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爆発大移動の旅6〜孤独と雨と猿と僕〜

Posted by yukon780 on 06.2012 斑尾高原トレッキング 0 comments 0 trackback
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しばらく話が脱線していたけど、話を爆発大移動の旅に戻そう。


このGWはほとんどノープランで日本中を移動して来たが、要は「晴れ」予報の方面を目指して移動して来た。

事前の計画通りに旅をする必要がないのも単独行の魅力。

行くも行かないも自由、目的地変更したりグウタラするのも自由。

明日は明日の風が吹く。

明日の行き先なんて、その時その場所で考えれば良いのだ。


そしてその計画性のなさが、毎度僕に回避出来たはずのトラブルを引き寄せるわけだ。

明日は明日の風が吹くどころか、突風や雨や雷やマゾにまみれる結果となる。

それでもやめられないんだよね。



そして前回、中々充実した千曲川の旅の翌日。

僕が向かった先は長野県「斑尾高原」(まだらおこうげん)。


別にそこに行く予定でも、行きたかったわけでもない。

前日の夜に、翌日の天気予報を見て一番天気の良さそうな場所がここだっただけの事。


でも、そこは僕。

ここまで万全を期して挑んでも、結局は雨が降る。


この爆発大移動の旅の中で、最もつまらなかった一日。

まあ、そんな日もあるさ。

特別に書く事があるわけでもないが、これも旅の一部なので書いておこう。


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あの後どこで車中泊したか全く記憶はないけど、どっかで寝たんだろう。

そして天気予報を信じて向かった先は斑尾高原。

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曇り時々晴れの予報だったが、時々晴れそうもない空模様だ。

標高も結構高い場所になるから、随分と寒い。

さらにはそこそこ風もあるから、体感温度は中々なものだ。


でも何より、全く人がおらず寒々しくてあまりにも寂寞とした光景がまた辛い。

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高原のくせに「レジャー的」な雰囲気ってやつのカケラも感じない。

天気のせいもあるが、どうも全体的にどんよりした感じが拭えない。


しかしこの斑尾高原は、シーズンともなれば多くのハイカー等で賑わうと言う。

このGWは、その「シーズン」ってやつには当てはまらないのか?


でもやっぱり、トレッキングルートはしっかりと整備されている。

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周辺のトレッキングルートだけでなく、ここは「信越トレイル」の起点となる場所だ。

当時の僕は何とも思っていなかったが、実は今この「信越トレイル」制覇も僕の中での大きな目標となっている。



そして僕は、トレッキングを開始した。

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恐らく、天気が良ければ大変風光明媚な場所なんだろう。

しかし、この上がって行かない僕のテンションと言ったらどうだ。


どうにもこの「どんより感」が、僕を楽しい気分にさせてくれない。

むしろ、誰もいない吹きっさらしのこの場所では寂しさだけが増大して行く。


そして一番浮かんではいけないワードが頭によぎり出す。

「あれ、僕は一体何をしているんだ?」と。


朝なのに、夕方みたいで爽らかさのカケラもない湖を周回する。

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きっと晴れていれば、雄大な山の景色を堪能しながらのウキウキトレッキングだったんだろうな。

でもこの寂寥感ってやつも、単独行の醍醐味ってやつさ。

なんて思ってみるけど、楽しくないものは楽しくない。


その後もトボトボと歩いていたら、次第に雪が出て来る始末。

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そりゃ寒いわな。


雪による寒さ、風による寒さ、そして孤独による寒さ。

誰か僕を抱きしめてくれ。


次第に、途方に暮れる家出少年の様な雰囲気になっていく。

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そしてこの後、追い討ちをかけるようにポツリポツリと冷たい雨が降り始める。

あまりにも惨めな気持ちになって来たから、早々に撤退。

一体僕はここに何しに来たんだ?


書くまでもない事だが、車に戻ったら雨が上がるのが僕の世界だ。

かと言っても、相変わらず空はどんよりしている。

疲労も溜まっているから、ここは大人しくして体力回復させるチャンスかもしれない。


僕は斑尾高原を後にし、飯山の町へと向かった。


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ふと立ち寄った場所に「寺巡り遊歩道」なるものを発見。

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せっかくだからと、寺巡りトレッキングを開始。

結局体を休める気なんてさらさらない。


しかし、トレッキング開始5分。

ここはジャングルかと思う様なスコールが僕を襲う。


結局僕は一つも寺を巡る事なく、無念の敗退撤収。


でも、そこで雨宿りがてら駆け込んだ場所が中々良い場所だった。

そこは「高橋まゆみ人形館」。ホームページは→ここね

宣材A横 ロゴ表記あり

これがまた、なんとも良いんですよ。

不毛なトレッキングにまみれて、すっかり寂しくなってしまった僕の心が癒されいく。

日本の原風景の中、たまらない表情をしたじいちゃんばあちゃんや、昭和な子供達の人形が生き生きとした感じで展示されている。

この人形館だけを目的にここに来ても、絶対後悔はしないだろう。

僕の場合は不意に立ち寄った場所の、不意の雨宿りで寄った所だからその感動はなおさらだった。


やっぱり自由気侭な単独行の旅は、こういう事があるからいいものだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さあ、移動を続けよう。

と言っても、弱くなったとはいえ相変わらず雨が降っている。


これはもう、さすがに移動日と決めて今日は諦めよう。

そう思っていたら、どっかの道の駅で面白そうな情報を目にしてしまった。

よくテレビとかで目にする光景。

温泉に野生の猿が浸かっているっていうアレだ。


その名も「地獄谷温泉」。

俄然興味が出て、ちょっと寄ってチラリと見てこようと思った。


しかし、いざ駐車場に着いてみると「この先山道、徒歩20分」の文字が。

「ちょっと寄ってチラリ」のレベルではなかった。

まさかの本日三度目のトレッキングが始まった。



もちろん雨は降っている。

でももう、この頃にはどうでもよくなっていた。


再び、黙々と雨の中、山の奥へ奥へとと歩みを進めて行く。

そりゃ、確かに秘境の温泉じゃなきゃ野生の猿はおらんわな。


そして相変わらず観光客は一人もおらず、GWなのに一人「無人の野を行くが如くし」の孤独な行軍が続く。


やがてそんな僕の行軍を阻止するかの様に、いきなり「ブッシュッーー」と先制攻撃を仕掛けて来た。

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僕はクイズで何か間違った答えを吐いてしまったのか?

実に秘境感が溢れていて、良いではないか。

地獄谷と呼ぶにふさわしい間欠泉だ。


やがて、山の中にこつ然と温泉旅館が現れる。

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そして、しっかり入場料500円を取られてしまった。

正直、ここまで歩いて来たからには払わざるを得ない。

見事な戦略だ。


ひとたび入場すれば、そこはもはや猿の惑星だった。

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こいつは中々凄い。

完全にここは猿のテリトリーで、人間の僕はお客様だ。


猿の大群に囲まれて、ずぶ濡れの僕は進んで行く。

川の下まで、うじゃうじゃ猿がいる。

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正直、ちょっと身の危険すら感じしまうほどだ。


でも野生の猿だって言っても、何やら飼育員みたいな人がいて餌をやっていたりする。

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所詮は飼いならされてしまった奴らだった。

情けない奴らだ。

まあ、僕も家に帰れば似たようなもんだけどな。


やがて、ついに例の温泉が見えて来た。

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おお〜。

そうか、まあ、そんなもんか。

さしたる大感動も特にはなかったが、まあこんなもんだろう。

中々滑稽な絵面ではあるけどね。


約一匹、セクシーに僕を挑発して来る奴もいたりする。

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何だそのバッチ来いのウェルカム体勢は?盛ってんのか?

残念ながら、僕にそんな趣味はない。


ふと横を見るとこんな奴らも。

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嫁とりんたろくんの事を思い出す。

何やら、こうして遊んでいる事を責められているような気分だ。

すまない。本当にごめんなさい。


でもその割には、あまり楽しめていない。

疲労困憊で雨に打たれ、一人孤独にブルブル震える僕。

まるでこの猿のようだ。

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客観的に自分を見る事はないが、この猿を見て切ない気持ちになった。

何故お前はそんな惨めな思いをしてまで、ここで雨に打たれているんだ?

早く帰って温かな部屋でぬくぬくとテレビでも見ていなさいよ。

そう言いたくなる衝動にかられた。


いかん。

やっぱり雨の日の屋外遊びは、人を荒んだ気持ちにさせてしまうようだ。

僕は猿共に別れを告げて、再び長い移動を開始した。


まあ、今日一日の事は忘れよう。

気を取り直して、明日に期待しよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明日はついにこの旅のラストを飾る場所だ。

天気も見た上で、最後にふさわしくフィナーレは「上高地」に決定。


懲りずに、この旅何度目かのトレッキングだ。


この時点では、高校時代以来の上高地。

まだ登山野郎になる前の上高地トレッキング。

でもこの時のトレッキングの記憶が、後の登山熱に影響を与えた事は間違いないだろう。



育児解放休暇・爆発大移動の旅。

次回で完結でございます。



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