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最低野郎とうどんと鰹〜四万十川編〜

Posted by yukon780 on 31.2012 四万十川/高知 0 comments 0 trackback
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先週はアホな登山しかしていないので、今週はまた過去の旅をまとめて行くかね。

四国だけでも中々終わらないな。

サクサクお送りして行こう。


「四国なアイツ」カヌー編の最後となる、2009年5月のカヌー旅。

この時は単独ではなく、山田(仮)との二人旅。

山田は今後も「あん時のアイツ」シリーズでは度々登場し、よく二人で旅をした。


2009年の当時、実はこの旅の2ヶ月後にりんたろくんが誕生するという状況だった。

そう、正に出産間近の嫁を置いての最低野郎のカヌー旅。

しかもこの旅の2日後くらいには、なんと屋久島へ一人旅に出てしまうという暴挙っぷり。

今の嫁が出産後に「DSY」へと豹変してしまうのは、このあたりが原因の一端と思われる。


そんな最低野郎が、陽気に休日を満喫する愚かな様子を振り返っておこう。

基本的に細かい事はあまり覚えてないから、ざっとダイジェストで。



ちなみに最近サドな読者が増えて、普通の記事を書くと非難を浴びてしまうから先に言っておく。

今回の四万十川と次回の仁淀川は、たいした事は起きていないのであしからず。

普通に楽しんでいる、野郎二人の味も華もない内容。

マゾ紀行が目的のサド読者を満足させる内容ではありません、ご了承くださいませ。

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さて、長い長い移動の末今回は瀬戸大橋からの四国入国。

ちょうど高速道路が1,000円化の時だったから、もちろんオール高速道路。

それでも、移動だけで丸一日かかった。

なんせ山田は静岡在住だから、相当にヘビーな移動となった。


もうどこか覚えてないが、その日は愛媛県の適当な河川敷でテント泊。

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朝起きると、前方に見事な「もっこり山」。

山の名前は知らんが、朝に見るもっこりは実に清々しい眺めだった。


今回は僕の一号艇(パーセプションのキウイ3)と二号艇(ハイビックスのFK430)の一人一艇スタイルだ。

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二人艇に二人で乗るのも良いけど、やっぱり一人一艇のが自由度が高まって楽しい。


「食の寄り道好き」の山田と一緒だと、ストレートに目的地に行く事は無い。

目指す四万十川はそのまま南下していけばいいけど、我々は西の香川県に移動して「讃岐うどん巡り」を開始する。


向かった先は、王道有名店「山越うどん」だ。

開店の大分前に行ったにも拘らず、結構な行列ができていた。

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野郎の性で、アトラクションの行列には並びたくないが、メシの行列にはそこそこ耐えられる。

40分くらい並んでやっと朝飯だ。

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細かい注文の仕方とかめんどくさいからいちいち説明はしない。

ただ一言。やっぱりうまかった。


満足して、お店を出たらとんでもない行列になっている。

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まあ、確かにうまいしブームなのは分かるけど。

たかだか「うどん」ですぜ、みなさん。


そんな事言いながらも、うどん行脚はつづく。

一軒くらいでは山田のグルメ道は満足しない。

次は山奥にポツンある「やまうち」だ。

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やはりこういった雰囲気が我々の感性を刺激する。

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ここのうどんは実にシンプル イズ ベスト。

まさにうどんのみで勝負を掛ける心意気。

これには僕も山田も満足したから移動を再開だ。


途中の道の駅で「恋人の聖地」とやらに出くわしてしまった。

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決して野郎二人で訪れるべき場所ではない。

我々は周りからどのように思われていただろうか?

特に由来もないだろうに、無理矢理「聖地」にしてしまうあたりうどんしかない香川県の必死さが伺える。


昼になり腹が減ったので、山田が愛してやまない「漁港」へ。

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漁港にはその土地の漁師が通う、「漁港の食堂」というものが大抵あるものだ。

そんな漁港食堂ではまずい飯が出るわけは無く、我々からすれば「男達の聖地」だ。


案の定「市場食堂」という食堂を発見し、普段あまり笑わない山田もご覧の笑顔だ。

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ここの名物はなんと言っても「初鰹(はつがつお)」。

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はんぱなくウマシ。

嫁よ、すまない。

こんな僕を許しておくれ。


ここまでは単なるグルメ野郎のブログになっている。

そろそろ本題に戻る。


ひたすら移動し、四万十川到着。

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相変わらずセクシーな川だ。


結局「食の寄り道」をしすぎたせいで、すっかり日が暮れてしまった。

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この日は川原でテント泊です。

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翌朝、僕の大好きな「四万十川の朝」だ。

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四万十川の朝は往々にして「朝霧」が立ちこめてとても幻想的な光景に包まれる。

この日はそんなに気温差がなかったせいもあって、朝霧はそれほど発生していなかったが、それでもこの時間が大好きだ。

山田はまだ寝てるから、しばしそこいらを散歩する。

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やがて、多分江川崎辺りからカヌーを漕ぎ出す。

もはや細かい事は大して覚えてないから、ひたすら写真でどうぞ。

一言、やっぱり最高に気持ちいい川だったってこと。

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そしてお馴染みの「口屋内」の沈下橋にてゴール。

あれだけグルメな前置きはちゃんと書いてたのに、ここに来てまさかの写真ダイジェストでお送りしました。

でも、もうこの川に関しては多くの説明はいらんでしょう。

良いもんは良いんだから。


沈下橋を渡ってバス停へ向かう。

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山田がバスに乗って車を回送して来るまではお留守番です。

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二人だとこういう事が出来るから安心だ。

一人だと、いつもカヌー置きっぱなしで車を取りに行かないといかんから、移動中は結構スリリングで落ち着かないから。

今の所カヌーを盗まれた事は無いが、以前気田川で、戻って来てから食えるように焚き火で焼いていた焼き芋を盗まれた事はある。

あれは結構悲しいものがあった。

確かその時も山田がいた気がする。


こうして四万十川を満喫して、我々は一路仁淀川を目指して移動して行った。


〜仁淀川編へつづく〜


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良いものは良いんです〜四万十川編〜

Posted by yukon780 on 19.2012 四万十川/高知 0 comments 0 trackback
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「四国なアイツ」の2回目一人カヌー旅の5日目。

前日の黒尊川からの続きで、今回は以前にも下った「四万十川」。

前日に平井堅との攻防戦を繰り広げた川原の朝からスタートです。

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口屋内沈下橋川原にて5時起床。


明日徳島の穴吹川を下る事は決めていたので、今日一日を移動日に充てるか四万十を下るか迷いつつ朝食を済ませる。

思いのほか天気は快晴だし、川の流れもだいぶ落ち着いてきてる。

タイミングよくバスが口屋内に来る時間だったので、強行軍覚悟で四万十川を下る事にした。


車をそのまま口屋内に停めておき、折り畳んだカヌー担いでバス停へ。

その時、地元の中学生2人組と会ったら実に気持ちのいい「おはよう」の挨拶をしてくる。

以前来た時も、すれ違う小学生達の言わされてない挨拶には感動したものだが、それを今回も再確認できた感じだ。

なんだか、色んな事がいちいち気持ちに「ほっこり感」を与えてくれる川だ。

昨日のKen'sBarな夜は別として...。


バスに乗り込みスタート地点の江川崎まで移動する。

バスの中は地元民とカヌー野郎たちが入り乱れていた。


僕の隣にいた人と話すと、その人は昨日江川崎から中村まで一人で下った人で、カヌーの話で大いに盛り上がった。

話の途中で後ろの席の地元のおばあちゃんも「昔はこん川はもっと奇麗じゃったきに」と参戦してくる。

途中下車する人も僕らの話を聞いてたらしくいちいち話しかけてくれて大変楽しい移動だった。

僕はこうした温かな感じを求めて旅してるのかな。


スタート地点に到着してカヌーを膨らませていると、同時に隣で夫婦がカヌーを膨らませていた。

その旦那さんとまたもカヌー話に花を咲かせてしまった。

この川では普段あまり会う事が無い「同族」な人達が沢山いるから、ついつい話し込んでしまう。


その人もユ-コン川を一人で下った人で、上陸して野グソしてる最中に船が流されてしまったらしい。

そして、しばらくして流されてきたドイツ人に助けられたという実にエキサイティングな経歴を持った人だった。

やはり同族の人は変な人が多いようだ。


やがて僕は四万十川に漕ぎ出した。

増水している事もあり、しょっぱなに結構激しい瀬があって身が引き締まった。

でもその後は、景色ものんびりと雄大で気持ちがいい。

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あんまり気持ちいいのでもう漕ぐのをやめて、カヌーで横になってゆらゆらと流されて行った。

四万十川は川幅も広く、水量豊富で流れもそこそこ早いから、漕がずにのんびりするのが一番良い下り方だ。

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静かにゆっくりと流れて行く時間。

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例え川が濁っていても、やはり晴れた日のカヌーツーリングは何物にも替えられない愉悦に満ち満ちている。


途中で観光客が体験カヌーをやっていた。

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思えば二十前半の頃に四万十川でやった体験カヌーが、僕の初めてのカヌー経験だったことを思い出す。

随分僕も変わったもんだと感慨深く眺めてた。

まさかその先、一人でそこら中の川を下るような人間になって、挙げ句ユーコンまで下る人生が待っているなんて思っても見なかった。

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やがて快適なツーリングが終わり、口屋内にゴール。

やっぱり下って良かった。

いつ下っても、四万十川はやっぱり文句なく良い。

川が濁ってても、良いものは良いのだ。

今度来るときは、がっつりとカヌーにキャンプ道具積み込んで長期ツーリングしてみたいもんだ。



さあ、強行軍のスタートだ。

一気に徳島の穴吹川に向かって大移動だ。


途中の偶然寄った海岸で、面白いイベントに出くわした。

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実は前から一度行ってみたかったが、どこでやってるか知らなかったTシャツアート展だった。

ビーチに何百枚ものTシャツが展示してあり、それぞれに個性的なデザインがプリントされている。

なんだかとてもいい気分。

偶然こういうのに出くわすと、旅の気分がグッと高まるね。

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その後も海の見えるマイナーな温泉などに寄り道しながら、延々と移動は続く。

やがて、やっとこさ穴吹川のゴール地点の川原に到着してキャンプ。

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かなり疲れたが、天気も気分も大変よろしい一日だった。

明日は最も楽しみにしていた穴吹川だ。

四国一の清流との呼び声高き名川中の名川。


僕はぼけーっと焚き火を眺めながら、酒を飲んで眠りについた。


〜穴吹川編へつづく〜


神と私の酩酊ナイト〜四万十川編〜

Posted by yukon780 on 12.2012 四万十川/高知 6 comments 0 trackback
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今回は前回の記事(四国なアイツ〜仁淀川編〜)の続きで、一回目の四国カヌー行脚の後編「四万十川編」です。

初カヌー体験から数年が経っており、それ以来の四万十川だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの後、前日のロングマゾドライブや雨中のロングマゾカヌーツーリングでさすがにグッタリしていたので、四万十川ユースホステルに泊まった。

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首つり用のヒモみたいな入口が画期的なユースホステル。

見た目、山賊の要塞のように見えるが、結構いい感じだったと記憶している。


昨日は暗くて見えなかった四万十川が、朝の神々しい姿を見せ始めていた。

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やはり四万十川も増水し、濁っている。

でもどうやら、今日は天気は良さそうだ。

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どこからスタートしたっけな?

多分江川崎からかな。


当時は随分酒飲みだったから、旅の相棒は地元の酒がお供だった。

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これは中村の地酒「藤娘」ですな。

当時は「パドルは忘れても酒を忘れるな」という、勝手に僕が作った掟を堅守していた。

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漕ぎ出しから、水量豊富で滔々と流れる四万十川。

増水気味なんで、結構なスピードが出るが悪質な場所も無いからとても気持ちいい。


風景はのんびりとしていて、気持ちも穏やかになって行く。

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僕の四万十川の印象は、決して清流ではない。

でも、なにか他の川とは違う「懐の深さ」を感じる。

その懐の深さは、往年の貴ノ浪を彷彿とさせる。

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川が濁っている事を除けば、相当に気持ちいい。

ツーリングリバーとして、晴れた日の四万十川に勝る川はやはり無いだろう。


時折現れる「沈下橋」がさらに雰囲気を高めてくれる。

古き良き日本の風景だ。

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気持ち良さそうな場所があったら上陸して、周辺の村落を見て回ったりする。

沈下橋を渡って集落へ。

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昔ながらの「正しい神社」の姿等を愛おしい気持ちで眺める。

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今にも昭和な子供達が現れ、じゃんけんグリコでも始まりそうな雰囲気だ。

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気分良く日本の原風景を眺めて、再び川の上の人となる。

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ただただ、のんびりと流されて行く。

この川では僕はほとんど漕がない。

カヌーの上に寝そべったり、タバコをくゆらせたり、お酒飲んだり、鼻歌歌ったり、あくびしたり。

なーんにも考えない。

これぞ、カヌーツーリングの王道スタイル。

ブルー・スリー風に言えば「Don't Think. Feeeeel.」。

最高の時間。


初日のゴール、口屋内の沈下橋に到着。

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本日はここでテント泊。

ビールの調達をしに、口屋内の集落へ向かう。

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沈下橋から川を見ると、その水量の豊富さが伺える。

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買い物前に支流の黒尊川を見に行った。

野田さんの本では、黒尊川は普段は浅いが増水時は最高のツーリングスポットになるそうだ。

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さすが、あれだけ雨が降った後でもこの透明度。

この川は2回目の四国カヌー行脚の時に下る事になる。


集落に戻ってお買い物。

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写真は宮崎商店だが、僕が行ったのは「竹内商店」。

ここのおばあちゃんがとてもいい感じの人。

川向いに有志によって建てられた共同風呂があるんだけど、そこの鍵を管理しているのがこのおばあちゃんだ。


風呂の場所を聞いたら、おもむろに商品を床にばらまき説明を始める。

「えいか。このチョコがここだとして、沈下橋渡ってこのパンが学校や。そんでこの煎餅が風呂だ。」

商品で、なおかつ食べ物なのに床で説明するとは。

実に豪快で好感の持てるおばあちゃんだ。



店内を見ると、実に歴史を感じるアイスクリーム等が売っていた。

賞味期限とか細かい事は気にしちゃダメなんです。


ここで野田知佑さんのサイン入りのエビ鉄砲があったので購入した。

川エビを銛の付いた鉄砲みたいなやつで、パシュッと突く物だ。

手作り感たっぷりの、これぞ四万十土産。


野田さんのサインに感激していたら、おばあちゃんが信じられない発言をして来た。

「ああ、野田さんなら今日来とるで。そこの舟母(せんば)さんに泊まっとるよ。」


皆さんにこの時の僕の感激がお分かりになるだろうか?

僕の人生を180度変えてしまった、憧れ続けている男がすぐそこにいると言うのだ。

敬虔なクリスチャンに向かって、「ああ、神様ならそこにおるで」と言ったらどうだろうか?

そう、まさに僕にとっては神様なんです。


早速、おばあちゃんにうまいこと色紙とペンを買わされ、「サイン貰って来なされ」と送り出される。

恐る恐る舟母に入って行く僕。

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そもそもこの「舟母」自体が、野田さんの本によく出て来ていたから感激なんだ。


気分は上京したての藤子不二雄が、トキワ荘の手塚治虫を訪問した時のように緊張していた。

そして宿の人に、

「あのう、川を下って来た通りすがりの者ですが。こちらに野田さんがいるって竹内のおばちゃんに聞きまして。ご迷惑じゃなければ、サインの一つでも頂ければと...。」

すると宿の人が「どうぞ、どうぞ。上がって行きな。」と凄く親切に案内してくれた。

そしてついに僕は神様と対面した。

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野田さんはすごく物腰の柔らかな人で、まるでインディアンの酋長とでも話しているかのような威厳に満ちていた。

宿の人が、ライフジャケットとかにもサインしてもらいなよって言うんで、猛ダッシュで川原に戻ってライフジャケットを取って来てサインしてもらった。

この時のライフジャケットは今でも大切に使用している。


サインが終わると、おもむろに野田さんが僕に言って来た。

「メシ、食べて行きなさい。」

これは夢なのか。感激で全身が震える。


結局僕は泊まり客でもないのに、野田さん達の夕食にご一緒させてもらった。

野田さんとマネージャーの人、舟母の人と、撮影で同行していたテレビ朝日のプロデューサーの人と鍋を囲んだ。


四国らしさが全開で、がんがんと焼酎が消費されて行く。

僕はタダメシな上に、タダで酒を浴びるように飲んだ。

もうタダタダ夢の中。


やがて野田さんは寝ると言って2階へ。

その後も僕はみんなと飲み続けた。


次第に仕事の話になって来て、酔いも手伝って僕は悩みをこぼし出していた。

デザインの仕事で、「商業デザイン」の壁にぶち当たっていた時期だった。

そしてプロデューサーの人が、業界人らしい厳しい視点で僕を非難する。

とても親身に、とても厳しく。

悔しかったけど、全てが的を得ていた。

気づけば僕は号泣していた。

宿の夫婦は僕を励まし、プロデューサーの人は僕にムチを入れる。

泣いてはいたが、とても清々しい夜だった。

僕にもこんな青春時代があったんだね。


四万十川は「最後の清流」などと持ち上げられ、多くの観光客が川の上辺だけを見て帰って行く。

でもこの川の本当の魅力は、川に関わる「人」にこそあるんだと思った夜。


テントに帰る時、マネージャーさんが犬の散歩をしていた。

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アレックスとハナだ。

もちろん元祖カヌー犬のガクには会えないが、この2頭に会えた事も感激だった。


僕は千鳥足で、川向いの共同風呂に向かった。

鍵を開けて入ると、畳がしいてあったからちょっとゴロンとした。

激しく酩酊していた僕は、なんとそのままそこで眠ってしまった。(絶対に真似しないように)

こうして、素晴らしすぎる四万十川の一日が終わった。

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翌日お風呂場で起床。

酷い二日酔いだ。

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写真では分かりにくいが、号泣した事もあってまぶたが試合後のボクサーのようにぼってりしていた。


竹内のおばちゃんに鍵を返しに、沈下橋を渡って集落へ向かう。

すると地元の小学生達とすれ違い、凄く元気良く「おはようございます!」と言って来た。

見ず知らずの僕に対して、何のてらいも無い。

こんなに気持ちのいい挨拶をされたのは初めてだった。

やはり良い環境で育つと、子供は素直に育つんだなと感心する。


やがて2日目、出発。

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しばらく進むと、別の場所に移動していた野田さん達が道の上で手を振っている。

なんだかまた泣きそうになる。

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しばらくは頑張って漕いでいたけど、いよいよ二日酔いが気持ち悪くなって上陸&ゲロ。

ぐったりとうなだれる。

いい事ばかりは起こらない。

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やがて四万十川のツーリングが終わる。

僕の心に強烈にしみ込んだ旅だった。

やっぱり四万十川は、カヌー野郎の聖地だわ。


そして僕はまた、長い時間をかけて帰って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上、最初のカヌー四国一人旅。

僕の中で、かなりの輝きを放つ旅だった。


次回は翌年2005年のGWの2度目の四国カヌー行脚の模様です。

海部川、四万十川、黒尊川、穴吹川の贅沢川ハシゴです。


いかん、これ書いてたらまた四国行きたくなって来たな。

もういっそ移住してしまいたい。



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