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屋久島横断野郎5〜まったり犬はニカリと笑う〜

Posted by yukon780 on 25.2012 屋久島横断野郎 0 comments 0 trackback
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四日間に渡った屋久島横断トライが終わった。

歩き旅の魅力に開眼して行く中で、屋久島も壮大な自然力で僕と対峙してくれた。

しかし後半は壮絶な消耗戦となり、僕は転がり込むようにゴールの黄金水に辿り着く事となった。


そんな男の翌日、屋久島五日目。

五日目は本来「予備日」としていた日。

しかしいくら予備日と言えど、下山してしまった以上体力なんて回復させている暇はない。

僕のモットーは「限界まで遊ぶ」。

血を吐いてでも遊び通してくれる。


しかし矛盾しているようだが、もう一つ「頑張らない」という信念も持ち合わせている。

血を吐いたとしても本人に「頑張っている」という感覚がないから問題はない。

こうして「無理はするけど頑張らずに限界まで遊ぶ」という僕のお馴染みのスタンスが誕生した。



ということで、のんびりしていればいいものを僕はボロボロの体を引きずって動き出す。

屋久島横断の次はやはり「屋久島一周」しかあるまい。

さすがに歩いてなんて無理なんでレンタルスクーター借りて気ままに一周するのだ。


まあおまけみたいな旅なんで、気楽にお付き合いください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


番屋峰キャンプ場の朝。

あまりにも美しい日の出とともに起床。

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ああ、自分は何とか今日も生きてるんだなと再認識。

昨日遭難と脱水で死線を彷徨った僕にはあまりにも神々しい日の出だった。

悲しいかな、現代人はあれほどまで己を追い込まないと生きてる感覚が味わえないのだ。

一人で冒険的な旅をする人の多くが、そんな感覚を求めて今日もどこかで彷徨っている事だろう。


バスで一度宮之浦港まで戻って、スクーターをレンタルした。

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ひそかに僕は人生でスクーターに乗った事がなかった。

何気にスクーターに乗るだけでアホみたいに楽しかったのを覚えている。


島の一周道路なので、もちろん海を見ながらの優雅な移動。

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とにかく気になる所があったら全てに寄り道してやろう。

気ままな一人旅は、全てが自分の意思次第だ。


やがて「志戸子ガジュマル公園」なるものが現れた。

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公園というより、雰囲気はお化け屋敷の入口のような閉鎖感だ。

恐る恐る侵入して行くと、やっぱりお化けが出て来た。

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しかし屋久島山中で散々この手のモンスター達とやり合って来たので、たいして驚きはしない。

それでもやっぱり本土の人間にとっては、ガジュマルの木は異質なものに映る。

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うむ、悪くない出だしだ。


その後も海沿いをケタタタタとのんびりスクーター。

結構シーカヤックの人をよく見る。

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屋久島は森のイメージが強いけど、やっぱり「海」も面白いんだろうな。

今度来る時はシーカヤックで屋久島一周だな。

そんな新たな野望を思いついてニヤリとしている僕を眺めるは、「自由」の先輩達。

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僕は飼い主に首輪や変な服を着せられても従順な犬よりも、生きたいままに自由に生きる猫が好きだ。

そんな猫に憧れる僕の嫁は猫アレルギー。

お互い歩み寄れないのはこの変にも原因があるのだろうか?


そんな事を考えていると、「おいどんに比べたらマシでごわす」という声が聞こえる。

そこは「西郷隆盛上陸の地」だった。

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よく考えたら西郷さんは自分の殿様に嫌われて「島流し」を食らっている。

奄美大島に流された際にこの屋久島に数日滞在していたのだ。


僕は今の所嫁から島流しの宣告を受けていないが、西郷さんと同じ道を辿る可能性が高い。

とりあえず先輩の西郷さんに合掌しておいた。

僕も頑張って嫁幕府を崩壊させ、家庭維新で男の威信を取り戻してみせるぞ。


その後、のんびりした雰囲気のいい漁村を見つけてはぶらりとふらつく。

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僕はこうした観光地でも何でもない、その土地の「生活」を感じる空間が好きだ。

このような島の小さな村に住む少年達の何とも言えない眩しさ。

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このような圧倒的純朴な光景を見てしまうと、ちょっとノスタルジックな気持ちになったりする。

そして随分汚れてしまった自分を思ってしまうけど、まあそれはそれで悪い気分じゃない。

それなりに生きて来たんだと、ゆったりした時間の中で感慨に耽ったりしちゃうのです。


で、地元の人しか行かないような温泉へ。

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古き良き時代の匂いが残る空間。

こうした場所が「現役」でフル稼働している姿に美しさを感じてしまう。

僕はこの温泉を「山本昌広の湯」と勝手に命名した。



道は一旦海から離れて山へと吸い込まれて行く。

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屋久島では海・山・川・空・森、全てが豊潤だ。

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ただその場にいるだけで、とても豊かな気持ちにさせてくれる。

屋久島は何一つ学術的な理屈を考える事なく、ただアホ面して彷徨うのが吉だ。


やがて「吉田地区」といういい雰囲気の集落へ。

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どうやらここはかつてNHKの連続テレビ小説「まんてん」の舞台となった場所らしい。

僕はそのドラマを全く知らなかったが、実にほのぼのとした集落だった。

第一村人も「まあ、気楽に行こうぜ旦那」とニカッと笑う。

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この頃にはすっかり僕の気持ちは伸びに伸びまくっていた。

このゆったりとした空間に心身ともに溶けて行きそうだ。

なんかもう帰りたくない。


...なんて二ヶ月後にパパになる男が呟いてはいけない。

恐るべし屋久島のまったり引力。



高度を下げて、再び海へ。

島の北側の海はとてもキレイな海だった。

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キレイな海とビーチって、なんか一人旅だとちょっと寂しくなってしまう。

こんな場所で一人旅同士の男女が出会った日には、たちまち燃え上がってしまいそうだ。

しかしそんな出会い頭のアバンチュールを期待しようにも、誰も人がいない。

鹿や猿はいくらでもいるんだが、いくらなんでも僕は安岡力也にはなれない。


そんな事を思って移動してたら、素敵なビーチに絵になるカップル。

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この二人は恋人同士なのか、それともまだ発展中なのか、はたまた倦怠期中なのか?

勝手に想像して楽しむ怪しげなおっさん一人。

この時ばかりは羨ましい気分で、青春の中にいる彼らを見守った。


そして何とこの二人とは、この日の夜同じゲストハウスで再会して酒を飲み交わす事になる。

旅ってのはこの不思議な人との縁があったりするから面白い。

それもこれも、友達同士でつるまない一人旅だから味わえる事。

やっぱり一人旅ってのは、全く寂しくない旅のスタイルなんだね。



その後、よく分からない公園でブラブラ。

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勝手に「どれだけ遠くの自分を撮影できるか?」というチャレンジを開始し、インターバルタイマーで遊び出す男。

この写真を見る限り、結局一人旅ってのは寂しい旅のスタイルなんだと思わざるを得ない。

それでも男は迷わず突き進む。


やがて永田川(多分)に到達。

カヌー野郎にとっては垂涎の光景だった。

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美しすぎる。

海水と淡水が混ざり合い、川原がビーチになっている。

次回は絶対ここを下ってやる。


こんな感じで僕はあらゆる旅先で次回の宿題を作ってしまう。

こうして旅をするほどに行きたい場所がまた増えて行き、抜け出せない旅のスパイラルに飲み込まれて行くわけだ。

好奇心旺盛と言えばそれまでだが、これは単なる病気だ。

今後もこの病人の介護をする羽目になってしまい、嫁には心より陳謝したい。

もう治らないけど。



そして病人はさらに進んで行く。

ここまででおよそ屋久島半周。

ちょっと時間がないんで今日はここまで。


のんびりとした感じが伝わってればいいけど。

「そんなのカヌー野郎じゃない。もっと激しく疲弊した姿が見たい。」というサド読者の声が聞こえて来そうだが、たまには彼にもこの様なひと時を与えてやって欲しい。



〜屋久島横断野郎6へ つづく〜

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