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熊のメモリー〜マスオと熊野の果たせぬ夢〜

Posted by yukon780 on 29.2015 熊野川/三重 2 comments 0 trackback
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過去の旅を振り返る「あん時のアイツシリーズ」第28弾。

梅雨で遊びに行けない今のうちに、ちゃちゃっとやっつけとく。


4年以上続けてきたこのシリーズも、全31回でフィナーレになるのが見えてきた。

これが終われば、あとは未来だけ見て遊びに集中できるぞ。


ってことでサラサラと振り返って行こう。

今回はこのシリーズの第1弾で登場した「熊野川」だ。


熊野川は、カヌー野郎生誕の地として深く印象に残っている川。

第一回目は、束縛彼女から解き放たれた勢いでの初の単独カヌー行だった。(参考記事:カヌー野郎の誕生


今回はその後の熊野川と、その支流の赤木川にまつわる思い出を簡単に残して行く。

例のごとくほとんど記憶が残ってないから、写真中心でザクッと行こう。


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2003年9月。

もう12年も前のことになるのか。

この時が2回目の熊野川。


最初の時は初の単独行だったが、この時は初のテン泊単独行。

何もかもが全て初めてで新鮮だった頃だ。


しかしである。

早速1枚目の写真から彼は「雨の中」にいる。

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もちろん好き好んで、こんなザザ降りの時に熊野川くんだりまで来たわけではない。

当時の僕は今よりもハードな雨野郎。

確か当時「降水確率0%」の天気予報を信じてやってきた挙げ句、こんな目に遭ったのを覚えている。


顔は映ってないが、写真からは「楽しさ」は何も感じず「悲壮感」だけが漂っている。

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今なら若干「おいしい」と思える状況。

しかし当時は当然ブログもやってないから、ただただ一人でこの惨事を噛み締めるのみ。

まだうら若きマゾ黎明期の彼には、さぞやツラい旅だったはずだ。


そしてその日の夜、念願だった初のテント泊。

お金がないから、ヤフオクで4000円で買ったソロテントがこれ。

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今見ると、どう考えてもこのフライシートは意味をなしていない。

そして折からの雨。

テント内は瞬く間にずぶ濡れとなって行き、ダウンシュラフ(ヤフオクで1500円)もヘナヘナに。


それでも彼は「テント泊とはこういうものなのだ」と己に言い聞かせ、根性で眠りにつく。

そして翌朝。

彼のテント内は3cmほどの床上浸水を巻き起こし、起きた時に「耳が水に浸かっていた」というまさか。

実に壮絶なテン泊童貞喪失体験である。


そしてこの日もまた雨。

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で、最終的にはバケツをひっくり返したかのような豪雨へ。

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家出る前は降水確率0%だったのに、この記録的豪雨感。

もはや目も当てられない若き日の旅路。

しかし若いからこそ、このような訳の分からない旅に耐えられるというものだ。(今でも似たような事してる気もするけど)


結局この日は、浸水テントで二夜連続の男塾名物「水中睡眠愚」は無理と判断して民宿泊。

どうにも理想としていた野田知佑さんみたいな旅と、何万光年も離れた旅になっている。

この頃から所詮僕は僕だったのだ。


しかし翌日の3日目。

やっと天気予報通りの快晴が舞い降りて、熊野川支流の赤木川へ。

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この時の感動は今でも鮮明に覚えている。

生まれて初めてこんなキレイな水の川を見たから、とにかくコーフンが止まらなかった。

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この時の晴れた赤木川がなかったら、僕の心は折れてカヌーをやめていたかもしれない。

とにかくずっと僕はニヤニヤしては潜り倒して遊びまくった。


そして唐突に現れた野犬と友達になり、

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鴨のアカちゃんギーちゃん(勝手に命名)と一緒に川を下った。

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この二羽とは15分くらい一緒に下ったという、なんとも不思議な体験をした。

これで猿でも出てこれば気分は桃太郎だ。


その後もひたすら気持ちよすぎる赤木川体験が続く。

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もう夢見心地だった。

この時の経験が僕の中で赤木川を特別な存在の川にし、清流ハンターへと駆り立てる体験になったのは間違いない。


そして桃太郎のようにどんぶらこしながらゆっくりとゴール。

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前半2日間は地獄でしかなかったが、この最後の赤木川に救われた。

「辛すぎた」のと「良すぎた」という、中途半端がない旅。

この様な旅は12年経った今でも鮮烈に記憶に残っているものである。


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そして翌2004年の7月。

去年のリベンジとばかりに再び熊野川に向かった僕。

しかしそんな彼を待っていたのはこの仕打ち。

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再び降水確率0%からのワイパーMAX。

見事なる返り討ちである。


結局この時も失意のまま、「赤木川に助けてもらおう」と再度赤木川へ。

するとそこで奇跡的な出会いが。

なんとアカちゃんギーちゃんがいるではないか!

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彼らが1年前と同じ鴨かは分からなかったが、実に感動的だった。

そして再び晴れ上がって、僕は赤木川を潜り倒して満喫。

そして「桃源郷」と呼んでいる川原でテント泊。

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さすがにテントはモンベルのムーンライト1型へと変更されている。

この頃は仮想ユーコン川で色々と買い足していた頃だからね。


で、翌日赤木川を下ってから大塔川の川湯温泉へ移動。

ここは川を掘れば温泉が出て来るのである。

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この時に感じた大塔川の美しさが、10年以上後に「大塔川下り」へと導くのである。

それは僕の中で1,2を争う清流下りとなった↓

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こうして僕の清流の歴史は巡り巡るのである。(参考記事:和歌山三大清流祭り3〜大塔川編〜


そして僕の好きな場所「もっこり山展望台」に立ち寄り、(今はこの場所何か工事してるらしい)

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海水と淡水が混じり合う「ユラユラ帯」でお馴染みの銚子川で泳ぎ、

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たっぷり清流と戯れて3度目の熊野来訪は終わった。

そして帰り道では、この怪しさ満点の個人動物園に驚愕する。

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あまりのインパクトで、もの凄い印象に残る看板だった。

しかし運命のいたずらなのか。

僕はこの数年後にこの看板のリニューアルデザインを依頼される事になる。

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人生とは何が起こるか分からないものだ。

ただ自分で作っておいて何だが、個人的には前の看板の方が好みである。


ちなみにその後、彼は帰り道の鈴鹿でスピード違反にてオービスに撮影される運命に。

数日後、違反金を払うためだけに3時間かけて鈴鹿警察署まで出頭した思い出がある。

所詮我が人生とはそんなもんなのである。


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そして2005年4月。

今度はこのシリーズでお馴染みの山田(仮)と、ビビるSとの3人での熊野川再訪。

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まず注目すべきはビビるS。

今ではアンパンマンみたいな彼だが、この頃はまだシュッとしていた。

【Before】

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【After】

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これが結果にコミットしないビビるSの逆ライザップ。

明らかにビールの飲みすぎである。


10年後にパンパンになるなんて夢にも思ってない彼は、その原因となるビール片手にえびす顔。

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何気に僕もゲソヘアーのくせにロン毛であるという事にも注目したい。

色々と突っ込みどころの多い回である。


そしてこの日が4回目にして初めて晴れた熊野川。

心行くまでこの独特な景観を楽しんだ。

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今となってはどんな出来事があったか思い出せないが、写真を見る限り非常に楽しそうだ。

そして川湯温泉へ行って散々露出プレイを楽しみ、

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赤木川の川原で散々飲み倒す。

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ダッチオーブン持って行って随分と凝った事をしていたものだ。

今では面倒くさくて米炊くくらいしかしないが、当時はとにかく手間をかけていた。

まあやたら時間かかるから、出来上がる頃には大概みんなつまみで腹一杯で食えないってのが定石だったけど。


翌朝はこんな感じ。

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僕が桃源郷の川原と言うだけあって強烈な美しさである。

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そして赤木川下り。

もう晴れた日の赤木川は、とにかく言葉の必要のない世界なのだ。

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この浮遊感たるや筆舌に尽くしがたし。

そして川でダイレクトにビールを冷やし、

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飲みながらダラダラ下る。

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これ以上の幸せがあるでしょうか?

そしてトドメの川遊び。

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天国だったねえ。

これ以降、この赤木川は僕の中の「友達をおもてなすならここ」って感じの聖地となった。


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で、その年の7月。

今度は当時の会社の同僚達と熊野へ。

前にも数回このシリーズに出てきたメンバー達。

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左から茶髪だった僕、先祖が村上水軍という「海賊I」、やり過ぎた筋肉の「筋肉K」、老けすぎたおっさんの「加齢臭S」の4人だ。


この時は、熊野川に行く途中でまずは銚子川へ寄って豪遊した。

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豪遊とは吉原や祇園に繰り出して狭い部屋の中でどんちゃんすることではない。

清流に飛び込み、泳ぎ、小魚とテナガエビを穫って油で揚げて食らう。

これを我らの世界では「豪遊」と呼ぶのである。


そして赤木川へハシゴして再び豪遊。

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肉を食らい酒を食らう酒池肉林の世界。

茶髪シンガーは熱唱し、

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加齢臭ジジイは山賊化し、

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筋肉野郎は屍となる。

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素晴らしきかな豪遊の世界。

最近はこういうのやってないなあ。


で、翌日にやっと熊野川へ漕ぎ出す。

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しかし基本的に「カヌーはあくまでも楽しく遊ぶための移動手段」としか考えてない我々。

特に海賊Iは先祖の血がたぎってしまってすぐに泳ぎ出し、

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岩壁をよじ登り、

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喜々として身投げ行為を楽しんでいる。

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そして洞窟と見るや上陸し、

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探検して遊ぶ。

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こういう無駄な動きだらけの川下りが大好きだ。

川だけ下って終わりのカヌーなんて、牛丼のない吉野家と同じなのである。


その後も無駄な動きをふんだんに取り入れた、楽しすぎる川下りは続いて行く。

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うーむ。

なんかこれ書いてたらウズウズしてきたな。

今じゃあ鮎釣り師に遠慮して夏場は山ばっか行ってるけど、夏のカヌーはやっぱり楽しすぎるよ。

この熊野川は観光ジェット船も通ってて川幅も広いから、夏場でも気兼ねなく遊び倒せる貴重な川なんです。


で、下り終わった後は、ゴールの瀞流荘からトロッコに乗り込む。

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このトロッコに乗って湯の口温泉へ行けるという、旅情感あふれまくる場所である。

で、温泉でサッパリした後は、再びベースキャンプ(赤木川桃源郷川原)へ戻って二夜連続酒池肉林の宴。


そして3日目。

心行くまで清流赤木さんの懐に抱かれて豪遊。

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どこまでもスケスケなのです。

そして探検もして遊び倒すんです。

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で、海に移動して七里御浜で波と戯れ、

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子供じみた大人たちのステキな三連休は終わる。


ああ。

やっぱいいなあ。

今なら三連休なんて手に入れたら、4泊5日の行程を無理矢理3日で費やす強行軍を企画してしまう。

でも本来はこうやって同じ場所に腰据えて遊び倒すスタイルが好きだったんだよなあ。

いつからこんなに自由を焦るようになってしまったんだろうか。

思えばこの頃が一番川で輝いていたのかなあ...


そうしてマスオさんは遠き日に思いを馳せる。

まだサザエが優しかったあの頃に...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マスオさんの脳裏に浮かぶ思ひ出。

熊野川を下った最後の思ひ出。


今では全てを諦めているマスオさんだが、過去に一度だけサザエさんを川下りに誘った事がある。

時は2008年5月。

今では絶対に考えられないが、まだ新婚さんだったサザエさんは熊野川での川下りに付き合ってくれたのだ。

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隣にいる人が将来世界屈指のドS嫁になるなんて夢にも思ってない顔でへらへら笑っている。

哀れな男である。


マスオはこの時、夢と希望で満ちあふれていた。

ここから素晴らしきアウトドア夫婦生活が始まるのだと。


しかし現実は甘くなかった。

熊野川に漕ぎ出した途端。

サザエは「漕がない・感動しない・笑わない」という驚異的な拒否反応を表明したのである。

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3アウト、ゲームセット。


それでも諦めないマスオは「僕の一番愛する場所に連れて行ってあげる」と、赤木川の桃源郷へ。

しかしサザエの口からは「早く買い物したい」「クーラーのあるところが良い」「疲れた」という断固たる意思表明。

そのまさかな返しに、思わず「ええっ〜〜」と声が裏返るマスオ。

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ここで彼の運命は決まった。

こうしてマスオは新婚早々、夢と希望をぐしゃぐしゃに丸められてベンキマンに流されてしまった。

もちろんそれ以降、マスオがサザエを川に誘う事はなくなった。

そして熊野川にも行かなく(行けなく)なってしまった。


マスオは思う。

遠い熊野の空を眺めて思う。

もう一度熊野川を下りたい。

ロン毛で茶髪で笑顔だったあの頃へ。

桃源郷で熱唱していたあの頃へ。

そしていつかはサザエとタラちゃん達も連れて...

無理な願いなのだろうか...



マスオの頬にキラリひと雫。


しかし熊野は待っている。


きっと待っていてくれるのである。


我々がファミリーでやって来る日を....






来週のサザエさんは、


マスオ、全てを諦める

マスオ、結局一人で熊野へ行く

マスオ、嫁にバレて殺される


の、三本です。

お楽しみにね!


うふふふ

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