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竜ヶ岳リハビリ病棟〜おマゾ兄妹のニヤリ行脚〜

Posted by yukon780 on 16.2014 竜ヶ岳/三重 0 comments 0 trackback
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風邪 胃炎 腹痛 後悔 鬼嫁


新年早々から、いつものスタートを切った男。

しかしそれらのお馴染みの言葉の先に浮かび上がった見覚えのない言葉達。


青空 無風 平和 絶景 笑顔


もうすっかり忘れかけていたそのワード。

悲しみのグランドラインの果てに辿り着いた「新世界」。

たまには浮かれてみたっていいじゃないか。




その男にとって年に一度あるかないかの「快晴快適登山」。

シーズン中に2本くらいしかホームランを打たないこの日陰者が、なんと新年一発目の第一試合でその快挙をやってのけたのだ。

そしてその快挙をたまたま目撃した「マゾと渓谷社」の編集者が、慌てて製作したのがタイトル画像の雑誌。


今までは「マゾ人間の悲惨な習性」に焦点を当てるという画期的な企画で、サド読者の圧倒的な支持を得ていたその雑誌。

しかし今回ついにマゾ人間達のレアな「浮かれ姿」のスクープに成功し、ここに緊急発行の運びと相成ったのだ。


「登山って楽しいんだネ」という、人として根本的な感情を取り戻した悲しきマゾ人間達。

それは類人猿が初めて「火」を使ったに等しい歴史的な進化だった。


2013年末あたりから続く、男の快晴快進撃。

2014年、「今年の私はひと味違う」という事を証明する時が来たようだ。


それでは、そんな「今年こそ泣かない」って決意したマゾ人間達の浮かれ登山。

陽気に振り返って行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


年末年始から、この日に至るまでひたすら病と闘って来た男。

胃腸風邪からの追い風邪は長引きまくり、体力の低下は著しい。

夜になると咳が止まらず、ほとんど眠れない日々。

そして夜中に咳でこーたろくんを起こしてしまい、嫁に「チッ」と舌打ちを打たれるという肩身の狭い毎日。


お正月休みも一切山に行かせてもらえず、まだ1月初旬なのに彼の精神は早くも追いつめられていた。

しかも1月いっぱいは結構家の予定が埋まっており、しばらくは遊びに行けない事も確定。

かろうじて行けるのが12日の日曜日だけだったが、もちろんまだ風邪は治ってなくて階段すらまともに登れない状況。

さらに突然謎の腹痛に襲われて、お腹がマンモスぴーぴーな状態だ。

でもこの日を逃したら当分山に行けないから、ここは非常に厳しい選択を迫られる場面だ。


しかしこの状況が何を意味するかは、この男をよく知る人にはピンと来たかもしれない。

そう。

それは彼が山でマゾるのに「ベストコンディションである」という事を意味している。


彼の座右の銘「風邪などは山でマゾって治すもの」が炸裂し、男は家を飛び出した。

向かった先は、かつて「鈴鹿セブン制覇シリーズ」でアトランティスと死闘を繰り広げた「竜ヶ岳」。(参考記事:鈴鹿セブン完全制覇〜7人の悪魔超人編〜

その竜ヶ岳救急病棟にて、華々しく風邪を治してやるのだ。


しかしそんな病人が一人だけで雪山でマゾるのは非常に危険な行為。

そこで今回、その男の「介護人」として付き添いのマゾナースさんにお越し頂いた。

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僕の顔がでか過ぎて遠近感がおかしくなり、やたらと小人感溢れるこの女性。

久しぶりのご登場となった、チーム・マサカズの「マゾンナ」こと低血圧Mちゃんだ。


彼女は非常にポテンシャルの高いマゾ度の持ち主。

元々はほのぼの系カメラ女子だったようだが、チーム・マサカズの伝説の登山「鬼ヶ牙」に参加した事によってその眠っていた才能を開花させてしまった被害者。(参考記事:魁!鬼ヶ塾 前編〜全身破壊の開幕戦〜


彼女は買ったばかりの靴で靴擦れを楽しむ事を基本ベースに、単独で山に突っ込んで行く生き急ぎ系山ガール。

さらに低山ではあえて無駄に10時間ほど森の中を彷徨ったり、あえて腹痛を巻き起こしてから山を楽しむというフリーソロマゾスタイルの名手。

そして僕同様、過度な低血圧にして、日本で数少ないモクモク使いのエキスパートでもある。


やがてあまりにも僕と同一人物かのようなそれらのマゾっぷりに、「この2人は生き別れた兄妹ではないか?」という疑惑が生じた程の女性。

本日の僕の介護人として、これ以上うってつけの人間はいまい。


そんなおマゾ兄妹の前に早速現れたのが、この遠足尾根名物「つづら折り大急登」だ。

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強烈な斜度の大急登を、ひたすらジグザクに直登して行くという変態さ。

病み中の男にとっては最高のドS診察室だ。


マゾ病人のリハビリに持って来いのスペシャル処方箋。

家の階段も満足に登れない男に突きつけられたショック療法。

しかし今日はちゃんと妹が介護で付き添ってくれているから安心だ。

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なにやら様子がおかしいぞ。

しまった。

よく考えたら同じ穴のマゾ同士、介護どころか彼女は己のマゾに夢中になってるじゃないか。

ここからその表情は伺えないが、恐らく口角とテンションが上がっている事は間違いない。


その後も「遠足尾根」という朗らかなネーミングに反した大急登は続く。

兄が「ひぃ、ひぃ」と言えば、妹は「ふぅー」と合わせる、実に息の合った急登ラマーゾ法。

早くも口からエクトプラズムを出産してしまいそうな厳しい戦いだ。


やがてゴツゴツの岩場を登りきると、

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ついに眼前に、ドクター竜ヶ岳こと「医龍」がその姿を現した。

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随分と遠い所にある診察室だ。

まるで患者を診る気がないのか、「来れるものなら来てみやがれ」とでも言っているようなこの距離感。


しかし風邪を治す為にはこの名医に診てもらう他に道はない。

男は疲弊した体にムチを打ち、介護人も懸命にマゾサポート。

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この「アイゼンを履くべきか悩む雪量」という、実に微妙な状態の登りにくい急登タイム。

しかし状況がサド化するにつれ、彼女のマゾ化も止まらない。

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ここからその表情は伺えないが、恐らく笑いを押し殺している事は間違いない。

他の登山者もただ立ち尽くして、そんな彼女のプロフェッショナルな姿をただ呆然と眺めているようだ。


さあ、そんな急登を乗り越えるとやっと尾根上に到達。

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ここからはひたすら尾根沿いを進んで行くという「リハビリステーション」。

年末年始で弱ってしまった心を癒す、ステキなスノーハイクの始まりだ。


樹林帯のリハビリをこなすと、やがて景色が開けてとんでもない「青空」が攻めて来た。

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気の毒な年末年始を過ごしたその男は、もう感動でプルプルと震えている。

一方その場で振り返れば、伊勢湾までがズルむけで見渡せる大展望。

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同じモクモク使いの低血圧Mちゃんも、「そんなバカな」といった表情でキョトンとしている。

これぞ「マイナスの均衡を保ったおマゾ兄妹には晴天が訪れる」という画期的ケミストリーの結果なのだ。

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青と白の空間に溶け込んで行く青白い顔をした病人一匹。

そのしっかりとした足取りを確認し、介護人も安心の表情で雪原を噛み締める。

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平和でステキすぎるリハビリのお時間。

木々も優しく病人にエールを送り、

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優しい雪原はどこまでも続いて行く。

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やはり暗い家の中で嫁に怯えながら闘病するより、このような場所でこそ我が病は治癒に向かって行くのだ。

しかもこの医龍リハビリステーションは、絶景だけじゃなくてちゃんと小粋なマゾも用意してくれている。

おマゾ兄妹の浮かれた姿を確認した所で、このガッツリ急登をこしらえてくれたんですね。

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いよいよ積雪量も多くなって足も取られ始めているが、あくまでもツボ足で突き進むおマゾ兄妹。

アイゼンはもちろん、わざわざ重いスノーシューやワカンを背負って持って来ているにもかかわらず、あえてそれらを使わずにガフガフと己の足のみで登って行く息の合った兄妹舟。

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ここからその表情は伺えないが、恐らく今彼女はこれでもかという笑顔に包まれているに違いない。

と思っていたら顔を上げたのでパシャリ。

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やっぱり弾けるような笑顔が炸裂している。

このグハグハ急登を、これほどの爽やかな表情で登って来るあたりさすがは名古屋屈指のマゾ患者。

本日、介護人として連れてこられたのは僕の方なのかもしれない。


しかし彼女がこんな表情になってしまうのは、もちろんマゾだけじゃなくてこの美しい景色があってこそだ。

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いよいよこの辺りから、その美しさに歯止めがかからない医龍リハビリステーションの核心部。

やがて極上の樹氷タイムへ突入です。

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もう兄の介護そっちのけで写真を撮りまくる妹。

一方の兄はこの青空と樹氷に感動し過ぎて、もうポールで体を支えるのがやっとのジジイになってしまっている。

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長年、汚れた闇の世界で生きて来たこの哀れな老人。

もう感動の失禁を己で制御できないアテント野郎。

ついに訪れたこのステキな老後。

思わず、そのおじいちゃんが前のめりに倒れて満足の大往生をしそうになった時、

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介護人の低血圧Mちゃんが慌てて駆けつけ、優しく「はい、おじいちゃんまだ寝ちゃダメですよー。頑張って先生の所まで行きましょうねー。」と渾身の介護だ。


そして妹に支えられながら樹氷帯を抜けると、なんだかとっても美味しそうな大雪原が山頂まで広がっている。

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横を見れば、まるでクリーミーなビールの泡の中から伊勢湾を眺めてるかのような感動。

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いよいよ本気を出して来た竜ヶ岳。

そこからさらに進めば、ついに尋常ではない美しさの診察室がその姿を現した。

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大迫力の白い巨塔。

やがて、美しき白衣の芸術品達の「大回診」が始まった。

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もはや川平的な表情で「くぅぅっ〜」と唸るしかないおマゾ兄妹。

そしてお互いに目をやり、「これはひょっとして浮かれちゃってもいいんじゃないだろうか?」と確認し合う。


この瞬間、彼らが封印して来た言葉「青空 無風 平和 絶景 笑顔」という言葉が溢れ出す。

ここまでの山人生、数々の重々しい辛酸を舐め続けて来た2人。

ついに人目をはばからず、堂々と浮かれるべき瞬間がやって来たのだ。


そしてこの素晴らしき医龍リハビリステーションで、すっかり元気を取り戻した男。

あっという間に風邪なんて吹き飛んで行き、おじいちゃんから凛々しい若人の佇まいになって復活ののろしだ。

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去年までは想像する事すら出来なかった「私と青空」というタイトルの写真。

オークションに出せば高値が出そうな程のこのレア感。

今年こそ強がらずに、素直な心で言ってやろう。

「やっぱ登山は晴れてナンボだね」と。


さあこれにて風邪も完治し、チーム・ドラゴンの医療チームが待つ最後の診察室へ。

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やはり最後まで患者に甘える事を許さないチーム・ドラゴンの急登診断。

これにはさすがのマゾナース・低血圧Mちゃんもぐったりとうつむいてしまっている。

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さすがにこの段階で「ニヤリ」とはしていないのか?

しかしこの誰もが苦痛の表情になってしまうこの場面で、

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よくよく画像を拡大させてみると...

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笑っている!

おマゾが過ぎるぜ!


そしてそんな逞しく成長した妹を、同じくニヤニヤした変態兄さんが出迎える。

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ついに医龍病院、重度マゾ科診察室に到達した浮かれたおマゾ兄妹。

見事に山頂にて、チームドラゴンから「マゾ治療不可」という診断を受けてこの笑顔だ。

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そんなマゾ中毒患者のお二人に処方されたのは、この素晴らしき山頂からの眺め。

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そして見事なこのエビのシッポ。

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担当医としても「たまには絶景と快晴の登山で日頃の無理なマゾを休めなさい」と言ってくれているのだ。

そして半ば諦めたように、「とにかく2人とも安静にしてなさい」と言われた気がする。


こうして無事に診察を終えたおマゾ兄妹は下山を開始。

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なぜかやっとこの段階でアイゼンを装着し、ポールをピッケルに持ち替えての下山。

何かがワンテンポずれてる気がするが、それがこの2人の流儀だ。


そして風がない場所まで下山して優雅な昼食。

そしてまたしてもワンテンポずれた男が、この段階でやっとスノーシューを装着して走り出す。

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もちろん、妹の方もなぜかワカンを装着して新雪に向かって突入して行く。

浮かれの歯車が止まらなくなってしまった2人のお戯れタイム。

あれほど先生に「安静にしていなさい」と言われた直後の出来事だった。

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しかしいくら「たまには浮かれなさい」と診断されたからと言って、これは少々浮かれ過ぎたか。

ついにこのおマゾ兄妹の大親友、モクモクさんが重々しくご登場だ。

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いよいよ形がだんだん人型に近くなって来たモクモクさん。

あれほど雲一つない快晴だったのに、我々の浮かれた様子を見かねてどこからともなく駆けつけて来たのだ。


慌てて行きとは違う金山尾根にて下山して行く2人。

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しかし振り向けば、すでに妹がお馴染みのグレーバックに包まれている。

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あれほど青かった空は、モクモクさんの発生からものの数分で消えてしまった。

そしてそれを合図にするかのように、途端に道が「ゲリ化」を開始。

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やたらと日当りが良い金山尾根を下山にチョイスしてしまったという詰めの悪さ。

もちろんこの2人とも、今シーズンに新しい登山靴を買ったばかり。

そんなまだ数回しか履いていないピカピカ登山靴で、このゲリ道に突入して行く羽目になった自業自マゾな2人。

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そして当然のようにヌッルヌルで滑りまくるこの道。

靴だけならまだしも、もしここで足を取られて転倒した日には大惨事間違いなし。

我々がダチョウ倶楽部なら「おいしい」と思える状況だが、ここはリアルに「押すなよ、押すなよ」と言いながらの緊張感ある戦いに。


ここで僕は彼女の芸人としての力量を図ろうと、試しに「下から連続シャッターで狙いますんで。期待してますよ」と煽ってみた。

すると彼女は「さすがに滑りませんよ〜」と言いながら下降を始め、

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なんと「ここぞ」というタイミングで思いっきりスライドをかまして来たのだ。

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さすがにこらえて転倒は免れたが、まさか本当に滑るとは...。

しかも終始笑顔を絶やさずにやってのけた辺り、さすがは我らのマゾンナだと言わざるを得ない。


なんて事を言った直後。

今度は兄の方が、なんとカメラが回ってない段階で見事にこのゲリ道にスライディングをかました。

そしてその直後に、べっとりと服にゲリが付いてうなだれる男の姿がやっと撮影された。

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こうしてお互いにズッコケを繰り返す、二人きりのなんばグランド花月劇場。

ボケるばかりでツッコミ無しの混沌とした世界。


下山だろうと陽気にマゾり続けるおマゾ兄妹。

そしてもちろん、まだお昼過ぎだというのにもはや辺りは夕方のようなダークな世界へ。

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こうなって来るともうここは我々の土俵だ。

いつもの二人がいつもの世界に戻って来たぞ。

もう青空なんて思い出す事も出来ない。

彼女も今までにない程の爽やかな笑顔で、この薄暗くてぐちゃぐちゃな道を嬉々として駆け下りている。

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当然、兄さんの方の仕上がりもバッチリ。

もうこれが泥なのか、滑った勢いで脱糞してしまったのかよく分からない状態に。

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そしてこの絶妙なタイミングで、この男に猛烈な便意が急襲して来た。

このゲリ道によって、元々がゲリ状態でこの竜ヶ岳にやって来た事を体が思い出したかの様に。


いくら兄妹だからといって、さすがにレディーの前で漏らすわけにはいかない。

過去3人の女性から「デリカシー無し男」と言われた過去があるだけに、4人目に言われたともなればもはや救いがない。

なんとかノーデリカシー界の殿堂入りだけは免れたい所。

そもそもここで漏らしたら、大人としてデリカシーがあるとか無いとか以前の問題だ。


脂汗を額に滲ませながら、若干内股になりつつ「大丈夫だから」と気丈に振る舞う兄。

しかし最後の難関、吊り橋登場。

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もはやここを渡る時の「ゆっさゆっさの上下運動」に耐えきれる自信がない。

気を抜けば、一歩一歩の反動でぽとりぽとりと等間隔でマーキングしてしまいそうな厳しい局面だ。


それでもケツに渾身のパワー注入して、その惨劇の流出を阻止。

そして妹の励ましと献身的な介護のおかげで、なんとか無事に駐車場にたどり着いた。

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素晴らしい笑顔だが、目は笑っていない。

兄はこの記念写真を撮り終えるなり「私には次の戦いが待っている」とカッコ良く呟いたかと思うと、激しい内股のままトイレに消えて行った。

妹は、ただただそんな兄の美しい後ろマゾ姿を眺めていたと言う。



こうしておマゾ兄妹の通院の戦いは終わった。

こうでもしないと風邪が治らないんだからしょうがない。

後半のマゾはさておき、全体的に実に素晴らしい雪山登山となったね。


ただ実はこの日、僕は嫁を美容院へ送る為に夕方の4時半までには帰らなきゃいけなかった。

しかし浮かれが過ぎたのか(多分スノーシュータイム)、見事に時間オーバー。

帰りの車の中で「間に合いそうにない」という電話を嫁に入れた所、電話口の漆黒の無言の先から「チッ」という舌打ち音。

もはや言葉ではなく「擬音」だけで僕の精神は圧殺されてしまった。



こうして嫁の機嫌を損ねた挙げ句に、美容院への送りをお義父さんにお願いしなきゃならんという二重苦へ。

せっかく大快晴登山で精神力を回復させたというのに、あっという間に瀕死の状態へと陥落だ。


「終わりマゾなら全てマゾ」


こうして記憶の深い沼の中に、青空の記憶がズブズブと埋もれて行った。


果たして次に浮かれられるのはいつなのか?

次回の登山なのか、それとも4年くらい先の話なのか?

それとも今回が最後だったのか?


それは誰にも分からない。


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