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ファミリー慰労感謝祭〜絶倫ナイトフィーバー〜

Posted by yukon780 on 02.2014 ◉日々のツレヅレ 0 comments 0 trackback
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今年もこの季節がやって来た。


まさかを楽しむアウトドアマゾ集団「チーム・マサカズ」。

彼らは年中好き勝手に野外でマゾ行為に明け暮れる罪深き男達。

そんな男達が年に一度、家族に対して日頃の「感謝」と「慰労」を現すべく開催するささやかなる恒例行事がある。

それが「チーム・マサカズ ファミリー慰労感謝祭」なのである。


まあファミリー感謝と言いながらも、要するにキャンプ場に集団で集まってひたすらワイワイ飲み倒すというだけの無企画イベント。

そして僕に至っては例のごとく嫁は不参加なので、りんたろと二人の父子家庭スタイル。

家族に日頃の感謝をする為のイベントのはずなんだが、何故か僕は嫁に「どうか行かせてください」と懇願するという不思議なまさかを体験した。

チーム・マサカズは例えオフだろうとまさかを楽しむのである。


今回はそんな、書くまでもないようなダラダラしたファミキャンの模様をお送りします。

と言いながら、後半はとある絶倫男の独壇場。

今後の彼の戒めの為にも、ここでしっかり記録にとどめておこうと思う次第です。


それではそんなファミリー慰労感謝祭。

さっくりと振り返って行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日、天気予報は見事な「雨予報」だった。

それが何を意味するかというと、なんとはるばる白馬から「悪天候界のラオウ」ことハッポーNさんが来てくれたからだ。

まあ誘った時点で誰もが覚悟はしていたんだが、やはりキャンプでの雨はただのマゾだ。

我々だけなら良いが、家族にマゾを強要するのは良くない。


しかし。

今回は今までと違い、なんと予報を覆して晴れ間が覗いたのである。

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これにはたまらずラオウ(画面右)も「ぬうう、我が頭上に太陽が!」と悶絶している。

彼にとっては8年ぶりくらいの陽光だ。


それではなぜこのような奇跡が起きたのか?

それはこの美味しそうにホルモン黄金水を飲んでいるアゴ割れMのおかげだ。

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若干クリアアサヒのトータス松本にしか見えないが、彼こそ我々が誇る「悪天候界のカイオウ」と呼ばれるアゴ割れM。

そんな男が今回、ついに白馬のラオウと初対面した事による奇跡の化学反応だったのだ。

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激しく渦巻いた二人の低気圧闘気が衝突して相殺。

そしてこの青川峡キャンピングパークに奇跡の平穏が訪れた。


一方で、その前哨戦ではファミリー企画ならではの夢の対決。

ラオウとカイオウの息子同士のかけっこデスマッチだ。

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親譲りの驚異的な身体能力と負けず嫌いの競り合い。

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将来中日ドラゴンズのレギュラーを狙う男と、プロのスケーターを目指す男の熱き戦い。

少年同士の本気の戦いは美しい。

どうか将来、お父さん達みたいな汚れたマゾ行為に走らない事を願ってやまない所だ。


このかけっこセレモニーによって、イベントは華々しくスタート。

ここに来てない人も多いけど、実に総勢24名のチーム・マサカズファミリーが集結です。

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これだけ一気に集まれる同世代の仲間がいると言う事は実に幸せな事だ。

そして今回は2期生のパパラッチKも参加して、クールに大アサリを焼いている。

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いまにも吉川晃司のモニカを歌い出しそうなこのクールさ。

今日ばかりはあのバズーカカメラを置き、パパラッチという仕事も忘れて飲み食いに集中。

まだ彼には感謝するべきファミリーが存在しないが、きっと次回の感謝祭にはそんな相手を連れて来る事だろう。

その時はしっかり逆パパラッチして女性自身に売り込んでやろう。


そしてチーム・マサカズの名誉候補生のお二人もしっかり参加。

シャクレYとピロリMだ。

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なんと初対面のハッポーNさんと共通の知人がいたりと、まさかなネットワークもあり大盛上がり。

一方で、その間隙を縫ってハッポーNさんの娘に手を出す男がいる。

それは早くも二人きりでしけこんで、執拗に口説き始めているりんたろくんだ。

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我が息子ながら末恐ろしいスケコマシ野郎だ。

前回は早々に失踪して他人のバンガローの中で他の女子と遊んでたし。

しかしお父さんは止めないぞ。

いずれ君がお父さんと同じ顔になる事はもう間違いない事実。

今限定の青春を全力で謳歌するが良い。


そして和やかに進むBBQ。

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シャクレYもご機嫌でシャクレている。

一方でそんな穏やかなBBQの最中、写真中央に写っちゃいけないものが写り込んでいる。

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拡大してみる。

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これはかつてオヤジ狩りにあって無念の絶命を果たした男の怨念なのか。

さにあらず。

実はこれ、別の棟でせっせと夜食の台湾ラーメンの仕込みに入っている矢作Cだ。

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彼は毎回献身的に台湾ラーメンを作ってくれるナイスガイ。

しかしその度に毎回その好意は酔ったアゴ割れMによって無惨に踏みにじられ、床にラーメンをぶちまかれた末に「おい。俺の台湾ラーメンが無いぞ」と迫られるという悲しい宿命を背負っている。

それでも彼はめげずに今回も仕込み続ける。

ある種、これはこれで高難度の長期的マゾ行為だろう。


ひとしきり腹が満たされると、子供達はスケボー遊び。

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これはチャンス。

ここで華麗にスケボーを乗りこなし、子供達から喝采を得て尊敬の眼差しで見てもらうのだ。


僕は颯爽とスケボーに乗り込む。

瞬間、ゲートが開いた競走馬のようにスケボーだけがぶっ飛んで行く。

そして中々の勢いで、コンクリの地面に叩き付けられる中年。

たちまち臀部を強打し、悶絶する男。

写真 2014-06-21 18 14 57

ちょうど地面が濡れてるからまるで失禁したみたいになっているが、あながちそれも否定しきれないほどの衝撃。

子供達からは尊敬の眼差しどころか哀れみの視線が降り注ぐ。

一方で日頃から遊んでばかりの僕のこの失態に、主婦層からはヤンヤの喝采。

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小木ママは「いつも奥さん大事にしないからそんな目に遭うのよ」と顔を手で隠して笑いをかみ殺し、ツノDは「武儀川で変な奴とコンビ組ませて沈させた報いよ」とばかりに大喜び。

しかしこれが不器用な僕に出来るファミリー感謝のカタチ。

喜んでいただけたならオールオッケー。

「結局いつも通りじゃないか」というお声を頂きそうだが、私はマゾることでしか己の気持ちを表現できない平成の高倉健なのである。


やがて日も傾き始め、慰労祭会場は屋内ステージへ。

子供達は各々で遊び始め、

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大人達はディープな飲みの世界に突入。

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まるで長州藩士達が池田屋で、京都御所焼き討ちの密談を交わしているかのような密集感。

今にも「御用改めである!」と言って嫁が乱入し、僕を斬って階段落ちさせられそうな雰囲気だ。


そうならないようにひとまずやる事はやらねばならんので、りんたろくんをTKTと一緒に風呂に押し込む。

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しかしその後の風呂上がりは、いつものように戦場と化す池田屋。

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全裸の男どもが所狭しと大立ち回り。

カメラワークも追いつけないほどの激しさだ。


一方で長州藩士達の密談は大いに盛り上がる。

悪巧みにおいてはチーム随一の小木Kが、果敢にラオウに酒を強要してその闘気をくじこうと陰謀を企てる。

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これにはラオウも「バ..バカな... おれが... このラオウが震えて.....」と防戦一方。

無理も無い。

そもそも彼はいつものように前日ほぼ「寝ていない」という仕込みを完成済み。

その隙を狙った小木Kの見事な追い込み芸だ。

しかしラオウの癒しアイテムりんたろくんが小木Kの卑劣な陰謀を阻止。

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その奥では、すでにピロリMが恍惚の表情でご臨終を迎えている。

彼はかつてこの様な場で飲み過ぎて黒い血を吐血した過去を持つ男。

その時は会場中に戦慄が走ったが、実際は飲む前に食べていたチョコフレークだったというお騒がせ男だ。


そしてその一方で、早くも自らを追い込んで行く男がいる。

それは早くも額からホルモンを抽出させて、テカテカになってるアゴ割れMだ。

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横ですっかり赤くなってグッタリしている矢作Cを尻目に、アゴ割れMの絶倫が止まらない。

まるでおっぱいでも揉んでいるかのような手振りで熱く語り始めるテカテカホルモン。

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何も知らずに隣に座ってしまったパパラッチKも、「しまったなぁ...」といった表情で後悔が滲み出している。

しかしそんな周りの感情など彼にもう届かない。

もはや体内から溢れかえる精力を制御できず、この様な痛々しい状態へ。

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パパラッチKのクールな表情との対比が凄まじい。

もうこうなると誰も奴を止める事は出来ない。

失礼なほどにシャクレYに指を指して、瞳孔も開きまくる危険な状態。

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もはやこの迫力はアメリカ徴兵ポスター以来の衝撃。

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このままではシャクレYが戦地に送り出されてしまう。

それでも彼は執拗にI WANT YOUを繰り出し続ける。

さらには突然「俺は係長になったんだ!部下は600人だぞ、600人!」と息巻いている。

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部下が600人の係長とは一体どんな組織なのか?

もうシャクレYもパパラッチKも事態の把握に精一杯で表情を失っている。

しかし一人で勝手にご満悦になって行くホルモン係長。

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そして悪い事に、この辺りで彼の嫁さんのツノDが早々とご就寝。

これにて完全にストッパーを失った暴走精力が弾けに弾けまくる。

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もう話している時の身振り手振りのダイナミックさに歯止めがかからない。

ものすごく壮大な話をしているように見えるが、こんなに激しいのに内容は非常に薄かったりするのだ。

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もはやワールドカップの試合で、ペナルティエリアでファウルを取られて審判に抗議するディフェンダーのような激しいアピール。

これに引きずり込まれるように小木Kも激しく同調。

まるで即興で始まったラッパー対決のような二人の動き。

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もちろんアゴ割れMの「俺は東京生まれホルモン育ち イボ痔な奴は大体友達」に対して小木Kの惨敗。

もう何の話をしていたか分からないが、会場は大爆笑に包まれている。

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その中でただ一人、アゴ割れMだけがポツンと連れて来られたオラウータンみたいになっている。

だがこんな世紀末の時代でも、しっかりと前を見つめる村人達がいる。

それは長時間の仕込みを終え、ついに夜食の台湾ラーメン作成に動き出した矢作Cたちだ。

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そんな誠実に生きる男達をよそに、アゴ割れMの暴走は止まらない。

いよいよ人相も変わって来て、もはや般若になってしまっている。

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かと思えば、初体験を風俗で済ませた直後の二十歳の青年のようなこのツヤツヤの表情。

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変幻自在のホルモンアシュラマン。

もうこの頃には誰も彼のテンションには追いついて行けない状態に。


そんな中、ついに矢作Cの台湾ラーメンが登場。

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矢作Cが手塩にかけて作り上げた渾身の一品。

もちろん今回もしっかりアゴ割れMはそのラーメンをほおばっている。

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みんながBBQで浮かれている時、矢作Cがコツコツと仕込み続けていた一品だけに最高の味だろう。

だがその瞬間。

彼は酔った勢いで、豪快にお盆の上にそのラーメンをぶちまけてしまったのだ。

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散乱する矢作Cの想い。

しかしアゴ割れMは、何事も無かったかのように「だからよぅ。俺には600人の部下が...」とまた語り始める。

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今回も見事に粉々に打ち砕かれた矢作Cの好意。

その光景を目の当たりにし、切ない表情で細々と台湾ラーメンを食べている矢作Cから哀愁が溢れかえっている。

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しかしそんな矢作Cを見向きもせず、アゴ割れMは「もううんざりよ」といった表情の小木ママに対して熱く語り続ける。

ついには突然の咆哮。

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いよいよ奴のホルモンの暴走がスパーク。

たちまちローマ彫刻のような暑苦しさで迫り来る絶倫男優。

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もうこうなると麻酔銃を打ち込むしか方法は無い。

僕はすかさず猟銃を手に取り、「ズドン」と一発麻酔弾を打ち込む。

そしてようやく暴走男優はマットに沈んだ。

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これでようやくこの世紀末に平和が訪れた。

彼のダウンを確認した僕は、安心してりんたろくんと眠りにつく。


しかしその後の模様を、パパラッチKがしっかりと写真に収めていた。

奴は再びゾンビのように復活し、またしても大いに語り出したという。

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もうその不死身の姿は実写版の両津勘吉だ。


延々と続いて行く、絶倫ホルモン男優の「おわらない話」。

サイコロの目は全てアゴ割れMという、絶望的な深夜のトーク番組。

彼はたっぷりと己のトークをしたかと思うと、やっと息を引き取った。

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壮絶なるアゴ割れナイトフィーバー。

本人は何も覚えていないらしいが、どうか今回のこのブログをブックマークに登録しておいてもらいたい。

どうかこの姿に目を背ける事無く、立派な係長として頑張って行ってもらいたい所だ。


翌朝。

ふらふらと起きて来たフィーバー野郎。

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彼は言った。

「俺の台湾ラーメンはどこだ?」と。


もはや何も言うまい。



こうしてチーム・マサカズ「ファミリー慰労感謝祭」は幕を閉じた。

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結果的に家族に感謝するというより、ただただホルモン男優の独り舞台を見せつけられただけといった祭りだった気がする。

しかし、ギリギリ天気も持って全体的には奥さんや子供達も満足してくれた模様。

何にしても、これだけのメンバーが集まってワイワイ出来ただけで最高に幸せな事だ。


さあ、これにて平和な感謝祭は終わった。

これよりチーム・マサカズは再び血みどろのマゾの戦いに身を投じて行く事になる。

梅雨も間もなく開け、夏山シーズンも近づいて来た。


早くアゴ割れMを山に登らせる事が我々の使命。

ある程度山で血抜きしないと奴の暴走は止まらない。


今シーズンもチーム・マサカズはまさかを求めて戦います。

家族の皆様、どうかよろしくお願いします!



ファミリー慰労感謝祭 〜完〜



庭男あおによし〜三連休の残像〜

Posted by yukon780 on 28.2014 ◉日々のツレヅレ 0 comments 0 trackback
人はたまに思いがけない行動を起こす事がある。

その行動は時として世の人に理解されず、異端児扱いを受ける者も少なくはない。

古くは地動説を唱えたガリレオしかり、発明王のエジソンなど数々の異端児達が歴史上に存在した。


彼らは自らを異端児だと思っていたわけではなく、ただ純粋に「夢」を追い求めた結果、周囲の人との価値観のずれが生じてしまっただけの事。

その心は実に愚直なものであり、時代が早かっただけで異端児扱いを受けただけ。

日本ではうつけ者から天下人となった織田信長などがその良い例だろう。

当時は決して彼の行動は理解されなかったが、現代の評価は非常に高い。


そして時は平成。

その信長が作った岐阜の地で、とある一人の異端児の姿が注目されている。


それがこの男なのである。

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彼は寒風吹きすさぶ「自宅の庭」で、家族の制止を振り切ってあえてテント泊という道を選んだ異端児。

しかも二泊も。


これには各方面の常識人から「なぜなんだ?」という声が多く寄せられたが、彼の目には少しの迷いも無い。

その目に宿るのは「夢」。

誰にも理解されなくたって構わない。

己の信じた道を突き進むのみ。



一体この庭男に何が起きてしまったのか?

果たして彼がした事は今は理解されなくても、100年後には「偉人」として評価される行為なのだろうか?

それともただの名もなき「変人」として、歴史の波に埋もれて行く運命なのか?


今回はそんなとある一人の偉人伝。

いつまでも語り継いで行きたい、とある異端児の哀しき物語である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


三連休がやって来た。

すこぶるいい天気が続き、テレビのお天気お姉さんもニッコリと「行楽日和でしょう」と微笑みかける。


その男は「さあ、何して遊んでやろうか」と意気込んでいた。

そんな未来への夢と希望で一杯の男に対し、彼の嫁が突然3発の銃弾を撃ち込んだ。


ズドン!「金曜は私仕事だから子供達お願い。」

ズドン!「土曜は買い物だから子供達お願い。」

ズドン!「日曜はエステだから子供達お願い。」


瞬く間に男の「夢と希望」に3つの風穴が空き、破裂して粉々に砕け散った。

男はケネディー夫人のように、慌ててその残骸を拾い集めようとする。

そんな男の後頭部に向けて、嫁はとどめの一発を放つ。


ズドン!「家から出てくなよ。」


そしてその場にはピクピクと横たわる血みどろの屍が一つ。

こうして彼の三連休は瞬殺された。



しかし彼は素直に己の運命を受け止めようとはしない。

この快晴の三連休を大人しく家の中で過ごせる程、彼は出来た人間ではないのだ。


何とか今の私にも、子供の面倒を見ながら家で出来る事は無いか?

わずかばかりの「夢の残骸」は落ちていないだろうか?


そこでまず彼が子供の面倒見ながら始めたのが、「工作」という地味な作業。

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実は彼は次週、人生初の雪上テント泊に挑戦する予定。

そこでテント固定のためのお手製「割り箸スノーペグ」を、内職のように手作りする事で多少この気持ちを落ち着かせようと企んだのだ。


しかし窓の外からは燦々と日光が降り注ぎ、行楽日和さんが「そんな事してないで遊ぼうよ」と彼を誘惑する。

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それでも彼は出来るだけ薄目で光を見ないようにして割り箸一点に集中。

しかしもちろん邪魔に入って来るこーたろくん。

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割り箸と麻ひもが彼の恰好のおもちゃとなり、全く作業が進まないどころかどんどん散らかって行く。

りんたろくんは奥で死体みたいになってるし、全く落ち着いて作業が出来ない。

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それでも何とか苦心して割り箸ペグ完成。

思いのほかあっという間に完成してしまい、愕然とする男。

まだ三連休初日の午前中だと言うのに、わずかばかりの一大イベントをやりきってしまった。


そこで彼は1週間以上先のテント泊に向けた、気の早すぎる準備を開始。

子供の相手をしながらなので作業は困難を極めたが(オムツ替えや離乳食やウルトラマンごっこetc...)、なんとか汗だくになりながらもパッキングに成功。

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やはり雪山テント泊ともなると、60Lのザックではパツンパツンだな。


こうなって来ると、実際背負ったらどんな感じに見えるのかチェックしたくなるのが戦士というもの。

彼はこのザックを担いで1階の洗面台の前へ。

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この時、歴史が動いた。


彼の中で何かがスパークし、もう居ても立っても居られない状況へ。

たまらなくこのまま外に飛び出して行きたい衝動が波紋となり、山吹色のオーバードライブが体中の血管内に疾走。

しかもちょうどこーたろくんがお昼寝タイムに突入した事により、彼の中にわずかばかりの自由時間が発生していた。


そして彼はこの状態のままリビングへ。

彼のご両親は「何事だ?」という顔で、さっきまでオムツを替えていた養子の突然の全力登山姿を呆然と眺めている。


いつもは出来るだけ己の存在を消して従順な養子を演じていた彼も、この日ばかりはひと味違った。

彼はその異端児オーラを全面に出しながら「本日、僕は庭で寝ます」と宣言。

ついに炸裂したマスオの反乱。


もちろんいつものように心配性のお義父さんが「今日は凄く寒いし風も吹いてる。きっと風邪を引くし、そもそもなんで庭で...」と動揺が隠せない様子。

明らかに変人を見る目だ。

しかしマスオだってたまには牙をむくって事を知らしめる必要がある。

男は「寒いからいいんです。風が吹いてるからこそいいんです。」と眼光鋭く言い切った。


そして彼はそのまま、ご両親の「何故だ?」という視線を背中いっぱいに受け止めながら家を出た。

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今はきっとご理解頂けないだろう。

なんなら近所で「うつけ者の養子がいる」とウサワになる可能性も高い。

しかしいつかは時代が私に追いつくはず。


彼はそんな強い意思のもと、寒風吹きすさぶ庭でいそいそとテント設営開始。

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ここに来てまさしくお義父さんが言う通り、伊吹おろしの烈風が吹き荒れて猛烈に寒いじゃない。

しかしそんな状況だからこそ、雪山テント泊のテストには持って来いの好条件。

もちろん、絶対に今必要じゃない出来立ての割り箸スノーペグのチェックもこなす。

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雪が無いというのに、益々何をやっているのか?


で、ひとしきり各種チェックを終えて設営完了。

たとえ庭とは言え、ついに念願の「自分だけの部屋」を手に入れてご満悦のマスオ。

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しかしどこか表情が冴えないのは、若干の後悔からなのか?


そんな中、もちろん彼は家の中と行ったり来たりの育児作業に没頭。

ある意味、アウトドアの現場よりも忙しくてストレスに溢れた落ち着かないテント場だ。


さすがにこーたろくんは無理だとしても、りんたろくんならこの素敵なテント場で面倒が見られる。

男はヌクヌクの家の中でYouTubeを鑑賞中のりんたろくんを無理矢理外に連れ出し、我が豪邸へご招待。

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いきなり変なおじさんに寒い外に連れ出されて、彼は「さむいよ...。ボク、あたたかいのがいいの。」と呟くりんたろくん。

しかし変なおじさんとしては、そんな状態の君に是非テストしてもらいたい事があるのだ。


それが今回の雪山テント泊に向けて新たにヤフオクで落札したこいつ。

日本が誇るダウンメーカー・ナンガの冬期用シュラフ「オーロラ900DX」なのである。

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快適使用温度-22℃で、使用可能限界温度-37℃というスペシャルシュラフ。

しかも生地が撥水加工されているから、結露の濡れにも強いシュラフカバーいらずの名品だ。

そして何よりこの「日の丸マーク」が、まるで海外遠征隊の一員にでもなったかのような気分にさせてくれるあたりが心憎い。

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まあ、実際は海外遠征どころか自宅の庭なんだが、テントの中に入ってしまえば外なんて見えないんだから後は想像力でカバーすれば良いのだ。

たとえ庭だろうと、今自分はチョモランマのベースキャンプにいるのだと強く思い込めばそう思えなくはないはずだ。


そしてこの新しいスペシャルヌクヌクアイテムに、すっかり気を良くしたりんたろくん。

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彼は「あったかい。あったかい」と喜び、「お外寒いからテントから出たくない」と実に嬉しい事を言ってくれた。

作戦成功。

こうしてまんまと父の罠にかかったりんたろくんをテント内に居座らせる事で、ご両親に対しても「私は今育児中なのであります」という大義名分が立つ。

そもそも家の中のパソコンでYouTube見てるくらいなら、断然庭でテントにでも入っていた方が良いに決まっている。

ちなみに彼のYouTubeでの最近のお気に入りは「食虫植物の捕食風景」である。


しかしそこは我がDNAを小さじ一杯程度引き継いでいるりんたろくん。

どうやら次第にテント内が気に入ったようで、みるみるテンションが高くなって行く。

やがてよく分からない行動に。

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やはり彼も一種の異端児なのか?

そしてシャウトしながらテント内でローリングを始め、

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決めポーズ。

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目の前で展開されて行くリアルクレヨンりんちゃん。

彼はテントというものを変態オンステージと勘違いしてやいないか?


それでも妙に嬉しい変態お父さん。

思えば彼は長年ソロテント泊ばかりで生きて来た男。

なんだかんだと念願かなって、今己の子供と二人きりでテントの中にいるという幸せ。

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その記念すべき現場がまさかの「庭」というあたりに若干の違和感は感じるが、やはりこんな感じで徐々に慣れさせて行くのが良いんだろう。


感慨に浸る庭男。

しかし彼の感動を引き裂くように、こーたろくんの鳴き声が家の中から聞こえる。

慌ててあやしに行くが、携帯が鳴って「迎えに来い」というお嫁様からの指令。

やはり現場が庭だと、現実逃避に浸っていても「現実引き戻し」までのレスポンスが早すぎる。


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数時間後。

突然自宅に侵入して来た一人の変質者。

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ストーカー臭がプンプンと立ちこめているが、これは間違いなくあの庭男。

子供達をお風呂に入れて、歯磨きやら絵本読み聞かせやらの試練を乗り越えた後の彼の姿なのだ。


無事に一日の役目をこなし、彼は「父」という顔から「マゾ」という顔にチェンジ。

次に彼が目指したものは、これまた新たに導入した「ダウンパンツ」と「テントシューズ」の保温力テスト。

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前から持っていたダウンジャケットが黒だった事により、必然的に全身真っ黒人間になってしまってその変態度はとどまる事を知らない。

まあこれなら完全に闇に同化するから近所の目もごまかせそうだ。


しかしこのような防寒対策は、猛烈冷え性野郎のこの男にとっては死活問題。

もちろんこのダウンパンツとテントシューズも、シュラフと同じく「ナンガ製」。


今回はこの寒い庭で、新たに仲間になった「ナンガ三兄弟」が我が相棒として問題がないのかを試すチャンス。

雪山テント泊に向けた新防寒システムの保温力をテストするのだ。

↓ナンガ三兄弟(オーロラ900DX、スパーライトダウンパンツ、テントシューズロング)

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これで極寒のテント泊でも死ぬ事は無いだろう。

やはりダウン製品はナンガのものに限る。

これを参考にしても良いが、どうかナンガと間違って「テンガ」を買わないように注意されたし。

あんなものを雪山に持って行ったら、下半身の凍死は決定的。

凄く恥ずかしい姿で春に発見される事になるから気をつけるべし。


そしてそそくさと闇に消えて行く喪黒庭造。

もちろんそんな庭男に対し、お義父さんは改めて「本当に外で寝るのか?」と念を押す事を忘れない。

だが庭造はニッコリ笑って「ええ、いい案配の寒さです」と言うと、夜の闇に消えていく。

いつか分かってもらえる日が来るはず。



早速テントに潜り込んでみる喪黒庭造。


暑い...。

もの凄く暑い...。

とても寝られない...。


やはり極寒仕様のナンガ三兄弟は、庭ではオーバースペックも良いとこだった。

まあある意味テストは成功だろう。

やっぱりナンガは暖かいって事と、私はバカだという事がしっかりと認識できた。


そんなこんなで寝ようとしていたら、何やらテントの外でガサガサと音がする。

「しまった。ついに通報されたか。」と戦慄が走る。

しかしそのガサガサの正体はなんと「りんたろくん」だったのだ。


彼はなんと「お父さんと一緒にテントで寝るの」と言って、家を飛び出して来たというではないか。

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この時の我が喜びを想像していただけるだろうか?

あれ程嫁のインドアDNAに支配されたりんたろくんが、ついに自主的にこのようなアウトドアな蛮行に付き合ってくれたのだ。

お父さんは猛烈に嬉しいぞ。

異端児として注目された父も、まるで司馬懿仲達のように「我が家にも麒麟児が生まれていたか...」と感激しきりだ。


こうして何故か「自宅の庭に親子で寝る」という不思議な構図が出来上がった。

しかしただでさえ暑苦しかったのが、一人増えた挙げ句同じ寝袋に入るもんだから灼熱のテント内。

すっかり寝汗をかきながら、それでも幸せな夜は更けて行った。


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三連休2日目の朝が来た。

もちろん家の中には入らず、彼はあえてクソ寒い庭で新聞を読む。

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まるで本日の日雇い仕事を探すホームレスのような爽やかな朝だ。


もちろん彼があえてそんな寒い中で新聞を読んでいるのは、ダウンパンツとテントシューズが停滞時にどの程度まで寒さを凌いでくれるかのテストをしているからだ。

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さすがに中スポの芸能コーナーを読む頃には、足先が寒くなって来た。

そこでもう一つ試したかったアイテムのテスト。


「テントシューズにもレイヤリングという考えを」という万全の防寒システムの一環として、インナーに100均で買った「男の防寒ルームシューズ」を配置。

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そしてテントシューズの上に、アウターとして10年以上前に買ったモンベルのオーバーシューズを被せてみる。

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これなら防風性も防水性も保温性も飛躍的にアップ。

総合すると、ファイントラックのインナーソックス〜スマートウールの最厚手ソックス〜男の防寒〜テントシューズ〜オーバーシューズという「足下5レイヤードシステム」の完成だ。


「これはやりすぎだ」とう意見が聞こえて来そうだが、足先冷え性人間としてはこのくらいが丁度いいのである。

通常の人間達には冷え性の辛さなんて分かってたまるもんですか。


一方、ヌクヌクのオーロラ900DXでいつまでもスヤスヤと眠っている庭男2。

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気持ち良さそうに寝ているが、彼は最近「おねしょ」がひどい。

もし今、この高級シュラフ・オーロラ900DXに、彼のオーロラをデラックスにぶちまかれた日にはお父さんは立ち直れない。

なので彼には悪かったが、早々に叩き起こしておウチの中へインしてもらった。



さあ、今日も張り切って庭でレッツアウトドア。

まあそうは言っても結局やってる事は基本的に家の中での育児作業全般なんだが、庭にテントが張ってあるって言う事実が心を落ち着かせてくれる。


そしてこの日も嫌みなほどの行楽日和。

比較的風も穏やかになって来たので、なんとか庭で子供達の面倒を見る。

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試しにこーたろくんを人生初のテントに入れてみた。

しかし彼はテントに入るなり号泣。

その泣き顔は「俺はまだそっちの世界の人間じゃない」と言っているようで、ちょっと切ないキモチのお父さん。


そんなこんなで、結局庭にテントがあるだけのことでいつも通りのお留守番の一日が終わった。

もちろんそれでも二泊三日という「旅感」を味わいたい庭男は、嫁に対して「私は本日も庭で寝ます」と宣言。


嫁に至っては驚いたり怒ったりもしない。

むしろ何の感情も興味もないのか、その表情を漢字一文字で現すならば「氷」といったところ。

雪上テント泊のテストには持って来いの状況だ。


しかしその後、なんと彼女の口から「死なんといてよ」という心配のお言葉がが飛び出した。

いつもなら「死んで来い」とか「乳首もぎ取るぞ、このハゲ豚野郎」とか言うあの嫁が、私のような名もなき奴隷の心配をしてくださっている。

だが彼女は続けてこう言った。


「死体の処理がめんどくさいでよ」と。



庭男は静かに庭に向かった。

嗚咽の声とともに、肩を小刻みに揺らしながら...。



もはや安らげる場所は庭しか無い。

所詮奴隷は奴隷でしかないし、サウザーはサウザーでしかないのだ。


しかしまだ私にはテストしたい事があるのだ。

そう、それは「夜景撮影」。


普段山でテント泊してる時は余裕が無いし、なんせ今まで悪天候のおかげで「夜空」というものに出会った事がなかった。

そこで今回、この余裕のある状況で夜景撮影のお勉強だ。


で、iPhoneで色々調べながら実践。

なんとかそれっぽいやつが撮れたぞ。

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これで夜空にオーロラでも発生してれば最高なんだが、ここはアラスカではなく岐阜の自宅なので写るのは私の切なさだけだ。


では次に「夜景でも己撮りは可能なのか」というテスト。

結果的にスケスケの庭男が激撮されてしまった。

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まるで現在の家庭内における、私の「影の薄さ」を表現しているかのような一枚。

養子道を極めれば、ここまで己の存在を消す事が出来るのだ。


さあ、まだまだ夜は長いぞ。

家の中からテレビを見て爆笑している笑い声が漏れて聞こえているが、絶対に泣くもんか。


続いて一度は試してみたかったアレ。

ヘッドライト使ってマゾの「M」を書いてみました。

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思いのほかちゃんと文字になってちょっと感動。

調子に乗って、今度はヘッドライトを点けたり消したりして応用編。

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これは中々面白いぞ。

しかし庭で真っ黒な恰好した男がライトをチカチカさせてる状況は、事情を知らない人に目撃されたらかなり危険度が高そうだ。


それでもやめない庭男。

男なら誰しも書いて来た、あの書き易いキャラクターを夜空に登場させる。

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己の黒服を最大限に活用したウォーズマン。

いいぞ、徐々に腕が上がって来ている。


次はさすがに形にならないだろうが、何事も挑戦だ。

もう救難信号のようにひたすらライトをチカチカ。

そして出来上がった大作。

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カメラでこの思いがけないほどいい感じで出来たドラえもんに、思わず静かに一人で「ヨシ」と呟く庭男。


しかし次の瞬間。

急激に襲いかかって来た「空しさ」。

そして追い討ちをかけるように、明るい家の中から聞こえる家族の笑い声。

まるで自分が笑われているような切なさに教われるニワえもん。


彼は静かに三脚をたたんで、カメラにキャップをする。

そしてそのままテントの中に。


ドラえもん..

ドラえもんよぅ..

後悔を消してくれる道具を持っていないかい?


涙で枕を濡らす中年のび太くん。

しかしさすが撥水加工生地のナンガのシュラフ。

涙でダウンが濡れて保温性が落ちる事はなかった。

でもなんだが心の内側だけ、ちょっぴり冷えるのね。


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三連休、最後の朝が来た。

そこには昨日よりさらに猫背が酷くなった、くたびれたのび太くんの姿が。

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体はバッチリ温かいんだが、何故か心の中にすきま風が吹き荒れている。


さあ、本日も張り切ってアウトドア。

庭から出られない男に突きつけられる大快晴。

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どこにも行けず、今日も素晴らしい悲しみ日和だ。

まあ天気も良いし、子供の相手しながら庭で作業するには持ってこいだ。

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この二人なんてもうすっかりテントに興味示してないね。

今はまだ良いが、その内自分のお父さんが「他のお父さん達とはひと味違うんだ」と気づく時が来るだろう。

偉人の子供は何かと大変だろうな。


さあ、それではこの2日間のテストで得た雪山テント泊に向けた結果をまとめて行こう。

まずテント。

もちろん雪山に使える4シーズン用のテントなんて持ってない。

なので、必然的にこの「通気性抜群」のメッシュだらけのMSRハバHPを持って行くしか無い。

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冷気を遮断するどころか、全く冬向きではない冷気ウェルカム状態のテント。

でも一応フライにはベンチレーター(換気口)もあるから、テント内での調理は問題ないだろう。

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ただ寝ている時はこのベンチレーターとメッシュ地から冷気がドシドシ入って来る。

肌の露出した顔の部分は、常に冷房の送風口の前にいるかのような気分だった。

朝起きたら顔面だけ凍っているなんていう「氷結パック」で、蒼ざめた美肌が手に入るかもしれない。

やっぱ4シーズンテント欲しいなあ...。


で、この三連休初日でこしらえた割り箸ペグと、テント内調理台用に100均で買った鍋のふた。

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この程度のもんでテントが風で飛んでいかんか心配になるが、こればっかりは現地で飛ばされてみるまで分からない。


そして今回は雪山用の厚手のマットも無いから、通常のエアマットの下に新兵器を敷いてみた。

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これは「アストロフォイル」という遮熱度がスペシャルなニューアイテム。

前回の赤岳で一緒だったシェルパ族の男ランボーNが、親交のある東京の名店「ハイカーズ・デポ」さんからお土産で持って来てくれたものなのだ。

長々と説明書くのは面倒なのでこっち見て(参考)。


そして改めてこのオーロラ900DX。

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こいつもランボーNさんお墨付きアイテムで、当然ながら最高の保温力を提供してくれた。

この900g封入されたダウンの、驚異的な羽毛嵩の760フィルパワー。

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この760フィルパワーを超人強度に照らし合わせてみると、700万パワーの「ミキサー大帝」を遥かに上回る能力だと言えばその能力の高さが分かり易いだろう。

しかしこいつ、フィルパワーが強過ぎて袋に入れるのが大変なばかりか、とんでもないデカさ。

他の奴らと比べると、その主張っぷりが凄まじい。

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ちなみに赤い袋がテントなので、そのとんでもない「邪魔さ」がお分かりいただけるだろう。

もうこいつを素直に持っていったら、それだけでザックが埋まってしまう。


なので、急遽防水でeVent素材の圧縮袋「グラナイトギア eVentシルコンプレッサー」をご購入。

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こいつがまた、たかが袋のくせになんと4000円オーバーの強者。

しかしミキサー大帝をねじ込むには、そのくらいの猛者でないと圧縮なんて出来やしないのだ。


で、何とか力技でミキサー大帝と、隙間にダウンパンツも入れて封印。

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これで一応2/3くらいまで縮まった。

この押し込む作業だけで、ある程度体が温まりそうなほどに激しい戦いだった。


あとは細かい工作。

テント内で水が凍らないように、これも100均で買って来た遮熱シートで袋を製作。

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これで実際に凍らないかは現場テストになって来るが、うまくすればこの袋は座布団の下敷きにも使えそうだ。


とりあえず、これでなんとか現状装備で雪山テント泊デビューはこなせそう。

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こいつは次週が楽しみだぞ。



こうしてこの快晴の三連休を、見事に「準備とテストと育児」だけに費やしてしまった庭男。

でも恐らく何もせずに家の中にこもっていたとしたら、きっとストレスのあまり発狂死していた事は間違いない。

なのできっと収穫はあったはずだと思いたい。

だが逆に彼は、他に何か大切なものを失った気もしたりしなかったり...。


とりあえず今後しばらくは、ご近所で話題になる事は間違いなさそうだ。

ひょっとしたらご両親も、養子縁組解消の手続きを始め出すかもしれない。

嫁もそろそろ死体処理の資格とか取得するかもしれないね。


だが、ガリレオもエジソンも信長も最初はみんなそんな感じだったはず。

理解されなくたって構わない。

やがて100年後の登山雑誌で「平成版・孤高の人特集」でトップページを飾る事は間違いないはず。

なんなら「留守番ガーデニング」という名の新しい登山スタイルが確立されて、広く一般にも普及していく事だろう。


さあ、とりあえず涙を拭いて未来を見据えよう。

ついに今週末は念願の雪山テント泊だ。

こっちは一週間前から準備万端で、この庭での鬱憤を発散する準備はできているぞ。


さあて、週末の現地のお天気はどうなのかな?

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ほほう。

そうですか。

なるほどなるほど。


まああれだね。

今回の三連休がこんなに晴れたんだもの、しょうがないよね。

快晴の二泊三日のテント泊を楽しんじゃったんだからね。



静かに空を見上げる孤高の人。

そして彼は、何かがこぼれ落ちそうになるのを必死でこらえている。


小刻みに震える体。

時折漏れて来る「ウッ、ウッ...」という声にならない声。

やがて耐えきれず、庭に落ちるひと雫の水滴。

その雫はやがて雨のように庭に降り注ぐ。

そして彼は庭にうずくまり、子供のように号泣した。


そんな男の姿を月明かりが優しく照らす。

穏やかな風に乗って、彼の嗚咽声が岐阜の街に溶けていく。



その孤高の異端児は、ただ純粋に「夢」を追い求めただけ。

ただそれだけ。

今は理解されないだろう。

そして報われる事も無いだろう。

なんだったら雪山テント泊するチャンスすら与えてもらえないかもしれない。


それでも彼は夢を見続け、ロマンを追い求める。

何故なら彼は庭男。

庭でしか天候に恵まれないという選ばれし者。



次に彼が現れる庭。


それはあなたの家の庭かも知れない。




庭男あおによし 〜完〜




野郎だらけのお鍋大会〜炊き出しイボ痔男の乳毛問題〜

Posted by yukon780 on 25.2014 ◉日々のツレヅレ 0 comments 0 trackback
長らく我々の前から姿を消していた男がいる。

それはチーム・マサカズのマスコットキャラクターこと「アゴ割れM」だ。

去年6月の「焼岳天候決戦」以降、彼は消息不明になっていた。


やがて年が明けて春が来た。

そろそろ「アゴ割れ死亡説」が流れ始めた頃。


彼は残雪の御在所岳山中で発見された。

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両手で鍋を持ち、まるで越冬炊き出し支援の列に並ぶ日雇い労働者のようないでたち。

そして何故か背中にはサッカーボール。


一体彼に何が起きてしまったのか?

ついにホルモンが溢れ過ぎて、家を追い出されてしまったのか?


さにあらず。

実は彼は長らく国家試験の勉強に励んだり、ハーフマラソン大会出場のためにストイックな日々を過ごしていたのだ。

故に今まで中々チームの行事には参加する事が出来ず、修行僧のような一人マゾを楽しんでいた。


しかし無事に試験も終わり、ハーフマラソンも見事に完走。

そこでやっとこさこの度、チームの平和行事「御在所岳山頂鍋パーリー」への参加表明となったわけだ。


実はこの企画、チーム・マサカズのファミリーを招いて2月上旬にやる予定だった「御在所岳スノーシュー&新年会鍋パ」という企画だった。

しかしそこは悪天候野郎の僕が本領を発揮しまくり、ひたすら延期を繰り返して開催すら出来なかった企画。

そして最終的には「もういつまで経っても天気がよくなる気がしない。雪も溶けちゃったし来年まで延期だ。」という、まだ3月にしてまさかの「越年延期宣言」が炸裂。

今年はもうそのままお蔵入りが濃厚の企画だった。


それでも滑り込みでなんとか「おっさん3名、少年3名」という野郎だらけが集結。

マゾ親子・ビビるS親子・アゴ割れ親子の計6人。

本来の企画とは大きくスケールダウンしたが、来年に向けての下見だと言う事で無理矢理開催。

アゴ割れMの復活祭としては、あまりにもスケールの小さいお鍋大会。

彼の復活を静かに祝う、ささやかな初春の小マゾ企画だ。


最近ハードな記事が続いたんで、今回は箸休め的な平和記録。

おっさんと少年が奏でる、爽やかな休日風景を召し上がれ。


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集合一発目。

早くも我が息子りんたろくんが動いた。


みんなと合流するなり、父が買ってやったお菓子を一本も食う事なく路上にぶちまけているではないか。

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スティックビスケットをチョコに浸けて砂糖粉を振りかけて食べるお菓子だが、もはや砂糖粉の生存者は絶望的な状況。

父にダダをこねてまで買ってもらったお菓子の自損行為に、早くも4歳児のテンションが急降下。


昔から彼はベビースターをぶちまけては父に回収させて来たが、何も成長していない。

己を追い込むマゾスタートダッシュの早さは父譲り。

さすがは我が息子である。


一方、父は父でガスコンロやら鍋やらスノーシューやら水やらを積み込んだ、ヘビーベビーキャリアを背にニヤリとしている。

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所詮はベビーをキャリーするザックなので、肩へのめり込みっぷりが心地よい。


そして前方から絶倫オーラをまき散らしながらを歩くは、久々に登場したアゴ割れMの後ろ姿。

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彼は去年の夏、他のメンバーと同時にテントと大型ザックを購入したが、ついにそれを一度も使う事なくシーズンを終えてしまった地味なまさかを展開した男。

この度、やっと彼のこの70Lのザックが思いがけない形でデビューする事になった。

その大型ザックの中身は、本来の使い方に反した大量の「食材」だらけ。

そしてサイドポケットには、実に男らしいマウンテンギアが装着されている。

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凄く渋い表情をしているが、どうも彼はザックの使い方を間違っている気がしてならない。

彼のザックを開発したウェイン・グレゴリー氏も、まさか自分のザックが遠い異国の地でこのように使わる事になろうとは夢にも思っていなかった事だろう。


こうして新品ザックを早くもネギ臭くしていく男。

しかも彼の新品ザックの中には、いつ割れてもおかしくない「生卵」が4つも入っているというスリリングな状況。

さすがはチーム・マサカズのマスコットキャラクター。

やっとこのブログに、絵になる男が帰って来たのだ。


こうして僕とりんたろくん、ビビるSと彼の息子のTKT、そしてネギ男とその息子のJくんの6人でロープウェイ乗り場へ。

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いつもならグッハグッハと子供を担いで登るんだが、嫁から「りんちゃん連れて雪がある山に登ったら殺す」と言われているので、ここは生きるためにロープウェイなのです。

物足りないけど、雪山で一番致死率が高いのは雪崩や吹雪よりも嫁だから仕方がない事です。


そうは言っても、子供にとっては楽しいロープウェイ。

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カモシカもお立ち台に立ってサービスタイム中。

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これには結構コーフンする大人達。

しかし意外なほどに子供達のテンションは低い。

アゴ割れおじさんが笑顔でTKTに絡んで行くが、TKTは頑に目を合わせようとしない。

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やはり子供がこのギラギラ40男の熱量を受け止めるには、少々時間が必要なようだ。


しかしやはりそこは子供。

山頂台地に着くとたちまちテンションが上がり、各々が雪めがけて嬉々として突っ込んで行く。

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それぞれが自由に動き回り、全く先に進んで行かない牛歩タイムがスタート。

そう簡単に打ち解けない少年同士、各自バラバラの方を向いて統一性ゼロの自由行動。

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本日はお母さんとか女の子がいないから、野郎どもは黙々と己のしたい事に没頭。

この男なぞは、出発前「お父さん。今日はわかいオンナはいるの?」と堂々と聞いて来たほどだ。

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基本的に男と言う生き物は、女性がいないと途端に手を抜いて協調性が無くなる生き物。

確かにお父さんも男子校時代、男だらけの体育大会では20%以上の力を出した記憶が無い。

アピールするポイントが無い以上、男はその牙を隠して力を温存するのである。



やがてちびっ子ゲレンデでひとしきりソリ遊びを満喫し、お鍋ポイントを目指して移動開始。

僕も久しぶりにりんたろくんと合体。

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最近では担ぐ度に「ああ、これがりんたろくんを背負う最後かもしれない」と感慨深いキモチになる。

そもそも対象限界年齢が3才までと書いてあったこのベビーキャリアだが、すでにりんたろくんは4才8ヶ月。

物持ちが良いにも程があるが、いつまで彼は「ベビー」でいるつもりなのだろうか?

そろそろ卒業させないといけないけど、まだ担いでいたいという父親としての感情もあったりと複雑だ。


一方で、2才という現役バリバリのTKTを担ぐ中尾彬。

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しばらく見ぬ間にまたしても恰幅が良くなって、今にも「おい、志乃」と言い出しそうな雰囲気。

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それでも彼は最近ついに「アイゼン」という名の悪魔の道具に手を出して、鈴鹿の雪山を攻め始めている。

来シーズンの雪山部入りが内定しているだけに、なんとか酒を控えて顔の破裂を防いで欲しい所。

彬から再びビビる大木レベルまで絞れた時、彼の雪山人生は華々しくスタートする事だろう。


そしてやはり絵になるこの男。

まるで借金を苦に夜逃げするホルモン屋の店主が、取り立て屋に発見されてしまった時のようなこの表情。

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もしくは家出中に、ふいに持病のイボがケツからひょっこり顔を出してしまったか時のような表情だ。

久々の登場だったが、やはり彼の絵的な安定感には唸るものがある。


そしてそんな彼の息子は、今回「スノーシューができる」と聞いて参加を決めたらしい。

しかし延期しまくったこの企画のせいで、もう御在所岳山頂には新雪なんて存在しない。

それでも一応僕のスノーシューを履かせて歩かせてみるが、ハッキリ言って彼は相当に歩きづらかったはずだ。

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Jくんの顔にほとんど笑顔がなかった事から、「スノーシューってどこが面白いんだ?」という心の声が伺える。

かつて彼の父のアゴ割れMが、真っ白な展望台で「なんかさ、感動が欲しい」という名言を吐いた事があった事を思い出させる表情だった。

それでも子供思いの夜逃げ男が、後方から「Jくん、いいぞ!いい感じだ!」と我が子をヨイショしている。

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しかしそれも空しく無視される夜逃げ男。

男の子は大きくなると中々親に手厳しいようだ。


やがて比較的風が落ち着いていた、通路脇の広場を鍋パポイントに指定。

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そしてアゴ割れMが担いで来た卵が割れてない事を確認。

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僕としては思わず「チッ」という舌打ちが出てしまったが、とりあえず彼のザックは卵との勝負に勝ったのだ。


そしていそいそと調理開始。

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女性がおらず、色んな事に無頓着なメンバーによる男鍋。

まな板なんていうオシャレな物は持って来てないので、力任せに食材直投入。

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見栄えなんて気にしない。

所詮、腹に入ればみんなゲロ。

男は細かい事を気にしてはいけない。

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調理時間およそ3分。

守るものがあるから、攻められる。

俺。父。俺。

これが我々の「ボクシー鍋」だ。


全てをやりきって、早速ノンアルビールで満足の乾杯。

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ビビるSに至っては、早くも魔貫光殺砲のポーズでやる気満々。


そしてその頃には子供達同士もやっと心を通わせ始めている。

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リトル・チーム・マサカズたちの最初の一歩。

今後彼らが父親達のように同じマゾの道を歩んで行くかは不明だが、20年後とかにどうなっているかは興味津々だ。


やがて「鍋なんて食材入れて放っておけば出来るもの」と信じる男達は、各々遊び出す。

りんたろくんがJくんにかめはめ波を放とうとする背後から、イボ痔おじさんが狙っている。

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そしてイボ痔おじさんは自分のイボをちぎって投げ、感染を恐れて逃げ惑う子供達。

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実に心温まる光景。

たまにはこんな休日もいいな、と思うマゾ父さん。


しかし、いつまで経っても沸騰する予感すら感じさせない鍋。

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ある程度予想はしていたが、やはり家庭用カセットコンロでは火力がスペシャルに弱すぎるのだ。

このままでは食材を水に浸しただけの「生野菜パーリー」になってしまう。


今この場に女性陣がいたら、間違いなく我々はノーガードで非難の雨を食らう事になっただろう。

だが、このようなハプニングに慣れている男は準備も抜かりない。

念のために、一応バーナーも持参して来ていたのだ。

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しかし彼のしたり顔も束の間、あまりの安定感の悪さにその場を動けなくなってしまうというプチマゾ。

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そしてこの頃から風が吹き出し、しめじの袋やらビニール袋が乱舞。

瞬く間にあわあわと余裕が無くなってオロオロし始めるマゾ父。


こんな時こそ息子に助けて欲しい所。

しかし自由人の彼は、律儀に靴を脱いで日当りの良い岩場でマッタリしている。

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助ける気がさらさらないばかりか「お父さんがマゾッてる。邪魔しちゃいけない。」と彼なりの親孝行。


やがて煮えてるのか煮えてないのかよく分からない状態の、鍋料理らしき物が完成した。

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見た目にこだわらず「腹に入ればみんなゲロ」と言い張ったが、腹に入る前から嘔吐物感が素晴らしい。

かき混ぜ過ぎて餃子がバラバラになっているのが、そこにより美しい彩りを添えている。

まあとりあえず豚肉が茶色になってるから問題ないだろう。


早速配給にむさぼりつく労働者達。

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なぜだろうか?

道ばたで妙な鍋を食わされてる彼らの姿がなんだか不憫に見えて来るのは?

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今回は平和的な行事のつもりだったが、不思議と漂うこの「避難中」な雰囲気。

そして「食事中に無駄な会話はしない」という男らしい重たい空気が現場に張りつめていく。

ここに来て風も出て寒くなって来て、子供達も口数が少ない。

なんだか鍋料理が全体的に「ぬるい」という所も気になる所。


これぞ野郎だらけのお鍋大会。

女性がいないと、必然的に「吉牛」的な現場になってしまうのである。



やがてボクシー鍋を堪能した男達。

目的を達成し、静かに山頂に向けて動き出す。

もちろんアゴ割れMの新品ザックには、新たに「ゴミ袋」というアイテムが追加され、彼も得意のエクスタシー顔で満足げだ。

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しかもなぜ両手でこのように鍋を持つ事になったのか?

それはあんなに苦労して運んで来た卵を使いそびれ、仕方なく鍋に入れて安全に持ち帰ろうとしているからである。

一体我々は、何のためにここまで卵を運んで来たのだろうか?


そしてその状態のまま急登階段に突入して行く事になり、彼のエクスタシー顔が止まらない。

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後方から迫り来るエクスタシー鍋男と、早くも先ほどのボクシー鍋をリバースしそうな表情の中尾彬。

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平和な行事が一転、ここは一体何の会場なんだ?


だがそんな状態でも彼らは無事に御在所岳山頂に到達。

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もうエクスタシーが行き過ぎたアゴ割れMは、随分とスッキリした顔に。

まるで整形直後のマイケルジャクソンのような表情だ。

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これにて全ての行事が終了。

アゴ割れMの御在所マイケルを堪能した我々は、そそくさと元来た道を戻って行く。

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なんだかよく分からない行事だったが、結構満足している。

もう二度とボクシー鍋が登場する事は無いかもしれないが、子供達のためにもこのような平和行事をもっと入れて行こう。

でも実際子供達が一番盛り上がっていたのは、ロープウェイの売店にあったおもちゃコーナーだったりする。

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まあいいさ。

こうして徐々に子供達とアウトドアの距離を縮めて行けばいいのさ。


しかしおかしな方向で距離を縮めているりんたろくんとTKT。

野郎同士のアツい友情と言うより、もはや愛情が芽生えてしまっているではないか。

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しかもりんたろくんの一方的な愛。

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確かに「野郎だらけのお鍋大会」と言ったが、お前がおなべになってどうする。


最近ウルトラマンよりもプリキュアやお花図鑑が好きになって来たりんたろくん。

そして好きな色は「ピンク」と言い出している。

若干お父さんは心配である。



その後はビビるS親子と別れ、アゴ割れM親子と温泉へ。

何気なく寄った温泉が、大人料金「1,680円」というまさかに見舞われたが時間もなかったから渋々ご入場。

そこでアゴ割れMは何故かりんたろくんに、おもいっきり乳毛を抜かれていた。

突然乳毛を抜くりんたろくんも問題があるが、その毛が15cmくらいあったアゴ割れMにも問題がある。



こうして「野郎だらけのお鍋大会」は無事終了。

来年のための下見で行った行事だったが、来年この行事が開催されるかどうかは非常に怪しい所。

そして今後のりんたろくんとTKTの仲も怪しい所。

もちろんアゴ割れMの乳毛の状況も気になる所だ。


たまにはこのような平和な親子行事も良いものだ。

あとは次回のボクシーのCMオファーが来るのを待つばかり。

反町から瑛太を経て、やがてチーム・マサカズへ渡るバトン。


我々はいつでも準備はできている。








僕らのステキなお正月〜おめでた男の虚弱デイズ〜

Posted by yukon780 on 09.2014 ◉日々のツレヅレ 0 comments 0 trackback
今年は長期連休となった年末年始。

みなさんはどんな場所に遊びに行ったでしょうか?


世のファミリーの皆様は初詣だったり、初売りだったり、なんなら海外旅行なんて事をした人もいるでしょう。

登山者の人たちも各地の年末年始営業の山小屋を利用して、素敵な雪山登山を楽しまれた事でしょう。

もちろんスキーやスノボなどに興じたりと、皆それぞれがこの連休を楽しまれたはず。


僕はと言えば、長期連休を「胃腸風邪」という形で大変華々しいスタートを切りました。

もちろん即座に嫁によって隔離部屋が設置され、僕は暗い一室に監禁されました。

今年は毎年やってた大晦日の仕事がなかったので、初めて家族みんなで紅白歌合戦が観れると楽しみにしていた矢先の出来事でした。

結局僕は例年通り、一人きりで大晦日を過ごしたんですね。


そして次男こーたろくんも同時期に別の風邪を引いてしまい、家庭内は大騒動。

家族みんながこーたろくんに付きっきりで、これにより「誰も僕の事を心配してくれない」という図式が出来上がった訳ですね。

僕と息子の「ゲロ吐く歌合戦」は僕の惨敗で終わったんですね。

そりゃあもう、トイレの中は「祭り」でしたよ。


そんな中で元日を迎え、多少症状が弱まった僕は長男りんたろくんと実家の岡崎に帰ったんですね。

その状況で2日目に悪魔の囁きに遭遇し、よせばいいのにあの「新春ロンリーマラソン」に突入してしまった訳です。

結果はご存知の通りの大惨敗に終わった挙げ句、今度は「胃炎」に苦しむ事になったんですね。(参考記事:新春ロンリーマラソン2014


そしてその日のうちに、雨のマラソンで獲得した全身倦怠感と胃炎を引っさげて岐阜に帰宅。

もちろん夜は風邪で苦しむこーたろくんの夜泣きを1時間単位で楽しみ、寝ては起こされの拷問タイム。

新年早々、心身共に限界まで追いつめられたんですね。


しかしまだ1月3日。

休みはまだあと3日残されている。

徐々にこーたろくんの症状も落ち着いて来て、僕の体力も戻りつつある。

この長期連休中に、どこにも遊びに行かないなんて事はあり得ない。

だってまだ初詣だってしていない。

さあ、我がファミリーのお正月はここから始まるのだ。


そんな父の高らかな宣言とともに、長男りんたろくんが「おなかいたいの...」と呟いた。

やがて彼のお腹の痛みはヒートアップ。

よくよく考えてみたらこの男、大晦日前からうんこをしていないという「越年便秘野郎」だという事が発覚。


やがてりんたろくんの大腸の反乱は最高潮に達し、彼は大声で「ぐあああああッッッッ」と泣き叫ぶ。

ご近所からすれば、新年早々幼児虐待かと色めき立ちそうな局面だ。


結局まだこーたろくんも治ったばかりだし、僕もまだ胃がシクシクしてた状態で、りんたろくんが戦闘中という事もあって外出は却下。

ひたすら家の中で待機。



我が家の住人は、嫁もお義父さんもお義母さんもみんな家でテレビを観ていれば満足な人たちばかり。

外が晴れていようが行楽日和だろうが、ひたすらに家族総出で引きこもっている。

はっきり言って僕にとっては家の中でじっとしてるなんて地獄以外の何物でもない。


全くどうでもいいテレビ番組を観つづけられる感情が僕には理解できない。

というか僕は家の中でどう過ごしていいのかが分からない。

世の人は「のんびりとコタツにみかんで寝転がってテレビ」が最上の幸福のような人がいるが、僕のような人間にその行為を強いると言う事はナチスの拷問に匹敵する精神破壊行動だ。

なにか秘密を吐いて救われるならいくらでも吐くが、残念ながら僕は国家を左右するような秘密は一切持っていない。

むしろ今の僕に吐けるのは胃液だけだ。


僕は時折「うううう」と唸ったり、「アッ」「ウッ」などの奇声を発するようになる。

よく考えたらこの家族、ここまでの7日間一歩も家を出てないじゃないか。

挙げ句、「世界の果ての日本人」なる番組を見ては、大自然の中で僕にとって憧れのような生活を送っている家族に対し「気が知れんわ」「病気になったらどうするんだ」「こんな所で育てられてる子供がかわいそうだ」とか言ってる始末。

この徹底的に噛み合ない僕との価値観の違い。

永遠に分かり合えない巨人ファンと阪神ファンのような確執。

しかし僕はこの家庭内ではあくまでもマイノリティで弱い立場の存在なので、無表情でグッと感情を押し殺す。

危うく新年早々、去年みたいに家出しちゃいそうになった程だ。(参考記事:ムコドノ脱走〜37歳の地図〜


まあ、それでも世間一般的に見たら僕の方が変態寄りの異端児になる訳なので、きっと彼らに罪はない。

平和で平穏な日々を求める彼らの姿勢は尊重するから、どうか私だけでも不条理で陰惨なマゾがひしめくアウトドアの世界に解き放っていただきたいものだ。

その方が幸せを感じられる人間だっているってことを認識していただきたい。


そんな感じで、中2男子の夏のように悶々とした感情を募らせて行く男。

しかしまだ子供2人に不安要素が残っている今、勝手に外出しようものなら新年早々嫁の無言の目力だけで殺されるのは必至。

そしてお年玉のように、そっと市役所から持って来た緑の紙が手渡されてしまう事だろう。

しかしさすがに一歩も家を出ないお正月なんて耐えられる訳がない。

そこで僕は強攻策に打って出た。


こーたろくんの風邪はもう終焉に向かっているから、目下の不安要素は越年便秘中のりんたろくんだ。

僕は静かにアルマゲドン(浣腸薬)を手にして、「頑張って自力で出さないとコイツをインサートしますよ」と我が子に脅しをかける。

りんたろくんは、進撃の巨人の巨人に遭遇したかのような絶望感たっぷりの表情で「いいいやあああああっっ!かんちょーさん、やめてぇー!」と泣き叫ぶ。

しかし父は容赦しない。

このアルマゲドンに「家族で外出して初詣に行く」という夢が託されているのだ。


この脅しが相当効いたのか、彼は「自分で出すからあぁぁ!」と言って元父の隔離部屋に自主監禁。

そして30分程時間をあけて完成。

アップルパイの出来上がりぶりを確認するかのように、僕は彼のオムツの中を確認する。

そして優しく親指を立て「グッジョブ」と囁いてやり、我が子もそれに対して「ニヤリ」と応対。


さあ、これにて明日1月4日の不安材料は全て取り除かれたぞ。

随分と遅くなってしまったが、いよいよ明日は外出&初詣だ。

ついに出かけられるぞ!




1月4日。

嫁が風邪を引いた。

まさに図ったかの様に。


そして何事もおおごとにしてしまう心配性のお義父さんが、「病院だ!」とテンションが上がってしまった。

そして僕は嫁を引き連れて、正月という事で救急病院へ搬送。

そう、こうして僕は望み通り「外出すること」に成功したのだ。


思いがけない形で達成された、夫婦水入らずの「救急初詣」。

待合室は病人達の重々しい空気で彩られたおごそかな雰囲気。

やっぱりお正月はこうでなくっちゃね。


やっと健康になった僕がそこにいたら感染してしまう危険があるため、嫁により「外で待て」という指令。

僕は切ない声で「ワン」と吠えてから、静かに待合室の外の冷たい廊下のイスに座る。


正月の救急初詣会場は大変な賑わいで、待てども待てども終わりが見えない。

いよいよ底冷えし始めた男。

そんな寂しさ満点の男の携帯に、ピロリと嫁からのメッセージ受信。

さすがにこの寒い廊下で待たされる僕を哀れに思って、ねぎらいのお言葉を送ってくれたんだろうか。

しかしそこには「鼻かみたいからティッシュ買って来て」と書かれていた。


当然救急の院内では売店はやっていない。

しかも僕の車の中のティッシュはちょうど切らしたばかり。

結局僕は再び「ワン」と従順に吠えたかと思うと、コンビニ目指して走り出した。

またこういう時は決まって近くにコンビニがないという追いマゾ。


結局普段着のまま往復2キロ程を走破し、なんとかティッシュを手に入れた男。

しかもご主人様に褒めてもらう為に、あえて奮発して「鼻セレブ」をセレクトしたと言う甲斐甲斐しさ。


しかし嫁はそのティッシュを受け取るなり、特に急いで鼻をかむ雰囲気もないまま僕を再び冷たい廊下に追いやった。

「さては最初からティッシュ目的ではなく、サド目的だったんじゃないのか?」という疑問が湧いてしまうような仕打ち。

この無情な仕打ちに対し、身を震わせてヨロコビに浸るマゾ犬。


このような救急SM夫婦による夫婦漫才がおめでたく披露された後、嫁は見事に「典型的な風邪」と診断された。

その診断は同時に、僕のお正月の終わりを告げる診断となった。



翌1月5日。


僕も子供達も体調万全だが、もちろん嫁はダウンしている。

しかもこの日は、嫁が会社で貰って来てお義父さんとお義母さんにプレゼントした「コロッケ新春ものまねショー」のチケットの公演日。

なのでご両親は珍しく名古屋まで出かけて行った(こういう事がない限りこの2人は出かけない)。


こうしてこの「お正月休み最終日」を、一人きりで家事・育児全般に費やす事になった男。

もちろん、この日がこの長い連休の間で最も大快晴の日本晴れだった事は言うまでもない。


しかし何気にこの「ご両親も嫁もいない状態で育児をする」という初めてのシチュエーション。

なんだか猛烈に「楽」だった。


当然すべてを自分でやらねばならんのだから大変なんだが、妙に落ち着いた気分で楽しく育児が出来た。

ここではっきりと僕は認識した。

今まで育児で疲れきっていたと思っていた毎日は、ただの「気疲れ」だったという事を。

この「誰にも監視されていない感」という新しい快感。

初めて自由の光を見てしまった養子グラディエーター。

僕はただただ視線に怯えていただけなのだ。


こうしてやっとこさ育児の喜びを噛み締める事が出来た気疲れ養子男。

初詣に行く事は叶わなかったが、自分の中に眠る本来の自分の姿を初めて詣でる事に成功した。


しかし思いがけない速さで帰って来たご両親。

せっかく名古屋に行ったのに、一切の寄り道無しにコロッケだけを堪能してそのまま帰って来たのだ。

こうしてグラディエーターはいつもの日常に戻って行った。

彼の束の間の「お正月休み」は幕を閉じたのである。




このままではさすがに精神が持たない。

せめて「お正月に何かを勝ち取った」という痕跡を残したい。


そこで仕事始めの1月6日。

仕事を終えた僕は、嫁に「ごめん、残業になっちゃった」と2014年度のファースト・ウソをメール。

その足で大急ぎで栄に直行し、石井スポーツでの残業を開始した。


嘘をついてまでここに来た目的はただ一つ。

それはこの2014年の運試し。

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なんとくじ引きで、最大「50%オフ」という金券が当たるというビッグチャレンジ。

もちろんこの日がこのイベントの最終日。

残り物には福来るというように、ここまで辛酸を舐め続けた僕には必ず50%オフの栄冠が舞い降りると踏んだのだ。


僕はこの日に全てを賭けていた。

あの自宅内で監禁中に、僕はひたすら欲しい商品をリストアップしてこの50%オフに照準を絞って来た。

本来中々手が出ない商品(スントのAMBIT2やアバランチギア各種)を、この機に一気に我が手中に収めてやるのだ。

ここでそれが達成できれば、この苦難のお正月の全てが報われるのだ。


僕は抽選のガラガラに対して一度手を合わせて拝み、静かに呼吸を整える。

もう気分はドラフト会議のくじ引きに挑む球団オーナー。

喉はカラカラになり、ここまでの辛かった日々が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。


渾身のガラガラ。

運命の一回転。

やがて「コロン」と落ちた一粒の夢の玉。


会場は静寂に包まれる。

この沈黙を引き裂くのは店員さんの「おおー当たりー」の声か。


玉の色。

それはなんと「赤」。


このめでたい新春に投下された、めでたすぎる色「赤」。

赤って言ったら、戦隊ものだとセンターの色。

店員さんはニコリと笑い、そして静かに「おめでとうございます」と言い放った。


ついに来た。

さあ、そこにある大当りベルを高らかに鳴らすがいい。

店内にいる愚民どもに、我が50%オフ当選の栄誉を宣言するといい。


店員は言った。


「10%オフご当選でございます」と。









どれほど気を失っていただろう?


まずは現状をしっかり見つめ直して、このざわついた心を落ち着かせる必要があるようだ。

とにかく今、この目の前にある現実を受け止めるのだ。

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10%オフじゃ通常のセール時と何ら変わらないじゃないか...。

そもそもこれ、空くじ無しのガラガラだろう...。

なんだ、正月早々からこの激しい敗北感は。


しかしいつまでも落ち込んでいる場合じゃない。

今日が最終日だから、この10%オフチケットも今日が有効期限。

しかも閉店の時間まであと30分しかないぞ。


僕は大急ぎで「何か得をした」という戦果を残すため、必死で店内を回る。

そもそも50%オフしか狙ってなかったから、リストアップして来た商品が高額なものばかりで手が出ない。

50%オフという名の「ゆうしゃのつるぎ」を武器に戦いを挑むはずだったのに、とても10%オフ程度の「こんぼう」ではその高額ボスには太刀打ちできない。


やがて散々かけずり回った挙げ句時間切れ。

結果、その手に握られていたのは「インナー手袋」という地味すぎる1品のみ。

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この所有欲を全く満足させない商品が、この僕の魂を賭けた戦利品。

近所のヒマラヤでも売っているこの商品を、わざわざ嫁に嘘ついてまで購入したガラスの勇者。

おごそかに流れ出した「蛍の光」のバックミュージックが、そんな勇者の切なさに拍車をかける。

そしてレジでお会計をしながら、その心のガラスはバキバキに割れて崩れ落ちていた。


まあいいさ。

1470円の商品を10%オフの1323円で手に入れる事に成功したんだ。

今の時代、1円だって無駄にする事なんて出来ないからね。


そんな失意にまみれて駐車場へ。

さすがは大都市・栄の駐車場。

この駐車料金は何事だ。

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私はバカなのか?

それともアホなのか?

はたまたハゲなのか?


結果として、僕は1470円の商品を2323円で手に入れる事に成功したようだ。

50%オフどころか、まさかの158%アップで購入しているという事実。

このお正月で一番めでたかったのは僕だったと言う事か。

こいつは春から縁起がいいぜ...。



こうして仕事始め早々、早速僕は残業してまで社会貢献にいそしんだ。

このような男がいる限り、日本の経済は緩やかな上昇気流に乗るはずだ。

2014年の日本の景気は明るいものとなるだろう。




そして現在。

男は何と「風邪」に冒されていた。

嫁の風邪が移ってしまったのか、胃腸風邪明けからの風邪という「新春闘病フルコース」へ突入。


家族みんなの回復を見守ってから、再び振り出しに戻ってしまった万年風邪男。

私は一体どんだけ体が弱いのか?


しかし家族の笑顔が私の喜び。

僕は新春ジョークとして、嫁に「君の僕への愛が強過ぎて風邪まで移っちゃったよ。愛を溢れさすにもほどがあるぜ。」と小粋にかましてやった。

僕はちょっとした嫁の笑顔が見たかっただけなのだ。

しかし彼女はこう言った。


「そんなものは1ミリもねぇ。」と。



新年一発目から、随分と核心に迫った事をズバリと言われてしまった気がしてならない。

薄々は気づいていた事だが、こうもはっきりと言う事ないじゃない。



こうして男は2014年の華々しいスタートを切った。

その足取りはしっかりとしており、いつもの場所に男らしく入って行く。

そう、

いつもの隔離部屋にね。


その表情には一片の曇りもなかったという。

しかし時折その暗い一室から嗚咽の音が漏れて来たという。



彼の2014年は、まだ始まったばかりだ。




賀正2014

Posted by yukon780 on 01.2014 ◉日々のツレヅレ 0 comments 0 trackback
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明けましておマゾでございます。

2014年度のスタートでございます。


本年は午年。

天駆ける馬となるか、はたまた家庭内で馬車馬のように働く一年となるのか?


毎年年初めに言っている事だが、今年こそ大人しく「普通のお父さん」にいそしみたいと思っております。

いろんなツッコミは聞こえて来ますが、勝手に思う分には自由でございます。

ただ僕の意思とは関係なく、気付いたらまたマゾッてる可能性は高そうですね。


さあ、今年も行きたい場所・下りたい川・登りたい山が目白押し。

年内にはこーたろくんの「山デビュー」も果たしたい所。

もちろん長男りんたろくんへのアウトドア英才教育(ほとんど失敗してる)をさらに強化して行かないとね。

もう諦めたけど、チャンスがあれば嫁のアウトドア化にも挑戦してみようかな。

まあ、それはやっぱ無いな。



人生に疲れた人、疑似マゾ体験したい変態、他人が苦しんでる姿を見るのが三度の飯より好きなサドの人。

そんな方達に、本年も珠玉のマゾがお送りできるように頑張ります。



という事でみなさま。

本年もよろしくお願いします!



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