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浮遊カヌーと白骨〜海部川編〜

Posted by yukon780 on 17.2012 海部川/徳島 1 comments 0 trackback
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今回は先週に引き続き、「あん時のアイツ」シリーズ第10弾「四国なアイツ」の2回目の一人カヌー旅の模様です。

前回の旅の翌年、2005年の5月。

当初の予定では海部川~日和佐川~穴吹川を下るつもりが、諸事情あって海部川~黒尊川~四万十川~穴吹川の4本を下った「四国名川ハシゴカヌートリップ」。


まずは「海部川」から振り返って行こう。

この川は、当時僕がよく見ていたカヌーツーリングのホームページで「人に教えたくない真の清流」と絶賛されていた川だ。

だから必ず一度は下っておきたかった川だ。

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まず僕が向かったのは大阪だった。

ネットで買ってすぐ壊れた電動自転車を、直接販売店に乗り込んで修理させるためだ。

しかし結局その場で直らず、この旅の最終日の朝取りに行く事になっていきなり予定が崩れた。

この自転車でカヌーを回送する計画だったのに、あっという間に想定外の状況に追いつめられる。

しかし、この当時の僕はそんなトラブルにはもう慣れきっていた。

単独行の気ままさで、どんどん現地で予定なんて変えて行けばいいさ。


今回も鳴門海峡を渡り、徳島の海岸沿いを延々と南下して行く。

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この辺、シーカヤックもいいらしいんだよね。いつか挑戦したいな。


やがて日和佐の道の駅に着いて、足湯に浸かる。

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途中、明後日下る予定だった日和佐川を横目で見たらまったく水が無かった。

こりゃ下るのは無理っぽい。

日和佐は「神様」野田知佑さんが終の住処として暮らしている素晴らしい場所だ。

この川は必ずいつか下ってみたいと思っている。


そして夕方、海部川へ到着。

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やはり、さすがの水の奇麗さだが水量が無い。

とりあえず下見と進入地点確認とバス停チェックをしながら上流へ移動。

途中車で細い農道に入り込み動けずにもがく僕を、畑にいたおばあちゃんが見事な誘導で脱出させてくれたハプニングもあった。

やがて上流の小川口というところに素晴らしき侵入可能な河原を発見、キャンプ地とす。

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ゆったりと酒とギターに酔いしれた最高キャンプだった。

そんなキャンプもこの日が最初で最後だったけど。

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翌朝、テントと寝袋を干していたら通りがかりの地元のおばあちゃんが話しかけて来た。

川の話とかいろいろとして楽しかったんだが、方言がキツくて半分も理解出来ない。

おすすめの滝があると言うから場所を聞いたら、「ここから3里上流じゃ」と言う。

現代に於いて、「里」という単位が日常会話に出てくるとは。

まだまだ日本にも辺境の地というものはあるものだ。

ちなみに1里はおよそ4キロです。


7時頃、上流の皆の瀬のバス停へ車置いて、そこの少し上流へカヌーと荷物を降ろす。

車と川原の行き来をしている作業中、地元の野良犬が登場。

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僕がいない一瞬の間に、買ったばかりの防水マップケースがメチャクチャ噛み破られていた。

特に食べ物があったわけでもないのに、なぜそんな嫌がらせをするんだ。

今回の旅の為に買ったものだったのに。


完全に防水機能がなくなったマップケースを首から下げ、僕は海部川に漕ぎ出した。

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すごい、水が果てしなく透明だ。

水量は少ないが、こいつは来た甲斐があったぞ。

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今日は特別水が無いらしく途中何度か歩く事にはなるが、それでも楽しめる程に水は奇麗だ。

水中撮影しても先の方まで丸見えだ。

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水量のある所で下を覗けば、遠くの川底が見える。

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清流好きにはたまらない。

こんな川の流域で暮らしている人達は、とても恵まれた環境で生きているって気づいてるかな?


所々、豊富に川苔も生えまくっているから鮎等も豊富だ。

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しばらく進んで行くと信じられない淵の光景が目に入る。

淵の底がこの角度で、丸見えなのだ。

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あり得ない透明度ならではのあり得ない光景。

「空に浮かんでいる感覚」とはまさにこれの事だ。

ほんと、恐怖すら感じる浮遊感。

この川ならではの体験。


途中、猿やタヌキが現れて秘境感もたっぷりだ。

そんなこと思ってたら、さらにワイルドな光景が目に飛び込んで来た。

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最初に見たときは、人骨かと思い戦慄が走った。

キン肉マンの与作さん風に言えば「オラ、見ちゃ行けないものを見てしまっただよ」という光景。

よく見ると、鹿の白骨だった。

それにしたってワイルド過ぎるだろう。

やるじゃないか、海部川。


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その後鯉のぼりのアーチをくぐって、二つの堰をカヌーを担いで越えて行ってゴール。

区間は短く、水量少なくて歩いたり、堰越えがあったりするけどそれを補ってあまりある水質を誇る良い川だった。

今度は水量がある時に、再び堪能したいものだ。


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若松のバス停からバスに乗って上流へ。

このバスの運転手が大変感じのいいおじいちゃんで、乗客も僕だけだったから川の話をいっぱいした。

でもやっぱり朝のおばあちゃんより方言きつくて、ほとんど分からなかったけど。

バスのくせに、バス停じゃなくて僕の降りたい場所で降ろしてくれた。

こんなちょっとした事が温かく感じる。


車に戻って、朝おばあちゃんに聞いた3里先にあると言う有名な滝を目指す。

しかし去年の台風で道が封鎖されていて行けなかった。

距離の単位だけじゃなく、おばあちゃんの情報自体随分古かったようだ。


翌日下る予定だった日和佐川も確実に水がないので、水のありそうな「那賀川」を目指した。

途中の山道も崖崩れで封鎖されていて、カーナビにも載ってないとんでもない林道に入り込む。

車1台通れるのがやっとのスペースで、左右が崖になっておりガードレールなしというパワフルな道だ。

ただの移動も大冒険になってしまうあたり、四国の山奥は面白さに溢れている。


やがて那賀川に到着したが、川へ降りる場所やバス停なども見つからず、さらに北上して「勝浦川」を目指した。

そうこうしているうちに日も暮れキャンプ地も発見できず、ひたすらキャンプ地を探す旅が続く。

結局行き着いたキャンプ地は、海部川から遥か北上した吉野川河口近くの河川敷サッカー場の隣というなんとも味気ない場所だった。

予定を現場で臨機応変に変えられるのが単独行のいい所だが、この無意味な移動は明らかに失敗だった。


こうして僕は2日目の夜を、惨めに過した。


〜黒尊川編へつづく〜


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