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四国清流行脚2・仁淀川編〜孤独なソルジャー〜

Posted by yukon780 on 13.2014 仁淀川/高知 2 comments 0 trackback
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「仁淀川」


マニアックな清流を巡る今回の旅の中で、この川だけはメジャーどころの川。

四万十川と並ぶ四国を代表するツーリングリバーで、その清流度は四万十川を遥かに上回る。

10年以上前はわりかしマニアックな部類に属していたが、最近ではアクセス面からも人気の高い川だ。


僕はかつてこの川を2回訪れている。

しかし期待を胸に初めて訪れた時は台風で濁流と化し、2度目も大雨の直後で本来の清流を拝めなかった。

ちょうど今回は横浜組がこの川を攻めると言う事で、僕は「3度目の正直」を狙ったリベンジも兼ねて四国清流行脚の2本目としてこの仁淀川をチョイスした。


いち早く現地にたどり着き、朝飯前の1本「上八川川」を制した僕は横浜組との集合場所へ急ぐ。

上八川川では誰にも出会わないストイックなソロスタイルだったが、ここからは「のんびりと清流の大河を仲間達とワイワイ下る」という実に健全な川下りの始まりだ。


そう思っていた。

1本の電話が鳴るまでは。


それでは四国清流行脚2本目「仁淀川編」。

川の紹介と言うよりマゾの紹介になってしまった第二回目。

所詮繋ぎの回になってしまったので、ざっくりと振り返って行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大清流・上八川川で大満足の川下りを楽しんだ男。

四国までの長い移動と寝不足や各所の痛み、そして激しい疲労すら忘れてしまうほどの浮かれっぷり。

もはやそれは「セイリューズ・ハイ」と行ってもいい状況だった。


しかし移動中のそんなウキウキ男のiPhoneが、突然陽気に「テケテケテケテン」と鳴った。

横浜組からの着信だ。

いよいよ彼らも集合場所に到着したのかな?


僕は陽気に電話に出る。

移動も含めてここまでずっとぼっち(一人ぼっち)だったが、久しぶりに人と話せてテンションアップだ。

しかし電話口の彼らは言った。

「まだ四国にすら入れていない。とても間に合わない。」と。


なんと彼らはGWの渋滞のみならず4件の事故渋滞に巻き込まれ、集合時間を過ぎてもまだ宝塚付近だったというまさか。

彼らは横浜を出て12時間以上走り続け、いまだに高速道路上に居続けて絶賛苦行中とのこと。

いったい奴らはどれほどマゾなのか?


当初は9時に集合予定だったが、このペースだと彼らが到着しそうなのは15時くらいになるということが判明。

そしてその事実により彼らは仁淀川下りを断念し、僕の「ぼっち二連投」が決定。

瞬く間に「のんびりと清流の大河を仲間達とワイワイ下る」という夢は砕け散り、GWの魔物に飲み込まれて行った。


これにより僕のセイリューズ・ハイの効力が途端に消失。

くたびれたアラフォー男に眠気と激しい疲労感がどっと押し寄せ、思い出したかのように腰痛と背骨痛と口唇ヘルペスも襲いかかる。

それだけに留まらず、若干お腹までゴロゴロと不穏な気配。



別にこんな状態で無理して仁淀川を漕ぐ事なんて無い。

しかし彼はそんじょそこらのぼっちとは訳が違う男。

あくまでも自由を求める孤独なソルジャーぼっちは、その重い疲労感と孤独感を抱えながら仁淀川へ向かう。

私には休んでいる時間も悲嘆に暮れている時間も無いのだ。

家での不自由な日々を思い出せ。

たとえ血反吐を吐いてでも遊んでやるのだ。



と言う事で、僕は仁淀川スタート地点の「宮ノ前公園」へ。

そして本来「出発集合写真」を撮るはずだった場所で、しっかりと「出発孤独写真」を撮影。

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寂しさを寂しさで上塗りして行く哀れな男。

だがこんな事は今に始まった事ではない。

マニアックなカヌーという趣味を持って以来、僕はいつだってぼっちで川を下って来たから今更気にしないのさ。


そしてひとしきり泣いた後、颯爽と男は仁淀川に漕ぎ出した。

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やはり支流の上八川川と違って、この大河的な雰囲気と牧歌的な風景が実に好ましい。

この川の広さがまたこの孤独さにピリリとしたスパイスを加えて来るね。


しかしこの時は珍しく「追い風」が吹いて、快適に進んで行く。

ダッキーを膨らませるのが面倒で、そのままパックラフトで漕ぎ出してしまったが中々快適。

やはり仁淀川や四万十川のような川は、こうして漕がずに寝そべって流されて行くのが正しい下り方だ。

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鳥の声を聞きながら、一人静かに流れて行くのも悪くないな。


なんて強がっていたら、どうも次第に雲行きが怪しくなって来た。

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そしてさっきまでの追い風が方向転換し、途端に「激しい向かい風」に。

もはや気分は赤壁の曹操軍。

あまりにも唐突すぎる風の変化に動揺が隠せない。

川面もさざめき立ち、光も当たらないからもはや清流なのかどうなのかもさっぱり分からない。

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しかも数日前の雨の影響なのか、それともこの程度が本来のものなのか、どうも全体的に濁っているし。

僕は「おい、どうした仁淀川?お前の力はそんなもんじゃないだろう」と言いながら漕ぎまくるが、その声は激しさを増す向かい風によって瞬時に後方へと吹き飛んで行く。


もはや漕げども漕げども、進むどころかその場に停滞するので精一杯。

風の影響を受けまくりのパックラフトで乗り込んでしまった僕のマゾチョイスが功を奏し、現場は「部活色」の強いトレーニング場へと様変わり。


はち切れんばかりの上腕二頭筋。

時折「おええっ」という悦びの声まで漏れてしまう素敵さ。

必死で盛り漕ぎして進んでも、ふうっと一休みしてしまう間に元の場所に戻っているという壮絶な徒労感。

口元まで「こんな事なら下らなきゃ良かった」と言いかけるが、その想いをグッと飲み込む孤独なソルジャー。


こうして本来の「のんびりと清流の大河を仲間達とワイワイ下る」という目的から、遠く離れたステージでぼっちマゾに邁進する全身疲労男。

なんだか色んな疲れがぶりかえし、指先も痺れ始める始末。

上八川川で浮かれてしまった代償を、今私は全身で受け止めているのだ。


それでもなんとか筋肉をパンプアップさせ、この修行を乗り越えて突き進む。

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これには神も大分満足したのか、僕の筋肉が破裂する前に次第に雲を晴らして風を落ち着かせてくれた。

しかしその先に広がっていたのは、ひたすら続く流れの無いトロ場区間だったりするのです。

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見た目は美しいんだが、流れが無いってことは漕がねばならんと言う事だ。

そしてパックラフトってやつは回転性は素晴らしいが、直進性はほぼ無いので進まない事この上なし。


いよいよ罰ゲームの色が濃厚になって来た「仁淀川修行場」。

さては横浜組の連中は、実はもうとっくにこっちに到着してるんじゃないだろうか?

今まさに高い所からこの哀れなぼっちマゾ野郎を見下して、してやったりとほくそ笑んでいるんじゃないだろうか?

特に今回の横浜組にはドSな女が二人のいるから、その可能性は非常に高い。


しかしここでまた僕のiPhoneが陽気に鳴った。

それは高みのマゾ見物疑惑の横浜組からで、やっと高知インターを過ぎたという連絡だった。


急がねばならない。

遅刻しているのは彼らなんだが、これでゴール地点で彼らを待たせてしまったらドSガールズから「私達を待たせるとは上等だ」と逆サドされる事は間違いない。

しかし漕いでも漕いでもトロ場地獄はどこまでも続いて行く。

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やがて心身ともに限界に達し、最後の踏ん張りの為に大休憩。

そこでは、もう何も考える事が出来ないほどにグッタリした初老の男の姿が確認された。

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結局すっかりいつもの感じだ。

ちなみについ数時間前までの浮かれた彼の姿がこれだ。↓

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とても同じ日とは思えないこのテンションの落差。

やはり1日1本にしておくべきなのだ。

でも明日は1日で3本下る予定。

彼は生きてこの四国から脱出することが出来るのだろうか?


それでもここまで来ればやはり仁淀川。

しっかりとこの清流行脚の2本目としての役割を果たして、やっとその麗しい姿を見せてくれたのだ。

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しかし、のんびりこの清流にうつつを抜かしている時間は無い。

サディスティックな仲間を待たすわけにはいかないのだ。

マゾ野郎としてはあえてここで遅れて珠玉の罵声を一発浴びるのも悪くないが、今のヘロヘロの状態でそのプレイはいささかハード。

今「おい、このビッチぼっち野郎!」などと言われてしまったら、岐阜の家にいるのと変わらない事になってしまう。


僕はそうならないように、その後もひたすら盛り漕ぎで突き進む。

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やがて下を向きながらうつろな表情で漕ぐようになって来た頃、やっとゴールの鎌井田の沈下橋が見えて来た。

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やっと着いた。

どうやら見た所まだ横浜組は到着していないようだ。


しかし発着地点には大量のカヌーイストのみなさんが。

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この光り輝く「仲間感」の中に、くたびれたぼっちのおっさんがヨロヨロと突っ込んで行く気持ちを想像していただけるだろうか?

精神的には一番の山場だった。


8.97km、およそ3時間のハードな部活動の模様でした。


より大きな地図で 仁淀川 を表示


僕は一人で上陸しておきながらも、体全体から「私は今、仲間を待っているのです。ぼっちではないのです。」というオーラを発散させてひたすらキョロキョロを繰り返す。

すると対岸から見慣れた車が降りて来た。

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ついに横浜組到着。

なんだかんだと彼らは予定時刻から6時間オーバーの、総タイム「18時間」というマゾドライブの末にやっと四国にやって来たのだ。


僕は喜び勇んで大急ぎで再びパックラフトに乗り込み、急ぎ沈下橋の下へと漕ぎ出す。

そして仁淀川ならではの素敵な合流の瞬間だ。

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なんとか僕も罵声を浴びる事無く、無事に彼らの勇姿を写真に収める事に成功。

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これにてついに私はぼっちから解放された。


しかし彼はこの時は気づいていないが、大急ぎで沈下橋に漕ぎ出した際に長年の己撮り相棒「ヌンチャク三脚」(参考記事:最強の一眼用UL三脚)を落としていた事が後に発覚。

単独行に欠かせない相棒の奉納に、後に彼は果てしない虚脱感に教われる事になる。

仁淀川は体力のみならず、彼の精神までもえぐっていったのだ。



それでもこうしてやっと合流を果たした横浜組とマゾ組の計5名。

結局仁淀川を下る事が出来なかった横浜組の為に、僕は彼らを安居渓谷へご案内。

安居渓谷とはNHKの「仁淀ブルー」の撮影地として一躍有名になった秘境であり、僕がこの四国清流行脚の2日目に下る予定の場所なのだ。


僕としても下見がてらの安居渓谷だったが、やはりその美しさは強烈だった。

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はるばる18時間も高速道路の濁流にのまれた直後の彼らは、もうすっかり感動でヒザがガクガクしてしまっている。

ただのエコノミークラス症候群だと言う噂もあるが、確かに彼らは喜んでいた。

そして心配していたサディスティックシスターズのお二人も、このおもてなしにすっかり気を良くしてくれた模様。

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しかし激しい疲労がたたってか、サケヤKちゃんの方はピースサインとは裏腹に頭を上げる事すら出来ないようだ。

彼らには彼らの長い戦いがあったのだ。


その後も渓谷を堪能。

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これでなんとか横浜組にも「今日という日を生きた」という証拠が出来た。

これもなかったら彼らはただの移動マニアになるところだった。


その後近くにある温泉へ向かう。

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なぜかここが「お風呂の準備が出来るまで1時間かかります」とのことで、ひたすら仁淀ブルーのDVDを見せられて待たされる事に。

そして1時間後に入浴すると、まさかの「熱湯風呂」で足もつけられないほどのテレビジョッキーさ。

もう入浴どころか、なんの宣伝時間も得る事が出来そうにない灼熱の湯船。

ダッチャーSが必死で水で湯モミをしてなんとか火傷をしない温度に下げてやっと入浴。

あの1時間は仕込みの時間だったのか?


そして何かの柑橘類がネットに入って湯船に浮かんでいるが、出がらしているのか何の香りもしない。

頭を洗っていても、シャワーが手を伸ばさないと届かない位置に着いているというもどかしさ。


そして風呂を出て脱衣所に行けば、鍵無しの僕のロッカーが空かないというまさか。

なんとかダッチャーSの力技でロッカーをこじ開ける。

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恐るべし、四国の温泉。

前回の四国ツアーの時も、温泉には相当楽しませてもらったが今回もハズレが無いようだ。

もちろん疲労は回復するどこか増大したのは言うまでもない。


その後は宮ノ前公園で闇の儀式開始。

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ここで疲労を回復させるるべく、呪文とともにビール、黒霧島、ワンカップ大関を己の身に奉納させて行くメンバー達。

そしてさっさと寝ればいいものを、闇の儀式は深夜遅くまで続いて行く。

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夜遅くに食う肉とちゃんちゃん焼きは破竹の勢いで胃をもたれさせていく。

やがてダッチャーSに悪魔が乗り移った頃、

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無事に儀式は終了。

こうして彼らの、実に長い長い一日が終わりを告げたのである。


午前中の大清流、午後の大マゾを堪能した僕はしたたかに酔って泥のような眠りに落ちた。

見事に今日一日を遊び抜いてやったぞ。


しかし明日はさらなる大清流を求めた過酷な3本の川ハシゴ。

まずはさっき下見して来た奇跡の清流・仁淀ブルーの安居川。

かつて誰もそこで川下りをしたという記録がない、マニアック極まりない川への挑戦だ。


体力ゲージは早くも真っ赤っかだが、まだまだ四国の遊びは始まったばかり。


次回、安居川編。


かつてない大清流が男に襲いかかる。




四国清流行脚3へ 〜つづく〜




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月刊カヌー野郎2月号〜仁淀川編〜

Posted by yukon780 on 01.2012 仁淀川/高知 0 comments 0 trackback
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さあ、昨日に引き続きサクサク振り返って行こう。


「四国なアイツ」カヌー旅編のラスト。

野郎二人の四国放浪の舞台は、四万十川から「仁淀川」へ。


四万十から移動して来た我々は、「宮の前公園」というスタート適地にてテント泊。

前回もそうだったけど、ここからの朝の仁淀川の眺めが結構好きだ。

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この公園は実に良いキャンプ地だったな。

椅子やテーブルもあったし。

テント張って良いかどうかは知らんけどね。

なんだったら野外ステージもあるから、酔狂な人ならロンリーライブも可能だ。


スタート地へ移動して行く。

この頃にはハイビックス艇は空気が萎んで、すっかり変わり果てた姿になっていた。

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とても画期的な搬送スタイルだ。

面倒くさかったから膨らんだまま四万十から積んで来たけど、やっぱり限界だったね。

周りから見たら、この車の主は何をしたい人なのかも読み取れない。


おかしいな?

移動してるってことは宮の前公園からスタートしなかったんだ。

何も思い出せない。

ひどい目にあった旅は鮮明に覚えているのに、楽しかった思い出は風化して行くんだね。


そして出発。

四万十もそうだけど、二人で行けばこのような俯瞰的な写真が撮れる。

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すごく好きな写真。

アウトドア雑誌的なアングルだ。

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例えばこんな感じはどうだろう?

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こういうそれっぽい写真が撮れるのも「沈下橋」のおかげだ。

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沈下橋は河川氾濫時に橋が流されないように、欄干も何も無く水の中に水没しても水流の影響を受けにくい橋。

それと同時に、なんといっても雰囲気アップに一役買う。

そして、地元の川ガキ共はここからジャンプして川に飛び込む。

さらには撮影ポイントとしても一流。

自然の中で、僕が許せる数少ない人工物だ。


結局スタートしても全然進まず、この場所でひたすらマッタリしてしまう。

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リバーツーリングとは、単に「川を下る」ってだけじゃないんですよ。

こんな時間が大切なんです。



ひとしきりのんびりしたら、再び川を下って行く。

鏡のような川面を滑って行ったり、

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時折現れる瀬でアドレナリンを放出したり、

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優雅に立ち漕ぎで流れて行ったり、

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昔ながらの川漁師さんの漁を眺めつつ下ったり、

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やっぱりいいねぇ。川下りってのは。


四国の川は、やっぱり「総合力」が優れた川が多い。

水質、水流、生態系、雰囲気、風景、人。

どれを取ってもスバラシイ。

それでも地元の人は口を揃えてこう言う。

「昔はもっとキレイで、もっと魚もおった」と。


僕がタイムマシンを持っていたら、40年前に行って狂ったようにそんな奇麗な川で遊びたい。

もしくは旧建設省の馬鹿野郎共をマシンガンで根絶やしにしてくるかね。

僕らの遊び場を返してくれよ、チクショーめ。


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そんなこんなで、雄大な景色に包まれながらゴールの沈下橋に近づく。

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と、まあこんな感じの「正しい」川旅でした。

ここに釣りと、夏場なら素潜り遊び等も加わって「最強の」川旅に進化する。

さらに川原でテント泊して、酒と焚き火とうまい飯が加わると「恍惚の」川旅へと昇華するのだ。


山も良いけど、やっぱり川下りはやめられんわ。

「まぁ一本、まぁ一本と。たいがいにしとかなかんよ。」と山田昌(名古屋地区限定)に怒られそうだが、やっぱり楽しいのよ。

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そして我々は仁淀川を後にした。

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こっからはおまけ。

途中どのガイド本にも載っていない、たまたまあった棚田を見て回ったり、

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前回の旅でもお馴染みの、ケーブルカーで渓谷の露天へ降りて行く祖谷温泉に寄って、

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吉野川の水質に見とれつつ、

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難所の大歩危小歩危とかを視察しながら、

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そして我々の旅は終わりを迎えた。

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これが例えば彼女と二人で来ていた旅なら、ここらでプロポーズタイムだろう。

しかしあくまでも山田との野郎旅なので、黙々と長い道のりを交代運転でこなしつつ帰って行った。


そして帰宅した僕は、そのまま屋久島に旅立っていった。

いずれ屋久島の時の様子はお送りしますね。


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はい、これで「四国なアイツ」のカヌー編は終了。

早くまた四国の川下りたいなあ。

りんたろくんが落ち着くまで、行けるのは当分先になるだろうけど。

でも僕の事だから、そんな事言いつつまた家族を置いて旅立ってる可能性はあるけどね。



「四国なアイツ」シリーズは、まだ自転車編の「しまなみ海道縦断野郎」とお遍路編の「八十八カ所マゾ巡礼」が残っている。

でもちょっと一旦四国から離れてみたい。

また思い立ったら、「あん時のアイツ」シリーズで色んな過去旅をまとめていきます。

一向に記事が埋まっていかない、ブログ右側のカテゴリー欄。

なんせ写真は残っているけど、記憶が残ってないからまとめていくのも大変だ。


まあ、気長にお付き合い下さいな。


四国なアイツ〜仁淀川編〜

Posted by yukon780 on 11.2012 仁淀川/高知 0 comments 0 trackback
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今回から「あん時のアイツ」シリーズ第10弾として、「四国なアイツ」特集だ。

過去7度四国を訪れているが、どれもとてもいい思い出となっている。


旅で1回、カヌーで3回、自転車で1回、お遍路で2回。

僕の大好きな場所、四国。

ここから暫くは、そんな過去の四国野郎の様子を何回かに分けてまとめて行こう。

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最初に訪れたのは、大学卒業したての若造の頃。

友達と4人で車に乗って四国を一周した。

写真は残っていないが、この時始めてカヌーというものを体験した。

なんとなく参加したのがきっかけで、完全にはまった。

今思えば、カヌーデビューが四万十川だった辺り贅沢な話だ。

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という事で、今回は初めて一人でカヌーを車に積んで四国に乗り込んだ時の様子。

2004年の11月。

まずは高知県の「仁淀川編」だ。


鳴門海峡を渡って憧れの四国へ。

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さすがと言うか、どんよりとした雲が出迎えている。

この頃の僕はとにかくお金がなかったから、基本的に移動の全てが下道だった。

この時も淡路島分はしっかり下道で走り、海峡越えの部分は仕方なく有料に乗るという感じだった。

当時は行く場所行く場所が全て新鮮だったから、下道は全然苦じゃなかったな。

だとしても、高知までは20時間以上運転し続けたけど。

今の僕がやったら、徳島辺りで喀血して死ぬだろうな。

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徳島に上陸すると、四国八十八ヶ所霊場の1番札所「霊山寺」が登場。

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へー、ここから四国一周の八十八カ所も歩くのか。信じられんな。

みんなドMだな。


なんて思ってたけど、まさかその数年後に自分がお遍路さんとなってここから歩き出すとは露ほども思ってはいなかった。

人生なんて、どうなるか分からんもんだ。

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どんどん進んで、夕方辺りで吉野川の「大歩危小歩危」あたりに到達。

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もう暗くてよく分からんかったけど、その轟音だけは禍々しく鳴り響いていた。

日本屈指の激流スポット。

いつか「ゴエモン」とともに下る日は来るのだろうか?


その近くに、山の中にポツンと突然モンベルのお店が現れる。

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もうすっかり雨降ってるね。


店員さんに川の情報を聞いていたら、今日偶然にもイベントが行われるというではないか。

しかも話を聞いていると、なんとあの名物社長「辰野勇」さんが来ているというではないか。

テレビや野田さんの本や雑誌でもよく見ていた人で、憧れのアウトドア野郎のひとり。

アイガー北壁日本人第2登攀や、コロラド川・グランドキャニオンでの川下り等数々の伝説を持つ男だ。

フリースタイルカヤックのイベントだったから、僕は全く関係なかったがイベントに参加した。

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「旅カヌー」の僕にとっては異次元のイベントだったが、とても楽しかった。

そして憧れの辰野さんと一緒に写真も撮れた。

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隣の外人は、何やらこの世界では有名な男のようだが誰かは分からない。

でも一応凄そうな人だったから、感激した顔を見せておいて一緒に撮ってもらった。


その日はさらに車を走らせ、高知県の仁淀川のスタート地点の公園でテント泊した。

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翌朝、仁淀川の公園で起床。

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昨日の夜は真っ暗だったから分からなかったが、明るくなって気づいた。

めちゃめちゃ川が濁っている。

ここ数日降った雨と、昨日の雨で川は増水していた。


仁淀川は、実は四万十川よりも清流との呼び声高き屈指の清流らしい。

しかし20時間以上掛けてはるばるやって来た僕の眼前には、清流では無く濁流が広がっていた。


失意の中僕は仁淀川に漕ぎ出した。

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まあ川の透明度はゼロだけど、雰囲気は中々よろしい。

現役の川漁師も結構いて、昔ながらの川の風景が残る四国らしい川だ。

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しかし、どうにも気分が上がらない。

家から遠ければ遠い程、楽しみにすればする程、ベストな状態じゃない仁淀川に対して溜息が漏れてならない。

ううう、全く楽しくない。

せめて通常の状態の仁淀川が見たかった。


悲しみに暮れていると、激しい雨が僕に襲いかかる。

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写真の記録データを見ると、出発から30分くらいからこの悲劇が始まっている。

出発する時に降っていれば漕ぎ出す事も無かっただろうに。

この頃の僕の旅はいつもこんな感じだった。

この写真を最後にしばらく写真は撮影される事無く、次に出て来る写真はゴールの沈下橋だった。

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およそ2時間以上、彼は雨の中黙々と漕いでいた事になる。

もう当時の事を細かく思い出せないが、これを書いていて少し胸がツンと痛くなったよ。

今もこの頃も、僕はあんまり変わってねえなあ。


そして悲しみの仁淀川が終わり、僕の移動は続く。

さらに西へ移動し、目指すは「四万十川」だ。

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途中で見事に道に迷い、住宅地へ入り込んでしまった。

しかし旅先のこんなハプニングは思わぬ喜びを与えてくれる。

歴史好きの僕にはたまらない瞬間。

それは偶然見つける「マニアックな武将の墓」の発見だ。


ほんとに唐突に、こんな小さな路地に「長宗我部元親」の墓を発見した。

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マニアック武将と言えど、一時は四国全土を制覇した男がこんな辺鄙な場所に葬られているなんて。

長く山内家の支配下に置かれた高知の歴史を垣間見た瞬間だった。

この時の感激。

興味ない人には全く伝わる事はないだろう。

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ひたすら海岸線の旅路がつづく。

そしてついに憧れていた「桂浜」に到着した。

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ここは日本海かと思えるような、どんよりとした雰囲気と寒々しさ。

おかしい、随分イメージと違う。

もっと南国的な明るさに満ち、希望に溢れた海岸を期待していたんだが。


この頃どっぷりと「幕末」にはまっていて、「竜馬がゆく」なんかを何度も読みまくっていた僕にしてみれば凄く楽しみな場所だったのに。

11月の秋の浜風が、心まで染みてくる場面だ。


振り返れば竜馬が僕に呟いてくる。

DSC02278.jpg

「心配せんでも、おんしにゃ夜明けは来ないぜよ。」

さすがの坂本竜馬も、僕と好天との間に同盟を結ばせる事は出来ないようだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こうして僕は四万十川に向けて移動して行った。

そして僕は四万十川で、ついに「神様」に遭遇する事になる。


サッカー少年が突然メッシに遭遇。

野球少年が突然ダルビッシュに遭遇。

それに等しい事が、このカヌー青年にも訪れるのだ。


そして四万十川の夜。

カヌー青年は号泣する事になる。

カヌー野郎青春時代。


四国初一人旅「四万十川編」。

また折りをみて更新して行きますね。


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