来たのだ。

これは飛んで火にいる新春肉処理班。


まずは「肉代を体で払え」と命じ、母さんの調子の悪かったパソコンの修理をさせてみた。

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ゲリMも「肉食いに来なよ」と言われたて来たら、何故かパソコンの修理をさせられて戸惑っているようだ。

そして矢作Cに至っては、なぜか怪獣役としてりんたろくんの相手をさせられる羽目に。

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りんたろくんも、この突然現れた赤い珍獣に興奮気味だ。


こうしてひとしきり働いてもらった後で、ご褒美のすき焼きを与えてみた。

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まさか自分たちが肉処理班として呼ばれたと思ってない2人は、実にホクホク顏で肉にむさぼりついていた。


やがて車を運転しないゲリMが我が母の餌食に。

彼は見事に酒豪の我が母に捕まり、わんこそば状態で酒を注がれ続ける無間地獄へ突入。

そして「もう食えません」と言っているにもかかわらず、次々と母によって新しい食材が有無を言わさずに鍋に投入されて行く。


やがて酒が入った母さんのマシンガントークによって2人は蜂の巣状態に。

とても見ていられない程に、我が母の過去の山の武勇伝を一方的に聞かされ続けていた。


最終的にゲリMと矢作Cが「ごちそうさまでした」と言って我が母に頭を下げる様は、僕からはまるで「もう勘弁してください」と言っているように見えた。

たらふく肉を食ったはずの彼らは、なぜか肉を食う前よりもゲッソリとしていたという。



こうして仲間の力を借り、僕は「すき焼き3DAYS」を見事に完走。

これにて2014年度の新春ロンリーマラソンは無事に終了だ。

本年度も素晴らしいスタートが切れたようだ。


「結局アンタ15キロしか走ってないじゃないか」という外野の声が聞こえて来そうだ。

しかしここでもう一度言っておこう。

あくまで僕が目指したものは完走よりも「フルマゾ損」。

年始早々フルにマゾって骨折り損を楽しむという縁起物の行事。

故にこれは大成功なのである。



というわけで。


こんな私ですが、

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。




新春ロンリーマラソン2013

Posted by yukon780 on 07.2013 マジョガー生活 0 comments 0 trackback
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「本年は大人しくする」宣言からわずか1日。

何故か足の痛みと戦いながらボロボロの体で早朝の長良川を眺める男がそこにいた。

やはり男は、早くも走り出してしまったのだ。




1月2日の早朝。

男は起き抜けから唐突に思い立つ。

人生初の「フルマラソン42.195キロ」へ挑戦してみようと。


もちろん大会に出るわけではなく、一人で静かに走り出してそっと帰って来るロンリーマラソン。

誰からの声援もなく、そして誰一人感動させる事も無い新春ストイックタイム。

新年一発目のマゾり初めとしてこれ以上無い企画物だ。


しかしこれは男が導き出した「大人しくお正月を過ごす」為の深謀遠慮。

このロンリーマラソンによって、もう「山に行きたい」などという考えすら浮かばない程の肉体破壊を達成する事がこの企画の目的。

放浪病という不治の病に冒されている男にとって、このくらいの荒療治をしないと大人しく正月を過ごせるわけが無いのだ。



箱根駅伝級の涙のエンディングに向けて男は走り出した。

それではそんな彼の、フルマラソン初挑戦の模様を振り返って行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まだ真っ暗な早朝。

誰からも注目を浴びない「新春ロンリーマラソン」が静かにスタートした。

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平和な新年の早朝の闇を一人のマゾが切り裂いて行く。

この先に待つものは栄光なのか、後悔なのか?


そもそもランニングの過去最長記録は25キロ。

どう考えても完走出来る気がしないが、挑戦する事に意味はある。

しかしこれは完走が目的ではなく、全身を破壊する事が目的のフルマゾソン。

記録や記憶よりも「気絶」こそが最も目指すべき最高到達地点だ。


そして、実にいい案配でスタートから調子が良くない。

たいがい走り出した時に「あ、今日は調子がいいぞ」と分かるもんだが、明らかに大晦日のヘビーな仕事の影響からか体が重い。

そして早くも足が痛かったりする。

こいつは春から縁起が良いぞ。



目指すは遥か先の岐阜城がそびえる金華山の麓の「信長像」。

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以前25キロで大惨敗した時の長良川北上ルート。(参考記事

その時は「緊急の書状を岐阜城のお館様に届ける足軽役」という妄想テーマで頑張ったものだが、今回はお館様への新年の祝賀挨拶。

気の短いお館様だから、早く行かないと首を刎ねられてしまう。

しかし我が家に信長以上の気の短いお館様がいる僕としては、ここで首を刎ねられるわけにはいかないのだ。


やがて長良川越しに僕の本年の初日の出。

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ううむ、美しい。

正直ランニングなんてやめて、カヌーで川を下って行きたい衝動に駆られる。

でもそんな浮ついた考えが出て来る余裕があるって事は、まだまだ肉体破壊が不十分な証拠だ。

今後大人しく育児に専念する為には、何も考えられなくなるまで心身を燃やし尽くす事が重要だ。



やがて走りやすく整備された道で一路信長像に向けて突っ走る。

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しかし驚くべき事に、この時点ですでに足がとても痛くなってきてる。

正確には痛いというか突っ張ってるって感じ。

確実に普段のランニング時よりも調子が悪い事この上ない状態だ。


痛くて疾走出来ないが、早くも「後悔」という文字だけが頭の中を快適に疾走する。

これが日程が決まっているマラソン大会だったなら「調整失敗」といった場面だが、これは勝手に走り出した一人マラソン。

いくらでも自由になるんだから絶好調の時に挑戦すれば良かったものを、「新春」というタイトルが付けたかったばかりに無理をした皺寄せが今僕を襲っている。


それでも歯を食いしばって走り続ける。

古い町並みの川原町を駆け抜け、

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やがて金華山の登山口が見えて来た。

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ここで猛烈に「このまま登って行きたい」という衝動に駆られる。

足を痛めたフルマラソン中にも関わらず、なんともマゾな煩悩に支配された情けない感情。

こんな事ではまだまだ大人しく育児なんて出来ないぞ。


なんとか登山の誘惑を振り切って岐阜公園内に侵入。

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お館様の場所まであと少し。


そして公園を出て信長公に無事拝謁。

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グハグハ言いながら無事に新年の祝賀の挨拶をする事に成功。

この時点で17キロ地点。

心身が感じている達成感とは裏腹に、まだ半分の距離も走っていないという事実が重くのしかかる。

やはり少々無理があったか?


しかし無理とマゾは承知の上で始めたこのご乱心。

まだまだ走るぞ。




そして再び黙々と走り続ける肉体疲労男。

しかしここで思いがけない方面からの刺客が襲いかかる。

出る時は100%だったiPhoneの充電が、なんとこの時点で30%になってるではないか。


最近電池の減り方が尋常じゃなくなっている我がiPhone。

すっかり最近は充電が一日もたなくなっていたが、まさか2時間半でここまで減ってしまうなんて信じられない。

激安スーパーの夕方タイムセール並みにあっという間に70%オフだ。



このままではGPSの記録が取れない。

そんな事になれば、ただでさえロンリーなこの一人マラソン大会の不毛感がより一層激しくなってしまう。

そして同時に音楽も聴けなくなるから、今後20キロ以上が無音のストイックラン。

ゴールした頃には、恐らく悟りの一つでも開いてしまっているだろう。



電池式充電器を買わねばならない。

ここからは充電切れの恐怖を感じながら、コンビニを探すランニングタイムに突入。


川沿いの道から街まで走って行くと何とかコンビニを発見。

全身から湯気を出して足を引きづりながら、息の荒い汗だく男が店内へご入店。

平和な朝のコンビニ内に現れた新春変態男。


電池残量18%で、何とか電池式充電器と行動食を買う事に成功。

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これでなんとかストイックな悟りを開く事態は免れた。

しかしここでの無駄な出費により、リタイヤした時に家まで交通機関で帰るために持って来たお金が底をついた。

これぞ己の甘さに打ち勝つ為の「背水の陣」。

もはやフルマラソンを走り抜いて完走する他に勝利の道は無い。



しかしそんな悲壮な覚悟に付随して、僕の足の痛みの悲壮感もみるみる上昇。

いよいよ一歩一歩の衝撃がマゾには堪らないビートで襲いかかる。

ヤンキーの車のウーハー並の痛みの重低音が、ドムドムと僕を疲弊させて行く。


ここで「本当に膝がヤバい時に登場するアイツ」が登場。

仙丈ヶ岳の下山の時に登場して以来の強烈なサポーターでがっしり固定。

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何故ここまでして走らねばならんのか?

まるで引退間際の角番大関「霧島」のような悲壮感じゃないか。

自分の中のセコンドは必死でタオルを投入しているが、いかんせん帰りの電車賃は無い。

タオルは空しく再び場外に吐き出され、レフェリーは気付かない。


最悪前回25キロでリタイヤした時みたいにお義父さんに車で迎えに来てもらう事になる。

それだけはマスオとしては冒してはならないミス。

あの時は家族総出で迎えに来られて平謝りした苦い記憶がある。

そして嫁から「歩いて帰って来い」「お前が悪い」「自業自得だ」「周りに迷惑をかけるな」という罵声のマシンガン攻撃で蜂の巣になる大惨事だった。

絶対にそれだけは避けなくてはならない。

フルマラソン完走は無理だとしても、意地でも自力で家まで辿り着いてみせる。



しかし自己最長を越す26キロ地点から、右足の内側くるぶしの下あたりが猛烈に痛い。

何度も立ち止まってはストレッチを繰り返し、とにかく足を前に進めて行く。

顔を歪ませ、足を引きずりながらの根性ランニング。

これが24時間テレビのマラソンなら、その悲壮感は人々の涙を誘う名場面となっていたはずだ。

しかし残念ながらこれは勝手にやってるロンリーマラソン。

僕に向けて「負けないで」を歌ってくれる物好きは一人として見当たらない。



やがて30キロ地点を突破。

気持ち的には8回目くらいの「サライ」の合唱が終わったくらいの限界感。

もはや痛みで走る事は出来ず、歩く事が精一杯。

そしてついに31キロ地点で力尽きた。


無念にまみれてついに嫁に電話。

そして予想通りに「アホじゃないの?」「発想が小学生だわ」「己を知れ、この乳首野郎」などといった罵倒のわんこソバ攻撃に晒された。

フルマラソン失敗で失意にくれる旦那を慰める気はさらさら無いどころか、心の傷口にハバネロを塗り付けるようなこの仕打ち。

もうすっかり足の痛みなんて吹き飛ぶくらいの、新たなる心の痛みとのご対面。

このマラソン会場には給水所はなく、給S所だらけのマゾには嬉しいコース設定のようだ。


数十分後、お義父さんは出かけていたのでお義母さんが車で迎えに来た。

そして惨めに車内に収納されたボロボロのマゾ養子。

お義母さんは何も言わなかったが、恐らくとんだ養子をもらってしまったと思っていたのかもしれない。


家に帰ると、驚く程の無感情な嫁の氷の視線が出迎えてくれた。

壇上で一人ピエロのようにボケ続ける男と、もはやツッコミする事すら拒否した女の新春夫婦漫才。

このショーは喜劇なのか悲劇なのか?




こうして羞恥と屈辱にまみれて僕の挑戦は幕を閉じた。

結果的にフルマラソン完走は果たせなかったが、当初の予定通り「肉体と精神の完全破壊」を達成。

これでしばらくは動く事もままならないので、大人しく正月を過ごすことが出来るだろう。



こうして今日も男はその荒ぶる牙を研ぎ続ける。

来るべき育児時代突入に向けて。


走るマゾと愛のメモリー

Posted by yukon780 on 29.2012 マジョガー生活 0 comments 0 trackback
ランニングの季節。


久しぶりにここらで「マジョガー生活」のカテゴリーでまとめておこう。

そしてさりげなく我々夫婦の愛の記録もお送りしておきたい。



僕がランニングをするようになってから1年以上が経つ。

元々はダイエットのために登山を始め、その登山で毎回膝を痛めていた僕が膝の耐久テストの為に何気なく走ってみたのが始まりだった。(参考記事:壊れるのはどちらだ


しかし、何故か途中で方向性を見失った男は突然「フルマラソンを完走したい」と宣言。

しかも大会に出るわけでもなく、ただ静かに一人で走り始めてフルマラソンを完走するという「ここにストイックは極まれり」といったプロジェクトが発動した。(参考記事:方向を見失った男


そして男は女性ランナーの「ビジョガー」に対抗し、走るマゾ野郎「マジョガー」としての生活をスタート。

順調にタイムと距離を伸ばして行ったが、最も僕を苦しめたのは乳首の問題。

そのあまりのツラさに神に鋼鉄の乳首を要求した事もあった。(参考記事:悩ましい乳首事情


そんな難関をくぐり抜けながらも、一向に体重が減らないという苦難の時期に突入。

そして男は「何があっても毎日走る」と宣言し、台風の日すら必死に走った。

そして35日間走り続けた結果、体重がまさかの1キロ増という絶望も味わう。(参考記事:35日後のフリーフォール


それと同時に一日も休まなかった事により、蓄積疲労がスペシャルな状態に達して常時スタミナ切れの状態をキープ。

そして連続ランニング63日目にそのまま槍ヶ岳のハード登山に突入。

出だしからガス欠状態で槍ヶ岳に突入して10時間を越えるロングマゾを味わう。

結果的に槍ヶ岳山頂で「毎日必ず走る」という信念が粉々に砕け散って記録は途絶えた。



それ以降猛反省した男。

今では週2〜3回を5キロか10キロ走るというスタイルになって、やっと落ち着いたランニング生活に突入した。

おかげでマジョガー生活開始当初に10キロを1時間20分で走っていたタイムが、最近では最高52分で走れるまでに成長した。

最長距離は前回記事でも書いたけど25キロ。

今後タイムでは10キロを45分、距離は30キロを目標としてマゾりたい。


で、なんだかんだとこうなって来るとやっぱり市民大会に出てみたい気もしてきたのね。

とりあえず1月か2月のどっかの10キロマラソン大会に参加してみて、可能なら来年5月の「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」の出場を目指してみようかな。

でもそんな事言いながらも5月はカヌーシーズンだから、普通に長良川を下ってる気がしなくもないけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんな中で、今週月曜日のランニング。

ちょうどその前日に、強烈に中途半端なランニングをしてしまった翌日だ。(前回記事参照)


前日の悔しさと物足りなさが残っていたし、雨も上がったので10キロラン開始。

でも雨が上がったと思いきや、逃げ場の無い5キロ地点で雨が降って来るといういつものパターン。

こうなるとマジョガーは悦びに包まれてペースアップ。

おかげで自己ベストに迫るタイムでゴール。


全力を出し切って大満足でストレッチしていたら、途中でポケットに入れていた大事な手袋を落としていた事が発覚。

結局走って来た道を再び手袋を探しながら逆走する延長戦に突入。


手袋は見つかったが、最終的にはトータルで15キロも走る羽目になってしまった。

ここで大きな問題に直面する。

そう、乳首問題だ。



過去の僕は走行中に乳首と服が擦れて6キロくらいで違和感が始まり、ゴールする頃には乳首は真っ赤になって切ない痛みに支配される日々だった。

しかし僕はこれまでの特訓により、10キロまでは乳首に異常をきたす事無く走れるようになっていた。

だから10キロ以上走る時は、必ず両乳首にオシャレな絆創膏を貼って挑むようにしていた。


でもこの日は予期せぬ延長戦のために絆創膏を貼っていない。

ゆえに15キロを走った僕の乳首は、もげるんじゃないかってくらいの痛手を負った。

あと2キロ手袋の発見場所が遠くだったら、間違いなくもげてリアルな「ポロリ」をしていたのではないだろうか?

とにかく僕は人より敏感で繊細な乳首の持ち主なのだ。



汗を流すべくシャワーを浴びる。

もちろん今シャワーの水が直で乳首を襲った日には、激しく染みて激痛にまみれる事になる。

僕は慎重に両手で両乳を鷲掴みにしてその痛みに対応しながらのシャワー。


なんだかんだ15キロ走ったから気分はよろしい。

さっきまで走りながら聴いていた、ミスチルの「LOVEはじめました」を自然と鼻歌気分で口ずさむ。


ここで僕は背後に気配を感じた。

振り返って、あまりの驚きで「ビクッ」とする僕。

なぜかその模様を、ずっと嫁が覗いていたではないか。



かつて愛した自分の旦那が、両乳を揉みしだきながら「LOVEはじめまーしたー、そいつで大きくなりまーしたー」と歌っているのである。

通常の女房なら「ついに夫が変態になった」と嘆き悲しむ局面。

しかし何かが彼女のサディスティックな琴線に触れたんだろうか?

嫁が今までに見た事の無いヨロコビの表情で大爆笑しているではないか。


出会いから6年以上経つが、あんなに喜んでる嫁の表情を初めて見た。

高価な指輪を買わされた時もこんなに喜んでなかったぞ。

僕がビックリして慌てふためいていた事で、より彼女のドS心を満足させたんだろう。

そのあまりの大爆笑っぷりに、勢いで出産しちゃうんじゃないかと心配になったほどだ。


昨晩はお義母さんに僕のリトルマーメイドが目撃され、今日は嫁に「HENTAIはじめました」を目撃された。

もう僕には失うものは何も無い。

良い親孝行と嫁孝行が出来たと割り切るしか無い。

不器用な我々夫婦には、この様な形でしかお互いの愛を感じられないのだ。



こうして今日も男は走り続ける。

男は空を見上げて来るべきマラソン大会を逞しく見据えている。


心と乳首をヒリヒリさせながら。



両足に刻まれたログ

Posted by yukon780 on 03.2012 マジョガー生活 2 comments 0 trackback
今回はちょっとテスト投稿です。


前回記事(遭難野郎の道先案内人)で登場した「離婚への爆発スイッチ」ことeTrex20。

遭難野郎の僕の命に関わる重要なアイテムなので、今必死で勉強中。


まずは早速ログを取ってみて、その軌跡をブログにアップ出来るかのテストです。


会社の昼休みにeTrexを持って、周辺をぐるりと徘徊。

で、取れたログがこんな感じ。


より大きな地図で 会社周りテスト を表示

実はここに至るまで随分時間がかかってしまったが、何とか貼付け成功。

結局最終的にはGoogleマップのマイマップを使用した。


なんせ街中の地図なんで味気ない。

街中のログなんて、正直iPhoneのランニングアプリで十分なんだけどこれはテスト。

登山のログなら、「地形」の状態で見れば結構良い感じで表示されるんじゃないかな。


本当はウェイポイント(登録したポイント)が表示されればベストなんだけどやり方が分からない。

それが表示出来れば、「ここがカヌースタート適地」とか「ここで心が折れました」とか「ここでケツから出血しました」などの記録が残せるんだけどなあ。

(追記:なんか出来そうです)

ヤマレコみたいな事が出来たら一番良いんだけど。

まだまだ勉強です。



で、調子に乗って家に帰ってからランニングしてみる。


より大きな地図で 長良川10k を表示

調子に乗って、自己ベストを更新しようとして無理をした。

その結果、僕の体に「左足ふくらはぎの肉離れ」「左足親指付け根の激痛」「右足膝の激痛」というログが残された。

さすがにその記録はGoogleマップでは表記されなかったようだ。



どうしようかな。

すごく各々の箇所が痛い。

何やってんだ、僕は。



結局ちょっとしたGPSテストですら、己の体を痛めつける結果になってしまった。

伊吹山登山以降、溜まった体の疲れを癒す休養期間だったはずなのに。


これで、ますますeTrex20を本格使用する機会を先延ばしにしてしまったよ。

ひょっとしたら、いつまで経っても街中のログしか取れないなんて事になりかねないぞ。


まだまだ問題は山積みだけど、ここは再びちゃんと休養しよう。

ちょっとGWまでは、大人しくしておりますね。



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