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巡る迷子野郎〜近江八幡水郷巡り〜

Posted by yukon780 on 09.2012 近江八幡/滋賀 0 comments 0 trackback
IMGP6223.jpg


「あん時のアイツ」シリーズ第12弾。

今日はあまり時間がないので、サクッとした感じで。


時は2011年の1月。

このブログが誕生するちょっと前。

当時はもちろん雪山登山なんてしていないから、冬はとにかくやる事が無かった。

でも当然ずっと家にいるなんて我慢出来ないから、クソ寒いのは承知の上で車にカナディアンカヌーを乗っけて琵琶湖方面へ向かった。

ちょうどカナディアンカヌーを中古で手に入れたばかりだったから、もうとにかく乗りたくてウズウズしてたんだね。


さすがに川はキツいってことで、向かった先は滋賀県の近江八幡。

ここは「水郷巡り」が有名な所で、手漕ぎの観光和船で葦に囲まれた水路を周遊したりする名所。

もちろんその水路をカヌーで優雅に漕ぐことが出来るだ。


しかし、そこはもちろん僕の事だ。

優雅に漂う事なんて許されるわけが無かった。

結局この時の僕は水郷巡りではなく「強風寒風迷子巡り」という新ジャンルを切り開く事になる。


実は以前ビビるSとここをカヌーで巡って楽しい時間を過したんだが、痛い事にその時はカメラを忘れてしまって何も記録が残っていない。

本来は優雅な水郷巡りの模様をご紹介したいんだが、寒空の下迷子になって漂う男の模様しかお送り出来ないのが非常に残念だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まず最初の失敗は、ろくにスタート地点を調べて行かなかったって事。

一度来ているにも拘らず、前回のスタート場所を何も記憶していなかった。


それっぽい場所からそれっぽくスタートして行った。

IMGP6208.jpg

そしてお約束のように突風が吹き荒れる。

毎度の事なので想定内と言えば想定内なんだけど、なにせまだカナディアンカヌーの操船に慣れていなかった。


大して荷物も乗っていなかった事もあって、船体が風に振られてまるで進むことが出来ない。

もの凄い勢いで漕いでいるのに、全く動かない。

挙げ句、カヌーがくるくる回って再びスタート地点へ押し戻される。


僕は優雅な水郷巡りに来たのに、とてもハードな筋トレをしに来たようだった。

周りから見たら「あの人はずっとあそこで、何をやっているのだろう?」といった光景だ。


帰る事も考えたが、このままではあまりにも切なすぎる。

もう「これは筋トレだ」と己に言い聞かせて、しばらく寒風野郎とがっぷり四つのタイマンカヌーが続いた。



大分風が収まって来て、やっと水路に到達した。

SANY0002.jpg

SANY0003.jpg

うーん、こんなような景色だったような気もするが合ってるかな。

一応春になれば、この水路沿いに桜が咲き乱れるので水郷巡りには持ってこいの季節。

しかし今は冬。

寒々しい光景も手伝って、思いっきりただの味気ない水路だった。


しばらく行くと湖に出た。

SANY0004.jpg

湖と言っても琵琶湖ではなく、その脇にある小さな湖だ。

SANY0006_20120202165709.jpg

なんとなく見覚えはあるんだけどなあ。

結構ボート浮かべてバスフィッシングしてる人達がいた場所な気がする。


よく分からない湖の、さらによく分からない水路へ入って行く。

SANY0007.jpg

うすうす気づき始める。

ああ、僕は今迷子になっていると。

カヌーでも遭難する事はあるんだね。


そしてまた別の湖へ。

IMGP6210.jpg

もうこの頃にはどうでもよくなっていた。

迷っていようが山で遭難するような悲壮なもんじゃない。

これはこれで楽しんでみよう。

と、たまにはポジティブになってみたりする。


途中、カヌーポートチックな所があったので上陸。

IMGP6211.jpg

IMGP6217.jpg

当たり前だが動くのを止めるとかなり寒い。


この辺りで、ついに押し殺していた言葉が口からこぼれ落ちる。

「少しも楽しくないじゃない。」と。


しかしそんな時の為に一応持って来たものがあった。

それは「延べ竿」と「練り餌」。

こんな寒いのに釣れるわけが無いと思いながら釣り糸を垂らしてみる。


吐く息は白く、手もかじかんで来る。

当然、まったくアタリはない。

というか魚の気配すらしない。


僕は静かに竿を片付けた。

そして練り餌を片付けようとしたら、手がかじかんでいて練り餌を大量にぶちまけてしまう。

しかも湖にではなく、直径5mmほどの数百個の練り餌がすべてカヌーの中に散乱した。


練り餌の強烈な匂いが買ったばかりのカナディアンカヌーに染み付いて行く。

冬の寒空の下、僕はただ黙々と練り餌を一つ一つ拾い上げて行く。

そして改めて呟く。

「ああ、楽しくないなあ」と。


もう帰る事にした。

一体何をしに来たのだろうか?


相変わらずよく分からない水路をカンだけを頼りに進む。

次第に日も暮れて来て、さすがにだんだん焦って来た。

つくづく家で大人しくしていれば良かったと反省した。



でもやはり惨めな思いをして頑張った者に、神は少しばかり微笑む事がある。

ふいに風がピタリと止み、湖に静寂が訪れる。

湖面はフラットになって行き、やがて鏡のように夕空を映し出す。

IMGP6221.jpg

こいつは美しいじゃないか。

夕方なんで、気持ち的には結構焦っているんだけど、こいつはちょっと見とれてしまった。

IMGP6224.jpg

IMGP6226.jpg

おい、粋な計らいをしてくれるじゃないか。

これはこれで、水郷巡りには無い楽しみじゃないかな。

目線の先は琵琶湖なんで、当然人工物はもちろん山並みなどもない開けまくった世界。

意外とこういう景色は、他の場所じゃ中々見られるもんじゃないんじゃないか。


しかし残念ながら、再びここに来ようと思っても迷子の末に辿り着いた場所なので、二度と行く事は出来ないだろう。

まあ、こんな一期一会的なカヌートリップも中々いいんじゃないかな。

IMGP6227.jpg


この後はさらに迷子になりながらも、なんとかスタート地点に戻る事は出来ましたよ。


と、こんな感じの「水郷巡り」でした。

正確に言えば、多分少しも水郷巡りのルートに入ってない。

ただの迷子日記だ。


情報が溢れる今の世だからこそ、あえて情報なしでよく分からん所を漂うのもアリじゃないか。

そう自分に言い聞かせてみた。



本来の水郷巡りは、桜の季節はほんと良い感じですよ。

「水郷巡り」で検索してここに行き着いた人には、心より陳謝いたします。


少しも参考にならなかったと思うけど、是非みなさんも不安一杯な漂流ライフを楽しんでみて下さい。


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