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紅葉挟撃作戦3〜前穂高岳編・絶望ワンダーランド〜

Posted by yukon780 on 16.2013 前穂〜奥穂〜涸沢/長野 2 comments 0 trackback
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各地で激戦の火蓋が切って落とされた北アルプス紅葉戦線。

絶望的な戦いの中に身を投じて行く6匹のマゾ達。

いよいよ疲れ果てた中年の肉体が崩壊し、北アルプスに漂い始めた苦渋の加齢臭。

男達の戦いはまだまだ始まったばかりだ。


奥穂奇襲部隊では、「失速高山病男」「精神破綻ハイテンション野郎」「歯痛ヘルメットおじさん」など、各人が正気を失う壊滅状態。

それでも維新達成を信じて、ただただ愚直に重太郎新道を駆け上る手負いのマゾ3匹。


一方で涸沢陽動部隊も初歩的なミスの乱発で、「失水うまい棒男」「ワイン歩荷野郎」「置き去りキャメラマン」などの目も当てられない自滅状態。

それでも彼らも維新達成のため、ひたすら囮となって涸沢カールを目指す。


しかし陽動部隊の異変に気付いたモクモク幕府が、ついにその本隊を出撃させる。

果たしてモクモクは涸沢陽動部隊に引きつけられるのか、それとも奥穂奇襲部隊の追撃に打って出るのか?


ひしめき合うそれぞれの思惑。

広大な北アルプスの各地で激戦の銃声が響き渡る。

男達の怒号が飛び交う北ア維新革命戦。

快晴奉還の大紅葉に向けて、血で血を洗う乱戦がここに始まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


岳沢パノラマの大絶景を堪能した奥穂奇襲部隊。

しかしまだまだ重太郎軍との戦いは終わっていない。

小休止の後、再び動き出すフラフラの男達。

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ここまで散々にネチネチとした急登地獄を提供し続けて来た、金融庁の黒崎重太郎。

しかしこの時点でもまだ彼は本気を出していなかったのだ。


ここからは「紀美子平」と呼ばれる分岐までの最後の急登世界。

そう、いよいよここから重太郎軍との最終決戦が始まるのだ。

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高度計バターNの失速でお分かりの通り、いよいよ森林限界を超えて壮大な世界での急登レジャーランドご入場。

この変態アトラクションのスケール感と高度感は、これまでの急登とはひと味違う乗り心地だ。

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今までの密林ゲリラ戦から打って変わった最終野戦会場。

見上げる先には吐きそうな光景が。

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誰だ、こんなとこに「○」って書いた奴は?

ちっとも○じゃないじゃないか。


振り返れば、いよいよ「北アルプスに来ました」って風景。

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今にもあのヨレヨレの二人に対して、大急ぎで島崎三歩が救助に駆けつけてしまいそうな光景だ。

そして笑顔で「よく頑張った」って言ってくれそうだが、まだまだ我々はここで救助されて牧さんのヘリで搬送されるわけにはいかない。

なんせまだ本日の全行程の半分くらいの段階なのだ。

維新達成の為、そして仲間の為にも必ずこの重太郎を越えてみせる。


しかし何やら様子がおかしいぞ。

さっきまで絶景を見せつけていた岳沢のお椀の中に、大量のモクモクが流れ込んでやしませんか?

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まさか涸沢陽動部隊の囮がばれたのか?

ものすごい勢いでモクモク本隊がこっちに向かって来ているぞ。

このままでは逆に我々が重太郎軍とモクモク本隊の挟み撃ちにあってしまうではないか?

まずいぞ。


必死で逃げ惑う高山病男とハイテンション男。

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しかしさすが天下の北アルプスのモクモク本隊。

奴らはものすごい勢いで重太郎新道を駆け上がり、あっという間に二人がモクモク雪崩に飲み込まれて行く。

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仲間が飲み込まれて行くのを、ただただ呆然と見る事しか出来なかった歯痛ヘルメットおじさん。

やがてそのおじさんも、なす術もなくその身をモクモクに飲み込まれた。

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しかし彼はこの時、モクモクとは別の次元で苦痛と戦っていた。

歯痛かと思われたこの痛みがどんどん進化し、やがてその激痛はこめかみに移動。

やがてその痛みはエスカレートし、まるでボブサップに全力で「こめかみグリグリ」をされているような絶望的な痛みへ。

鎮痛剤のロキソニンを投与してても、一向にその痛みが和らぐ事が無い。

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何事だ?

これは歯痛ではなかったのか?

急登・モクモク・激痛という、マゾの海もお手上げの三所攻め。

突然始まったマゾエースの本気のマゾプレイ。


絶望的な頭痛と吐き気、そして猛烈な倦怠感。

これはまさか...。

僕まで「高山病」になってしまったのか?


かつて木曽駒ヶ岳で軽い高山病は経験済みだが、本格的な高山病は初めての経験。

高山病とはこんなにも苦しいものなのか?

今まで散々ミスター高山病のバターNの事を書いて来たが、まさか自分までその世界に足を踏み入れる事になろうとは。


バターNは毎回こんな苦しい世界で登り続けて来たのか...。

ある種、とんでもないマゾ野郎だ。

僕のようなにわか高山病野郎の歯が立つ相手じゃない。

彼は尊敬に値するリアルマゾだ。


その憧れのリアルマゾがフラフラ状態で後方からやってくる。

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僕も目が錯覚を起こし始めているのか、ハシゴがグニャグニャに見えてくる始末。

地獄だ。

もうここは地獄なんだ。


ついに二人目の高山病患者を抱える事になった奥穂奇襲部隊。

そんな壊滅状態の傷病兵達の眼前には、ツッこむ気力すらなくなるような世界が広がる。

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助けてくれ。

そんな男達の悲痛な叫び声も、空しくモクモクの霧の中に消えて行くばかり。

ここに来て重太郎軍とモクモク本隊の強烈な挟み撃ち。

もはやこれまでなのか?


もう頭痛と重い体で考える気力も奪われて行く。

もちろんそんな我々の弱り切った状態を見て、いよいよ無情な変態サド野郎の黒崎重太郎が「鎖の鞭」をバシバシ振り下ろす。

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頭上から叩き付けてくる黒光りの鎖の鞭。

サディスティックなアンドロメダ瞬のネビュラチェーンが弱った男達に絡み付く。

それでも必死で駆け上がると、またしてもネビュラチェーンの嵐。

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「もう勘弁してくれ!」

そう叫ぶのは、高度を上げる程に名前が長くなって行く「高所恐怖症高山病頭痛ヘルメットマゾおじさん」。


さらにアンドロメダ瞬の背後に、今度はなんと三蔵法師が出現。

そして突然お経を読み出す三蔵法師。

それによって頭の中の輪っかがキリキリと締まって行き、いよいよ限界の頭痛で絶叫するヘルメット孫悟空。

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「もう悪い事はしません!お許しくださいお師匠様!」


しかし悟空の思いは聞き入れられず、三蔵法師の容赦ない呪文が収まる気配がない。

よくよく三蔵法師の顔を覗いて見ると、なんだか嫁にそっくりじゃないか。

ついに夫への憎悪の念が、モクモク筋斗雲に乗ってはるか北アルプスにまで到達してしまったのか?


いよいよこれは幻覚と幻聴が織りなす絶望ワンダーランドに入り込んだのか?

熾烈を極める重太郎軍との最終決戦。

後方からは高山病の大先輩が、悲壮感たっぷりの表情で這い上がってくる。

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果たしてこの戦いに勝ち目はあるのか?

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我々はただただ快晴が欲しかっただけなんだ。

我々のような負の人間達が快晴を求めると言う事はこんなにも過酷な事なのか?


世の中の、何も考えずにアホみたいに快晴の山ばっかり楽しんでいる晴れ男晴れ女達よ。

彼らのこの痛々しい姿を見て、自分の生まれ持ったその幸運に精一杯感謝するがいい。

アンダーグラウンドの世界では、このような悲しい男達が必死でうごめいている事をしっかりと認識するのだ。

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そしてリアルな限界を迎えて、とてつもない失速っぷりを披露しているバターN。

この最終決戦の地で我々の速度は極端に落ち、いよいよ予定時間をオーバーして来てた。

何とか本日の宿泊地、穂高山荘に15時までに着かないとほんとに笑えない状況に陥ってしまう。


しかし必要以上にアンドロメダ瞬の小宇宙(コスモ)が爆発し、登れども登れどもネビュラチェーンの嵐。

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何度も言うが、こんな所に陽気に「○」なんてつけるんじゃない。

さてはこの「○」書いたのは嫁じゃないのか?

我々は知らず知らずのうちに死の淵に誘導され、多額の保険金が嫁にもたらされるシステムではないのか?

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それでも我々はその足を止めない。

ただただ前だけを見て、ただただ愚直に難関を登りきって行く。

もうここまで来たら根性一発。

男ならなにがあろうと黙って直登あるのみ。

もはや気分は男塾名物の「直進行軍」だ。

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あらゆる障害を乗り越えてこそ男は磨かれてゆくのである。

例えそこに壁があろうが葬式中であろうが、その屍を越えて行かねばならぬ。

迷いや逃亡は死を意味する。

我々の名は魁!奥穂奇襲部隊。

見さらせ、革命のマゾ魂。


そしてついに。

実に長かった重太郎新道が終わり、分岐の「紀美子平」に到着した。

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もうここまで来ると景色が全く見えないなんて事はどうでもいい。

そんな事はいつもの事だ。

それよりも、我々はついに第一の難関「重太郎軍」を撃破する事に成功したのだ。


そしてここからは重太郎軍のボス「前穂高岳(3,090m)」との一騎打ち。

紀美子平に荷物をデポして、空身でのピストン撃破を目指すのだ。


しかし。

重太郎軍との激戦の結果、我々は大きく時間を浪費。

さすがにこのペースではまずいぞという会議が開かれた。

これが世に言う「紀美子平会議」だ。

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明らかにここまでで一番のダメージを負っていたのがバターN。

このまま彼に無理をさせては、リアルにこの先の吊り尾根で彼の体が動かなくなる気配が漂っていた。

歩くペースもだんだん牛歩戦術のような遅さになって来ていたし、これ以上彼に疲労を蓄積させるわけにはいかない。


僕とB旦那はここで苦渋の選択を迫られる。

「バターNよ、無念だろうがここで横になって体力回復に努めてくれ。その間に我々が前穂を落としてくるから。これ以上無理したら、ほんとに日没までに山荘に辿り着けないから。」と、あまりにも辛すぎる決断を促す。

ここまで一緒にがんばって来た戦友に対してこのような事を言うのは実に厳しい事だったが、登山とは時に無情な決断をしなくては行けない時が来るのだ。

(まさかこの時点で、涸沢陽動部隊の矢作Cが早々と置き去りになっている事はもちろん知らない)


一瞬の沈黙の後、ミスター高山病の目がシッカリと上を見上げた。

そして「いや、行きます...。僕は行きます!」と力強く宣言。

もはや根性という名のマゾ神が憑依したかのような力強い眼差し。

これが教科書にも載っている、歴史的な「紀美子平の決断」である。


そして全身に悲壮感をまとった赤き革命家が動き出す。

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しかし彼のやる気とは裏腹に、実に重々しい足取り。

そして前穂高岳への道を見上げると、信じられないほどの大急登岩壁ワールド。

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あまりにも変態すぎる「お下劣!ザ・ワールド」。

今までの重太郎が可愛く感じる程の超ど級のサディスティックファンタスティック。


これには全員ひるみまくったが、行くと言った手前引くに引けないバターN。

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取り付きから早くも虫の息と言ったギリギリ感。


そして人の事は言ってられないこのプリケツ男。

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何気に紀美子平で待機していた方が良かったのはこの高所恐怖症の頭痛男の方だったかもしれない。

実はこの時点でも彼の頭痛は進化を続けており、一歩一歩標高を上げる程に頭の輪っかが「ぎゆゥぅぅっ」と締まりに締まる状況。

しかし辛いだの痛いだの言ってられない。

後ろからはあまりにも美しすぎる高山病マスターの勇姿が迫って来ている。

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さすがに先を行ってもらい、先輩の背中から高山病の何たるかを学ばせていただく事に。

もうその気怠い感じは、さっきまで「行きます!」と眼光鋭く言っていた男とは思えない疲弊感。

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ジャケットを脱いだり着たりの郷ひろみ的な挙動不審感も見事。

それでも決して弱音を吐かず、黙々と高度を上げて高山病を悪化させる姿の美しさよ。

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さすがは「高山病の世界にこの人あり」と謳われた男だ。

彼から学ぶべき事は非常に多い。


一方で、破竹の勢いでガシガシ登って行くハイテンション男。

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二人の病人の世話をしているうちに、みるみる精神が破壊されて「クライマーズ灰」になってしまったB旦那だ。

彼の快進撃のおかげで、なんとか重太郎軍のボス・前穂高岳の牙城を切り崩して行く奥穂奇襲部隊の面々。


バターNは「高山病のくせに高い所が好き」という不思議な矛盾を抱える男だけに、だんだんと元気が出て来た様子。

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一方で後方でピクリとも笑っていないのが「高い所が大嫌いで高山病な男」の追いつめられた姿。

なんとかモクモクのおかげで、下界の風景が見えないから救われているといった状況。

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これでもし絶景快晴だったら、間違いなく2リットルくらい漏らしていただろう。

しかも頭痛が酷すぎて高度を感じている場合じゃない。

ある意味、この男が前穂高岳に登頂する為のベストな条件が揃っていたようだ。

こうでもしないと前穂に登れないこの男にも色々な矛盾を感じる所だ。


そしていよいよ前穂の穂先が見えて来た。

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標高もついに3,000mを越え、高山病患者にとって地獄のデスゾーンへ。

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限界を超えた最終決戦。

頭痛・吐き気・倦怠感・高度恐怖・疲労・加齢臭。

あらゆる難関を乗り越えて来た奥穂奇襲部隊。

ついに3つある内の一つ目の3,000m峰の頂に到達。

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男はフラフラと一歩一歩、そして最後は這うように前穂高岳のてっぺんに近づく。

ついにヘルメットおじさんが3,090m地点で、前穂高岳と頭痛のピークに到達したのだ。

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いつもこのような写真の時はヤラセが多いんだが、この時ばかりはリアルな倒れ込み。

もう頭がカチ割れんばかりの鈍痛に支配されている。


そして次々と病人が運び込まれる前穂高岳山頂。

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この壮絶すぎるマゾに恍惚の表情のヘルメット野郎と、ミスター高山病のベテランらしい落ち着いた佇まい。

この時初めて知ったが、こうしてしばらく横になっていると結構頭痛が回復する事を知った。

もっと早くこうするべきだったが、そんな事はミスターは教えてくれない。

その渋い表情からは「高山病は治すものではなく楽しむものだ」という独特の哲学が伺える。

さすがはミスターと呼ばれるだけの男だ。


そしてある程度回復した時点で、やっとこさ記念撮影。

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もはや当たり前のように背景は見事な真っ白だが、彼らの表情にはとてつもない達成感が漂っている。


こうして一つ目の3,000m峰「前穂高岳」を制圧。

いよいよ維新達成に向けた重要な拠点を確保したゲリラ奇襲部隊。

残す3,000m拠点は「奥穂高岳」と「涸沢岳」の二峰だ。


しかし一発目の山にしてこの限界感。

果たして我々は維新を達成するどころか、生きて北アルプスから脱出する事が出来るのだろうか?


そして再び次なるステージを目指して紀美子平へと下山。

書くまでもない事だが、またあの急登を急下降して行くという恐怖。

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そしてヒイヒイ言いながら無事に紀美子平に帰還。

高度を下げる程に元気になって行くバターN。

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しかしおかしいぞ。

ここまでクライマーズ灰でハイテンションをキープしていたB旦那がいつまで経っても降りてこないぞ。


次第に戦慄が走り出す病人二人。

さてはテンションが上がり過ぎて滑落したんじゃないのか?


しかし10分後くらいにB旦那は無事に帰還。

よほど二人の高山病マゾプレイが羨ましかったのか、なんと道を見失ってとんでもない崖で遭難を楽しんでいた模様。

苦しむ我々を見て、よっぽど悔しかったんだろう。

この時点でセルフマゾをかましてくるあたり、彼も関東屈指のマゾと言われるだけの事はある。


で、やっとこの時点で落ち着いて昼飯。

実に「おにぎりだけ」という、行動食の延長のような簡素な食事。

我々には時間がないのだ。

のんびりと飯を食ってる場合ではない。

涸沢で仲間が今か今かと待っているんだ。

贅沢はしていられないぞ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一方、涸沢陽動部隊。

ついに彼らは涸沢カールに到達。

もちろん、そこに到達するまでの写真は残っていない。


涸沢に到着するなり彼らがした事。

奥穂奇襲部隊が、悲壮感たっぷりにみすぼらしい食事をしているまさにその時。

小木KとビビるSは、早々に涸沢ヒュッテ名物「おでんセット(おでんと生ビール)」をご購入。


そもそも昼飯も担いで来ているにもかかわらず、おでんを買った挙げ句にビールまで現地調達してしまう無駄っぷり。

そしてヒュッテのテラスで優雅におでん宴会。

これ以降、彼ら(特にビビるS)はビールとワインにまみれた堕落生活に突入して行くことになる。


そして彼らがテラスで宴会中に、矢作Cがボロ雑巾のようなフラフラ状態で涸沢到着。

そこで撮影されたのがこちらのお写真。

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まるで振る前のドレッシングのように、モクモクと紅葉が均衡を保っているではないか。

もしくは入れたてのビールと泡のような均衡感だ。


これを見てお分かりだろうか?

本来なら、この涸沢でモクモクさんを足止めしておかねばならないこの涸沢陽動部隊。

僕だけだろうか?

どう見ても囮になっているのは我々奥穂奇襲部隊の方で、涸沢陽動部隊はビール片手に紅葉を楽しんでいるように見えるのは。

(解りやすくこの時の奇襲部隊の現在地を記載しておく↓)

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見事に奇襲部隊がモクモク本隊を引きつけている。

そう、これこそ実は起死回生の我々の大作戦。

敵の裏の裏をかいた「浮かれおでん・生中まみれ作戦」の全貌だ。


実は囮だったのは奇襲部隊の方だったというこの大作戦。

どう考えても、涸沢組の方がお得な気がするが仕方ない。

全ては確実に革命を成功させる為の深慮遠謀。

まさに「死せる奇襲部隊、生ける陽動部隊を走らす」といった、孔明もビックリの作戦だ。

そしてこれは、我々奇襲部隊もビックリの展開でもあるのだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いつの間にか作戦内容が変更されていたという事を一切知らされていない奥穂奇襲部隊。

陽動部隊がおでんとビールを楽しんでいる時に、もさもさとおにぎりのみで昼飯終了。

そしてその時。

まさにこれから向かうネクストステージが雲間からその姿を現した。

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あまりにもハレンチすぎるこの大迫力。

いよいよ戦いは「真上に向かう戦い」から「真横に進んで行く戦い」へ。


ついに我々は重太郎新道、前穂高岳に次ぐ第3のマゾステージへと突入して行く事になる。

前穂高岳から奥穂高岳までを結ぶ、逃げ場の無いマゾの一本道。

その名を「吊り尾根」と呼ぶ。


過去に何度も遭難滑落事故を巻き起こして来たという悪魔が棲む一本道。

ついに我々はこの限界疲弊状態でその尾根に挑戦する事と相成った。


快晴奉還までの道のりは長く険しい。

目指すは吊り尾根のはるか先にそびえる、北アルプス最高峰の岩の山「奥穂高岳」。

富士山・北岳に次ぐ日本三番目の山。

命がけの奇襲部隊の真価が問われる変態ステージ突入だ。


もう戻る事は出来ない。

進むか死ぬかのシンプルなる戦い。

さあ、イッツ・マゾショータイムだ。



そして涸沢陽動部隊。

涸沢に到着してからが彼らの本当の勝負。

彼らは彼らで、宴会という名の命がけの戦いが待っている。



戦いはいよいよ佳境に。

やたらと長いが、まだ初日の昼。

ブログ書いていても吐きそうな程に長い長い行程。


さあ。

まだ見ぬ限界の先の世界へ。




紅葉挟撃作戦4〜吊り尾根編〜へ  つづく


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▶ Comment

yuconさんこんばんわ!
二度目のコメントです。覚えていますでしょうか?
ヒロです。

いやはや、挟み撃ちとは考えましたね。
不倶戴天の敵、、いや、無二の親友と言ったほうがよいでしょうか?
モクモクさんも今回ばかりは、、と思いましたが、
やっぱりこうなる展開なのですね。わかります。
結局のところ、スタンド使いは惹かれあう運命なのでしょう?

奥穂高岳は自分も昨年のGWに、個沢経由で行きましたが、重太郎新道はまだ未踏です。
うわさでは聞いていましたが、重太郎新道はかなり急登ですね!眼下の景色を見ると、ゴゴゴォォという効果音が聞こえてくるのは私だけでしょうか?
いつか、ワタシもオラオラオラッ!と、登覇したいと思います、承太郎新道。

さて、いよいよシリーズは佳境(花京)にイン(院)ですね!いくら、ドMだからといって、吊り尾根で、おーっと、危ないユーコン君。などと言われて、b旦那さんに押されたりしないでくださいね!

ともかく、、これ以上ふざけると、ユーコンさんに荒木先生からクレームが来てしまうのでこの辺にしておきます。
シーズン4も楽しみにしています。
では、また。
to be continued...








2013.10.18 23:21 | URL | ヒロ #lt/NwBxA [edit]
ヒロさんどうもです。
もちろん覚えております。
S嫁仲間で南極仲間のヒロさんですね。

やはりモクモクさんは僕単体で倒すのは無理がありまして、この度歴史的なハママサ同盟で挑んだわけですよ。
今はまだ我々の作戦途上なんでモクモクが幅を利かせてますが、この後でしっかりとギャフンと言わせる予定です。
いつまでもアイツの思い通りにはさせません。

そして承太郎新道の急登パンチには相当足腰粉々にさせられましたよ。
でも結構楽しかったりしたんで、ぜひともトライしてみて欲しいです。
オラオラオラッ!っと滑落するかもしれませんが、登る分にはなんとかなります。
ただここを下りで使おうとはとても思いませんけどね。

それにしても佳境(花京)イン(院)あたりから、僕の中である種の確信が生まれました。
さてはヒロさんって...
実は荒木飛呂彦先生ご自身じゃないですか?
2013.10.21 17:28 | URL | yukon780 #- [edit]

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